東大英語の和訳で自然な日本語を書くための対策法とおすすめ参考書を上位合格者が解説

学生
東大英語の和訳って直訳するだけでしょ?得点源じゃんwww

 

管理人
チガウヨ…

 

この記事では大学入試最難関の東大英語における和訳問題の攻略法について徹底的に解説していきたいと思います。

 

基本情報はもちろんのこと「英文和訳において自然な日本語を書くための対策法」や「オススメの参考書」も載せているので、ぜひ最後まで読んで受験対策に活用してください!

 

■この記事の信頼性
・東大英語85点の純ジャパ東大生が執筆
・模試や過去問でも安定して7割以上得点
・東大二次合計は295/440のバケモノ級

東大英語和訳の基本情報

ここでは東大英語和訳問題の基本情報を解説していきます。

 

過去問や演習問題に取り組む前に基本情報を頭に入れておきましょう!

問題番号

東大英語における和訳問題の番号は「4B」です。

 

これは何年も変わっていない形式です。

制限時間

東大英語全体の解答時間は120分です。

 

そのうちリスニング問題の放送時間が30分あるので、実質の解答時間は90分であるということをまずは覚えておいてください。この90分の間に英文要約や英作文など難問も解かなければいけません。

 

ですから、東大英語においては時間配分が大切だということを肝に命じましょう。

 

その中で「和訳」にかけられる時間は、筆者が受験生時代の体感では「20分が限度」でした。

 

管理人
20分は意外に多いですね…管理人はキッツキツで和訳はMax15分にしてました

 

受験生によって問題の得意・不得意はそれぞれあるでしょうから、具体的な時間配分はみなさんが過去問を解いたりしていく中で身につけていく必要があると思いますが、「東大英語は時間との勝負」であることを忘れずにいてください。

配点

東大英語における配点は残念ながら公表されていません。

 

しかし、大手予備校の模試や過去問から推測される「和訳問題(4B)」の配点は「15点」です。

 

東大英語全体の点数は120点なのでその中で考えるとそこまで高い配点ではありませんよね。

 

そこも踏まえて各問題に取り組む順番や時間配分を考えましょう。

 

難易度

東大英語の和訳問題の難易度は「和訳問題としてはそこまで難しくない、しかし英文解釈としては難しい」という評価が一般的です。

 

例えば京大の英文和訳問題のように長い文章全てを訳せという形式ではありません。あくまでも「長文の中の傍線部を訳す」というのが東大英語における和訳問題の形式です。

 

つまり、いかに素早く長文を理解し、下線部を和訳することができるかが東大英語和訳問題では問われることになります。東大英語ではとにかく長文をたくさん読ませてきますよね。和訳問題も例外ではありません。

 

ただ、ボキャブラリー自体はそこまで難しくないことが多いです。一方で文法知識(英文解釈能力)は必要な問題が出されます。

 

難しい構文でもしっかりと対処できるように演習をかさねましょう。

 

和訳で自然な日本語を書くための対策法

ここでは和訳問題において「自然な日本語」を書くためのポイントを3つ紹介したいと思います。

 

自然な日本語を書くとはつまり、「直訳」ではなく「意訳」するということです。

 

英語を辞書的あるいはGoogle翻訳的に日本語に直すのではなく、英文の意味をしっかりと理解し、「日本人が読んで違和感のない日本語」に直すことを心がけてください。

東大英語和訳ポイント①「傍線部だけでなく問題文全体を読む」

上でも述べた通り、東大英語の和訳問題は長文で出題されます。

 

訳さなければならない傍線部だけでなく問題文全体を読むように心がけましょう

 

出題されているのはあくまでも問題文全体で意味が通る文章です。傍線部だけを読んでは意味不明です。ということはその文章を訳しても意味不明な日本語にしかなりませんよね。単語だけを日本語に直す「直訳」になってしまいます。

 

答えを書く前に問題文を最初から最後まで読むようにしましょう

 

また、問題文全体を理解しておくと傍線部で多少わかりにくい単語や文構造があったとしても「全体の流れから想像する」ことが可能になりますよね。

 

管理人
これに何度救われたことか…

 

もちろんそんなことをする必要がないのが一番であることは間違いないですが、受験本番でも臨機応変に対応できるよう問題文は絶対に全部読んでください。

 

東大和訳ポイント②「単語帳に書いている意味にとらわれすぎない」

ここで注意して欲しいのは決して「単語帳をおろそかにしていい」という意味ではないということです。東大英語においてボキャブラリーの力は絶対的に大切です。覚えている単語量が多ければ多いほど正答率も問題を解くスピードも上がります。

 

ただここで「単語帳にとらわれない」ことをポイントとしてあげたのは、和訳問題における「意訳」を心がけるためです。

 

管理人
英語と日本語は別の言語なので一対一に対応しているわけではないですよね。

 

例えば英語の「take」や「get」といった非常に簡単な単語を考えてみてください。それぞれ簡単な単語ですけど使い方によって当てはまる日本語は変わります。むしろ簡単な単語ほど訳し方は多岐にわたり難しいとも言えるかもしれません。

 

受験対策の単語帳はページ数の都合があるので辞書のように全ての用法を載せてあることは少ないです。単語帳に書いてあった日本語を安直に当てはめてしまうと、微妙に日本語としてのコロケーションがズレてしまうということは多々あります。

 

複数の意味がある単語は特にしっかりと覚えておき、文章ごとに訳し方を工夫することが大切。

 

そのコツは後で紹介する参考書などを使いながら演習を重ねることで身につくはずです。

 

東大英語和訳ポイント③「わからない単語に引っ張られない」

最後は意訳をするためのポイントというよりは、受験問題として東大英語和訳を解く際に必要な非常に実践的なポイントを紹介します。

 

過去問や模試などを解いていると、普段どれだけボキャブラリーを増やしていてもわからない単語に出会ってしまうこともありますよね。

 

そんな時は「わからないものは仕方がない」といって割り切ってしまいましょう

 

先に述べた通り、和訳問題の配点は東大英語において15/ 120点です。そこまで高くありません。

 

英単語というのはわからないものはわからないものです。それを唸りながら考えて時間を使ってしまうことは御法度です。

 

管理人
切れるかどうかは自分との勝負です。負けず嫌いの学生は要注意!

 

ポイント1でも書いた通り、問題文全体の意味から想像してみて、それでもわからない時はさっぱり諦めましょう。

 

一つの単語がわからなくても失う点数は1、2点です。それよりも構文をしっかりと把握することの方がよほど大切だと言えます。

 

和訳対策におすすめの参考書と使い方

ここでは東大英語和訳を対策する上でオススメの参考書をご紹介したいと思います。

 

ボキャブラリーを勉強することは和訳対策だけではなく英語対策として必要なので、単語帳の紹介はここでは割愛させていただき、「英文構造」を把握するための参考書や英文和訳の「演習書」を紹介させていただきたいと思います。

『英文和訳演習(上級編)(駿台受験シリーズ)』伊藤和夫 駿台文庫

出題される英文のレベルが高く語彙力が鍛えられる上に、節が入り組んだ英文が多いので英文解釈の勉強にうってつけです。

 

また同じシリーズで初級編・中級編もあるので難しいと思った方は自分のレベルにあったとこから始めるといいかもしれません。

『入門英文問題精講』竹岡広信 旺文社

実際の入試問題から選ばれた72題を徹底的に解説してくれています。

 

和訳の練習になるのはもちろんのこと長文読解のための勉強にもなります

『英文標準問題精講』 原仙作 旺文社

レベルは非常に高いです

 

英文の構造をしっかり解説してくれる上に英文の日本語訳が載っているので和訳の練習をすることも可能です。

 

基礎レベルが終わった人にオススメです。

まとめ

この記事で解説した東大英語和訳のポイントをまとめると、

 ・配点15点なのでそこまで時間をかけない
 ・直訳ではなく意訳を心がける
 ・単語がわからない時は諦めることも視野に入れる

です。

 

お役に立てたでしょうか?それではみなさん頑張ってください!

 

管理人
東大英語全般の対策法はこちらの記事↓にまとまっています

 

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