数弱東大受験生のための効果的な勉強法

「数弱だけど東大を目指したい…!」「数弱すぎてむっちゃ焦っている」

 

こんな悩みをもつ受験生は少なくない。

 

だが安心して欲しい。

 

今回筆者がインタビューした現役東大生「たいよー」は、中高時代バリバリのスポーツ学生で数学が全くできなかったのにも関わらず、数弱の3年生とっておきの勉強法で見事東大文系最難関である文科一類に合格している。

 

そんな彼が実践した「数弱受験生の効果的な勉強法」とは如何なるものか、確認していこう。

たいよー

東京大学前期教養学部文科一類の2年生。中学で野球、高校でラグビーをやってきたスポーツ男子だ。それもあってかスポーツ観戦が好きすぎて、大学入学すぐにチケットを予約しブラジルへサッカー観戦をしに行ったらしい。普段は早稲田大学のインカレサークルに入って野球チーム中日ドラゴンズを応援しているそうだ。

【名前】 たいよー

【タイプ】 観戦

【学部・学科】 文科一類

【学年】 2年【部活・サークル】 野球観戦サークル

【二外】 スペイン語

【特徴】
いじられキャラ
→どんな集団にいてもいじられる。むしろ自分で餌をまいてる感があるらしい。・長続きしない
→1日のうちに色んなことをやる。今日は〇〇の日とかは無理。やるときは徹底的に
→一年生のときは遊び尽くす。旅行・ディズニー・コンパ等…。2年以降はまじめモードに。

反骨心のなすままに

いとこの中に1人ずばぬけて”できる”子がいた。

 

小学生の頃、親に「〇〇と違って、あんたは自由にのんびりやりなさい」って言われて、なんかカチンときた。

 

そして公立中学に進学した時にはクラスに優秀なぼっちゃんがいて、親に「あんたはあの子には勝てないよ」と。

 

再びカチンときた。「やってやろうじゃないか」の気持ち一本で県立トップ校に進学。

 

そんでまた高校の頃に、何も知らない父親が「東大は神童がいくところ、凡人には無理だ」なんて言うもんだから〜またまたカチンとくるわけですよ笑笑!!

 

がむしゃらに勉強して文系で校内1位をとれるくらいまでに。そのまま東大へ。

 

反骨心が僕の原動力でした。

「きみは本当に勉強が必要???」

漠然と難関大を目指してそのまま入学する人がいる。

 

ぼくもそのうちの1人。

 

そして在学中に気づく。

 

「このまま卒業して大手企業に入って…結局エスカレーター式、レールに敷かれた人生歩むことになるじゃん!!やばいかも…」

 

別に頭脳を使う仕事をしたかったわけじゃないのに、社会の空気は「いや、おまえ東大出たならホワイトカラーの仕事に就けよ」って感じ…。親にもプレッシャーかけられる。

 

もっと前に人生どうしたいかきちんと考えとけば良かった

 

ぼくは中日の試合があるときに自由に観戦しに行ける人生なら何でも良かったんだから、色々大変な難関大受験という手段を採らなくても、他に人生の開拓方法があったんじゃないか???

 

こうした悩みが今の僕にはあります。

 

だから、これをみている学生のみんなには、きちんと大学進学が必要なのかどうなのかを考えて欲しい。

 

特に東大をはじめとした難関大へ苦労してまで進学することが、本当に自分の人生にとって必要なのか?ということをよくよく考えてほしいです。

 

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基本問題はできるように

”数弱”のための勉強法を下記に書いていくわけだけど、青チャート③レベルが解けないようだと絶望的。

 

この段階に至っていない人は、勉強法云々の前にとにかく基礎問題完璧にしてから来てね

 

ぼくが言う”数弱”は、「基礎問題は解けるけど、応用問題になると太刀打ちできない人」のことを言うんだ。

 

だから、センター試験レベルの問題を時間かかってもいいからちゃんと解けるようにはしてほしい。

 

それができるようになってから以下の効果的な勉強法を実践してみて欲しい。

3年生に多い”数弱”

特に”数弱”が顕著なのは、受験生である3年生。

 

何でかって言うと、部活動とかを本気でやってきて、勉強は落ちこぼれない程度に仕上げてきたから。

 

「基礎問題はできるけど、応用はさっぱり」「数学を本質的に理解してない」「でも今更数学に時間割けない」

 

こんな子に今から打開策を教えちゃいます↓

邪道のテクニック

まず、応用問題を解く時に○と×と△に分けよう

 

これは見てわかると思うけど、正解したら○、途中までわかったものは△、全くできなかったものは×。

 

さあ、ここから衝撃的なことを言うんだけど、受験期の”数弱”たちは×の問題は解説すらみないで2度と解かないこと

 

驚いた???

 

ふつうは解説を見て、少しでも理解して正答へのアプローチを体に染み込ませるよね。

 

でもね、×の問題を捨てるのにはちゃんと理由があるんだ。

 

問題が×になるってことは、本質的な理解ができていないってことで、課題が山積していることがわかる。この問題を解けるようにする時間を割くなら、△の問題を完答できるようにした方が戦略的なんだ。

 

だから僕は、東大の過去問を25年分だけでなくて、各予備校の「東大模試」を通販で買い集めて100年分(量)を解いて、とにかく○と△の問題だけやりまくった。

 

東大文系数学は4問構成なんだけど、いつも2問くらいしかできない。他2問は×とみなしてたら効率的で精度の高い過去問演習ができたよ。この境地にいたると、志望大学(東大)の○と△レベルの問題は見ただけで解答プロセスがすっと浮かんでくるようになる。一方、他大学の問題は手も足も出ないけどwww

誤解しないでほしいのは、これは高3の後期に志望大学の数学応用問題が恐ろしいほど解けない”数弱”向けの勉強法ってことな。劇薬みたいなもの。時間に余裕がある1年・2年生はこんな成績低下必至の勉強法は真似しちゃいかんよ
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