東大入試における共通テスト圧縮のしくみと対策方法を現役東大生が解説

東大入試における共通テスト圧縮の仕組みはどうなっているのでしょうか?またどのように対策すれば良いのでしょうか?

受験生の中には、

「圧縮されるってどういうこと?」「圧縮されるなら共通テストノー勉でよくね?」

といった疑問を持つ方もいるでしょう。

この記事では、こういった疑問に答えるべく、現役東大生である筆者が東大入試の共通テスト圧縮の仕組みと対策方法についてわかりやすく解説していきます。

記事自体はたったの3分程度で読み終わりますので、是非最後までご覧ください。

それでは早速見ていきましょう!

東大入試における共通テストの圧縮とは何か?圧縮される理由は?

東大入試では、共通テストの点数(素点900点)が110点に圧縮換算されます。

1つ前の入試形態であったセンター試験と同様に約1/8にまで圧縮される理由は、東大がセンター同様共通テストに重要性を見出していないからというふうに解釈しておけば良いです。

要は共通テストがセンター試験同様に簡単だから、合否の重要な判断材料にしたくないのでしょう。

それよりも、東大が独自で用意した二次試験でしっかりと受験生同士を闘わせ、差をつけさせて合格者を定めたいのです。

これが東大入試における共通テストの圧縮のしくみと目的です。

下にわかりやすく表をつけておきます。

素点 圧縮後の換算点
共通テスト 900点 110
二次試験 440点 440点

共通テストの110点と東大二次試験の440点を合計した550点満点で東大受験生の合否を判定することがこの表からわかりますね。

それではこの圧縮のしくみからどのようなことが分かるのでしょうか?

東大受験生の対策方法を以下で説明していきましょう。

共通テストよりも東大二次試験の対策をしよう

東大があからさまに強烈な圧縮をかけて共通テストの配点を小さくしていることからわかるように、受験戦略上は共通テスト対策に時間をかけるよりも東大の二次試験に向けて対策をしていく方が効果的です。

これはセンター試験の時とあまり変わりませんね。

東大受験を考えている学生なら具体例をあげなくてもわかるかもしれませんが、初心者のためにも具体的に数字をつかって説明しておきます。

Aくんが共通テストで700点とったとしましょう。東大入試に換算すると85.55点ですね。
一方、
Bくんが共通テストで900点とったとしましょう。東大入試に換算すると110点ですね笑。

圧縮がなかったとすると、2人の差は200点です。

しかし、東大入試には圧縮の仕組みがあるので、2人の差は110 – 85.55 = 24.44点となります。

共通テストだけでみると200点という膝から崩れ落ちて泣き喚く点数差がついてしまっていますが、なんと嬉しいことに東大入試ではたったの24点しか差がありません。24点なんてちょうど2次試験ですぐにひっくり返りますよ。

これが東大受験生が共通テストを軽視する理由となります。

したがって、共通テスト対策も本腰を入れる必要があまりありません。

筆者を含め、ほとんどの東大受験生は12月からセンター試験の対策を始めていたので、2021年の東大受験生たちもそれと同様に、共通テストの対策は12月の頭くらいから始めておけばよさそうです。

今回の共通テストは来年が初めてだから心配だという受験生は11月末から対策を始めてもいいでしょう。

いずれにせよ、1次試験の対策をそこまでガチガチに対策する必要がないのが東大入試の特徴でもあり、受験生にとって楽な部分かもしれませんね。

追記:共通テスト英語は今年からリーディングとリスニングの配点が半々になって統一された関係で、東大入試においてもリスニングが圧縮の対象となってきたそうです。東大の発表によると、リーディングは140点満点、リスニングは60点満点で換算するとのこと。センター試験においてリスニングを対象としなかった方針が大きく変わったとはいえ、相変わらず読解に比べると共通テストリスニングにそこまで重きをおいていないことが分かりますね。しかし、油断大敵。リスニングは訓練しておかないと本番でテンパりやすいので、東大受験生は共通テストリスニングの対策はしっかりとやっておくのが無難かもしれません。

「共通テスト利用組」の東大受験生は点数が重要になるかも!?

センター利用と同様に、共通テストにも「共通テスト利用」というしくみがあります。

これは一部の難関私立受験で、私立大の独自入試を受けずとも共通テストの点数だけで早稲田や慶應などの難関私立大学に合格することができる東大受験生にとってはたいへんありがたい制度です。

東大受験生はわりかし使っています。

筆者は自己採点が800くらいだったので出願したら採点ミスってて全然届かず落ちましたが()

共通テスト利用で枠を確保しておけば2月に私立大の併願校対策に時間をとられなくて済むので、それを狙っている人は共通テストの点数をしっかりと確保しておいてくださいね。

また、ごく稀に「0.***点差で落ちた」みたいな話を聞くのですが、あんまり手を抜きすぎるとそういった痛い目にあるので気を付けてください。まあ、結局2次試験がすべてなんですけどね。

受験生に伝えたいこと「共通テストでコケても大丈夫!東大は二次試験一発勝負」

最後に受験生に伝えたいことが見出しにもある通り、共通テストでコケても大丈夫だよ!ということです。

上でもお伝えしましたが、1/8も圧縮されるので1科目の答案用紙燃えない限りは大丈夫です。

筆者の友達でも、センター足切り点ギリギリの状態から英語TLP合格した優秀な理系学生がいるので、まあたいしたことないです。

それよりも二次試験でいつもの調子がだせれば大丈夫ですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか?

東大入試における共通テスト圧縮の仕組みやその目的がお分かりいただけたでしょうか?

共通テストは900点から110点に圧縮換算される
圧縮する理由は東大が共通テストを重視していないから
東大受験生は二次試験対策を優先しよう
共通テスト利用する受験生は気を抜かずに
なんだかんだ二次試験が一番大事
きみなら受かる!

でしたね!

応援しています。東大入試まで勉強頑張ってください。

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