この記事ではフードコートで勉強しようか迷っている人に向けて、フードコートでの勉強のコツを愛用者である東大生の筆者が網羅的に解説してきます。
フードコートでの勉強の是非や集中して勉強する方法、迷惑をかけずに長時間居座るコツなどを経験者の視点で解説していくので、最後まで読んで参考にしてください。
・現役東大生ライターが執筆
・受験勉強の7割をフードコートでやった
・東大首席など10人以上の東大生に勉強法をインタビュー
フードコートってそもそも何する場所?
この記事を読んでいる人の中にはそもそもフードコートを知らないという人もいるかもしれません。
席数が多く、テーブルも広いことから勉強や作業をする人が多いです。
したがって、受験生や初めて利用を考えている社会人の中には、
という疑問を持たれる方がよくいらっしゃいます。
フードコートでの勉強の是非は下で確認していきましょう。
フードコートで勉強したら怒られるの?
フードコートで勉強したら怒られるかについては、結論から言うと場所によります。勉強していて怒られるフードコートもあれば怒られないフードコートもあるのが現状です。
また、中には「フードコートでの長時間の勉強・作業はお控えください」という張り紙を貼っているのにも関わらず、勉強しているのを黙視しているフードコートもあります。
筆者がよく使っていたフードコートもそのパターンで、建前は勉強を禁止していましたが、実際は多くの人が長時間勉強したり作業したりしていました。
したがって、この記事を読んでいる読者の皆さんは、利用しようとしているフードコートの実態を下調べしてから勉強するか決めた方がよいでしょう。場所によって変わってきますからね。
フードコートで勉強するメリット・デメリット
フードコートでの勉強は人によって意見が分かれます。合う人もいれば全く合わない人もいます。
まずは、フードコートで勉強するメリットの方を見ていきましょう。
フードコートで勉強するメリット①飲食しながら勉強できる
フードコートで勉強するメリット1つ目は飲食しながら勉強できることです。
長時間勉強していると集中力が途切れてきますし、なにしろ人間ですからお腹が空いてきます。
フードコートで勉強することで、集中力が切れた時やお腹が空いて頭が回らなくなってきた時、気軽に軽食やご飯を食べることができます。
フードコートで勉強するメリット②他人に見られているからモチベが湧く
フードコートで勉強するメリット2つ目は、他者の視線を感じることで勉強のモチベが湧くことが挙げられます。
上述のようにフードコートはそもそも食事を取るところですから、勉強しているとなにかと注目されます。特に混雑時は目立ちますよね。
そうして他者に見られていると感じることで「しっかり勉強しなければいけない」というモチベが湧きます(人によります)。この観点から、自宅だとなかなか勉強のモチベが上がらないという人は、フードコートで勉強するのがおすすめです。
フードコートで勉強するメリット③雑音に慣れる(←個人的に1番強い)
個人的に1番強く感じるフードコートで勉強するメリットは雑音に慣れることです。
フードコートは基本的に複数人で食べる場所ですので、当然に会話が発生します。
そうした環境の中で勉強することによって雑音に耐性がつき、集中力が身につきます。
人によってはこれが逆に1番のデメリットになりますが、筆者としてはこのメリットがあるので進んでフードコートで勉強するようにしていました。
この記事にたどりついた人は、 「勉強しても成績が上がらない」「自分の勉強法が合っているか自信がない」「東大生の勉強法が知りたい」 という悩みや願望を持っている人が多いかと思います。勉強が順[…]
フードコートで勉強するデメリット①うるさい
続いて、フードコートで勉強するデメリットを紹介していきます。
デメリット1番目は先ほど紹介したメリットにもなりうる「雑音が大きいこと」です。つまり、フードコートはうるさいのがデメリットです。
何も音がしない環境下で勉強したい人にとってフードコートは理想と真逆の環境です。イアホンをしても結構耳に入ってくるので、無音空間での勉強を望む人にはまずお勧めしません。
フードコートで勉強するデメリット②出費が激しい
フードコートで勉強する場合は、常識的に料理またはドリンクを注文しなければならないのでお金がかかります。
ドリンク代だけでも300円程度、食事までとると軽く1000円は飛びます。アルバイトをしていない学生にとって毎回この出費は痛いです。
しかし、フードコートでの勉強には裏技があります。
お金はないけどどうしてもフードコートを利用したい場合は、他人が返却したトレーをパクってきてあたかも自分が食べ終わったかのように振る舞うことで清掃員の注意をうけずにドヤ顔で長時間勉強することができます。(※返却口が各店の場合は不可能です。フードコート内に数カ所ある全店舗共通の返却口ならバレません)
ただ、繰り返しますが、法律に抵触しないものの明らかにマナー違反ですので、心が綺麗な読者の皆さんは決して真似しなようにしましょう。
フードコートで集中して勉強するには?
上ではフードコートで勉強するメリットとデメリットをお伝えしてきました。
以下では、フードコートでの勉強にメリットを感じた人がどのように集中して勉強することができるかに焦点を当てて解説していこうと思います。
イアホンを携帯する
フードコートで集中して勉強するにはイアホンの携帯が必須です。
と思われる方もいらっしゃるでしょうが、フードコートは高確率でDQNがいるので結構うるさい時があります。
雑音のレベルを超えているうるささの場合は、勉強どこではないので文明の力が必要です。イアホンをつけて音楽をガンガンにつけましょう。音楽がガンガンになった状態で勉強するのもそれはまた訓練になります。
空いてる時間帯に勉強する
フードコートで集中して勉強するには、イアホンを携帯するのも大事ですが、利用客が少ない時間帯を狙って勉強しに行く姿勢も大切です。
混雑時はうるさすぎるので、理想としては昼であれば14時〜18時、夜であれば20時〜22時に勉強するのが良いでしょう。
ただ、夜は閉店時間もあり勉強できる時間が少ないので、昼から勉強し夕食時の混雑する時間帯はイアホンをつけて耐え凌ぐのが良いでしょう。文明に感謝です。
なるべく角or窓(壁)際の席を確保する
フードコートで集中して勉強するためには、なるべく角や窓際の席を確保するのがおすすめです。
その理由は、まず角席などは視覚的にも邪魔なものが入り込んできませんし、なにしろDQNが少ないからです。
基本的にフードコートや学校の食堂で騒ぐ輩は目立ちたいからそうしているのであって、わざわざ視線が集まりやすい中央の席を陣取ったりする傾向にあります。
したがって、フードコートで集中して勉強したい場合は、中央からできるだけ離れた席を確保することが大切になってきます。
フードコートでの勉強に向いている教科は?
フードコートで勉強する学生が効果的に成績を伸ばすには、勉強する教科を工夫することが大切です。
フードコートで勉強する目的は雑音に慣れることとは言いましたが、それでも教科には相性があります。世間話などの雑音がする環境では、読解に高度な集中力が伴う「英語」「国語」などの科目はおすすめしません。
その理由は上記の裏返しで、ある程度雑音があっても解く上で支障が出ないからです。
ちなみに筆者は文系でしたが東大は数学も出るので、フードコートでは主に数学と歴史の勉強をしていました。相性は抜群で、特に歴史の方は入試でも得点源となったので、勉強場所と教科の組み合わせは工夫するメリットがあると思います。
フードコートで迷惑かけずに長時間勉強するコツは?
筆者みたいに大胆なクソガキの場合は、「誰かに迷惑をかけていないか?」などはあまり気にしないので、ソフトドリンクだけ頼んで平気で8時間近く勉強しますが、読者の中にはそうではなく社会的な性格の方もいるかもしれません。
ここでは最後にフードコートで長時間なるべく迷惑をかけずに勉強するコツをお伝えしていきます。
フードコートで迷惑をかけずに勉強するには、上でお伝えした「角や壁側の目立たない席で勉強する」「空いている時間を狙う」ことがまず大事ですが、それだけではまだまだ客として迷惑です。
フードコートの目的は、運営している人の目線で言うと、いかに回転率を高めてお金を儲けるかです。そういう観点から、少額しか払わずに長時間居座る学生のような客は経営上迷惑でしかありません。
そのため、迷惑な客にならないためには長時間居座る分注文も多くしましょう。
目安としては6時間居座るのならば2回以上は何かしらの料理を注文しましょう。正直、それでも店にとっては赤字ですが、学生にしては十分な貢献だと思います。
いいですか。くれぐれも他人の返却済みトレーをパクるような真似はしてはいけませんよ〜。
まとめ
疲れたのでまとめは後日。