東大模試でC判定を取った受験生の皆さんは少なからずこういった不安を抱えていることでしょう。確かに模試でC判定を取ってしまうと不安に思ってしまう気持ちもわかります。
しかし、現役時代、東大模試でC判定を取った筆者はそのまま普通に合格していますし、周りにもそういった東大生はたくさん存在します。
そこで今回はC判定からどのように東大に合格するのか、どういった勉強をすればいいのかを解説していきたいと思います。
・東京大学の現役学生が執筆
・東大模試C判定から逆転合格
東大首席など100人以上に勉強法をインタビューした管理人監修
東大C判定の信憑性とは?
東大模試でC判定を取ってしまった場合、あまり悲観的になる必要はありません。
なぜならば、いくら東大入試にフォーカスしているとはいえ、東大模試は所詮予備校が作って採点したものであり、最上位層と最下位層以外はそこまで大きな差がないと考えるべきだからです。
確かに毎回DやE判定しかでない人は実力不足が否めません。しかし、A判定の下位層~C判定上位層まではそこまで大きな差がありません。問題の出題分野が変われば普通に逆転できるレベルです。
したがって、C判定をとってしまったからと言って悲観的になったり、受験をあきらめるなんてことは全くする必要がありません。
とはいえ、このままいけば合格する可能性が低いのも確かなので判定を上げるためにしっかりと対策をする必要もあります。どのような対策をすればよいかは後々書いていきます。
東大C判定の学生の特徴とは?
直前の模試でC判定であったら黄色信号であることは間違いありませんが、夏・秋の時点でしたら十分可能性があります。
つまり、C判定を取った後どう勉強するかがとても重要になってきます。
夏模試でC判定の学生
ぶっちゃけ夏の時点でC判定であっても全く悲観する必要はありません。
この時期はまだ本格的に受験勉強に入ってない受験生も多いので、過去問対策に時間をさけている人は少ないですから、C判定であっても十分逆転できます。
とくに部活などで夏休みから本格的な受験勉強を始める人も多いでしょう。そのような人たちはむしろ、この時期に焦って過去問をやり込むよりも、基礎を固めて秋の模試で結果を出した方が断然いいです。
逆に夏にA判定を取って油断してしまう受験生も多いですが、このような人たちは秋以降に地獄を見ることになります。この時期の判定に一喜一憂することなく、自分ができることを精一杯最後までやり続けていきましょう。
最終的に油断せずやり続けた生徒が合格するのです。
秋模試でC判定の学生
秋模試でC判定であった受験生は少し焦った方がいいです。
もちろん十分合格することが可能ですが、このまま同じように勉強していたら落ちてしまう可能性が高いです。
AやB判定を取っている生徒は余裕を感じて油断している人が多いので、12月以降の勉強で死ぬほど勉強し、逆転を目指しましょう。
「このままいくと落ちてしまうのではないか」このような不安を抱えて勉強に手がつかなくなる場合もあるでしょうがここで落ち込んでいる暇はありません。十分逆転可能な圏内にいることを理解し、死ぬ気で勉強していきましょう。
また、夏模試でいい判定であったのにもかかわらず秋にC判定をとってしまったという人もいるでしょう。そのような人たちは夏の時点で気が緩んでいたのだと思いますが、まだ本番までの取り組みで逆転することも可能なので、もう一度気を引き締めてやっていきましょう。
東大C判定の学生がやるべき対策とは?
ここからは実際にC判定を取った受験生が何をするべきなのかを書いていきたいと思います。
筆者の体験談やほかの東大生の意見を参考に書いているのでぜひ参考にしてみてください。
夏模試でC判定
夏の東大模試でC判定をとってしまった学生は以下の2つを徹底的にやってください。
基礎を徹底的に仕上げる
夏模試でC判定の学生はまだ受験レベルの基礎ができていない可能性が高いです。夏休みなどの長い休みを使って基礎を固め、過去問に太刀打ちするための実力をつけていきましょう。
この際、あせって過去問に手を出す必要はないです。自分の実力を見極めて何が足りないのか、どの分野ができていないのかを確認してそこの部分をしっかり伸ばしていきましょう。
筆者は夏模試でC判定を取った際、英語が壊滅的にできなくて全体の出来を悪くしていました。そのため夏休み以降から基礎からやり直し、単語や文法事項を徹底的に復習しました。逆に数学は得意でもう基礎が完成していたため夏休み以降からは過去問をやり続けました。
このように、模試の結果で自分の現状の実力をしっかり分析し、自分に何が足りないのかを把握して勉強計画を立ててください。この計画をしっかり立てないと秋模試でも同じような結果になってしまうと思います。
勉強量を増やす
もう一つ重要になってくるのが勉強量です。
2年の頃から本格的に受験勉強を始めている人(東大受験生ではこのような生徒は多い。)はこの時期にもう基礎は完全に固まっており、A・B判定を余裕で取っている人も多いです。この時期にC判定ということは少なくともそういった人たちには差をつけられているわけで、その差を埋めるにはやはり圧倒的な勉強時間が必要です。
筆者は夏休みには1日14時間、それ以降も休日は1日12時間以上やっていました。
もちろん計画なしにただ無造作に勉強をするのはあまり効果的ではありませんので、上で言ったようにしっかりと計画を立てたうえで圧倒的な勉強量をこなして秋模試に挑みましょう。
秋模試でC判定
秋模試でC判定を取った受験生は本当に時間がありません。残り3か月程度の短い時間で逆転しなければいけませんから。
そのために必要なことは取捨選択です。「自分はどの教科のどの部分が弱い」「この分野を伸ばせば飛躍的に点数が上がる」というように自己分析と入試からの逆算を行い、自分がこれから何をすべきなのかを教科ごとにはっきりさせるべきです。
無計画になあなあとやっていては逆転合格は絶対に無理です。計画が立ってからはひたすら勉強をやり続けます。この時期は気持ちが切れてしまう人が多いですが残り少ない時間を有効に使えるように頑張ってください。
筆者は12月頃からも休日には13時間以上勉強し、直前期までそれをずっと続けました。最終的に合格する人は、最後までやり続けた人です。
夏模試から秋模試の3か月の間で判定が大きく変わるのと同じように、秋模試から本番までの間で実力は大きく変動します。特に現役生は最後の最後まで伸びるのであきらめずに食らいついてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はC判定からどのように合格するのか、勉強法から考え方までを紹介しました。東大模試C判定からでも計画性をもってしっかり勉強すれば必ず東大に合格できます。
C判定の受験生は「ここからの勉強が勝負だ!」と気合をいれて、本番まで頑張ってください。最後まであきらめなかった受験生が結局は合格するのです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。