東大理1と理2の決定的な違い7つを現役東大生が解説

突然ですが、質問です!

 

あなたは、「東大の理1と理2の違いって何?」と聞かれたら答えられますか

 

いざ尋ねられると答えに窮する人が多いのかもしれません。

 

そこで今回は、あまりよく認識されていない理1と理2の違いについて、現役の東大理2生である筆者が紹介していきたいと思います!

 

■この記事の信頼性
・理科2類の現役東大生が執筆
・東大理科1類のことも熟知
・100人以上の東大生に勉強法をインタビューした管理人が監修

理1と理2の違い①カリキュラム

まず理1と理2の違いとして、入学してから行う勉強内容があげられるでしょう。

 

東大はどの6つの科類も教養学部に属して、そこで幅広く教養を身に付けることになっていますが、やはり各科類によって、重点的に勉強する事が違います。理1と理2では必修科目に違いが少しあります

 

理1と比べ、理2では必修で生命科学をしっかり勉強させられます。その差は単位数で換算すると4倍です。また、基礎実験にも、理2は理1と違って生命科学実験が組み込まれています。理2が理1に比べ、生物系の勉強をしっかりする事が分かっていただけましたでしょうか?

 

管理人
理2が生物系と言われる所以ですね

 

ただ、理2の方がいたずらに負担が大きくなっているという訳ではありません。その分理1の方が、数学の必修の単位数が理2より少し多くなっています。また、理1では熱力学を勉強しますが、理2ではそのかわりに化学熱力学を勉強します。化学熱力学の方は熱力学を化学現象も少し絡めつつ学ぶ感じです。

 

このように、両者にはまず必修科目において違いがあります。

理1と理2の違い②クラスの女子率

また、理1と理2とでは女子率が全然違います。

 

もはやこれが最大の違いといって良いかもしれません。

 

理1は1割前後なのに対し、理2では2割ほどになります。その差はなんと2倍です。

 

同じ理系の分野でも、女子は物理とか数学系よりも生物系の方を好む子の割合が男子に比べて多い傾向にある気がします。

 

 

先程述べたように、理2の方が生命科学の教育をしっかりするという事が関係あるのかもしれません。理3も理2と女子の割合が同じくらい多いですし。

 

なんにせよ、理2は理1ほど男子校って感じはしません。男子校出身者でクラスに女子が多い事をなりよりも優先する理系の東大受験生はぜひ理2を受けましょう

 

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理1と理2の違い③クラスの生物選択率

違い①がその理由でしょう。理1では生物選択は超がつくほど激レアな存在ですが、理2だとそこそこの数います。

 

数人集まれば1人はいるよねって感じです。IBO(国際生物学オリンピック)やJBO(日本生物学オリンピック)のメダリストや日本代表も時たま見かけます。

 

理2の必修の物理(力学や電磁気学)は、生物選択の人と物理選択の人で別の先生の授業を受けます。しかし、生命科学の授業は同じ先生の授業を受け、テストやレポートも同じです。

 

よって、生命科学では高校時代に物理選択だった人は苦しみがちです。とはいっても、他の量子化学や化学熱力学は物理選択の方が有利なので、お互い様という感じです。両者がお互いに助け合いながら、共にテストを乗り越えていきます

 

管理人
微笑ましい関係ですね

 

余談ですが、物理と生物を選択していた人を見かけた事が1回あります。激レアですね。

理1と理2の違い④クラスの雰囲気

クラスのウェイ度は明らかに理2>理1です。(ただし、東大理系のレベルでの話である。)

 

要するに、理2の方がクラスの空気が楽しそうな感じです。

 

キャンパスライフ楽しもう〜みたいなモチベが高い人が理1より多いのでしょう。理1の学生が羨ましがる事がよくあります。(理2生は理2生で、後でも述べる通り、進振りの面で理1生を羨ましがる事が多いですが…)

 

クラス会やクラスzoomへの参加率も、僕が聞いている限りでは理2の方が圧倒的に高いです。

 

管理人
クラスzoom…!今時ですね

 

理1と理2の違い⑤クラス編成

クラス編成にも違いがあります。理1のクラスは理1生のみから成るのに対し、理2のクラスは理2生と理3生から成ります。

 

これは人数の差と勉強内容の違いによるものだと思われます。

 

駒場キャンパスで石を投げれば理1生に当たる」という言葉があるように(本当に石を投げてはいけませんよ)、理1生はめちゃくちゃ多いです。その数なんと1000人以上、東大生の1/3を占めます。

 

管理人
「駒場で石投げたら理1生に当たって大草原wwww」とか東大生YouTuberやりそう

 

それに対して理2は500人程になります。そのため、生物系を比較的よく勉強させられる理2生は、医学を学ぶ事になる理3生100人と一緒にクラスへ分けられているのだと思われます。

理1と理2の違い⑥合格最低点

受験生はこれも気になるでしょう。

 

理1と理2では合格最低点が違います。例年ほぼ確実に理2の方が数点低いです。

 

数点といっても、1点の幅にものすごい人数がひしめく東大入試において、この差は非常に大きな意味を持つでしょう。

 

東大は進振りというシステムによって、どこの科類から入っても2年の夏に自分の行きたい学科を選び直さなければいけないため、特にこだわりがなくとりあえず東大に合格したい理系受験生の場合は理2を受けるのが妥当な選択と言えます。

 

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実際、理1と理2の合格最低点の間の点数で理1に落ちる受験生は少なからずいますし、筆者も見たことがあります。

 

しかし、次に述べるように科類によって進振りの難易度が違い、定期試験やレポート課題よりも入試のような一回きりの試験の方が得意な人の場合は、理1に合格する方が簡単になる事もあります。

 

理1の合格最低点は余裕で超えて受かったけれども、逆に進振りのシステムの方に苦しめられているというケースがそこそこあります。そのため、自分の特性や志望学部をよく考えてどちらを受けるか決めましょう。

 

理1と理2の違い⑦進振り先

最後に進振り先の違いについてです。正確には、進振りの際に行きたい学部へ行くために必要な基本平均点の違いについて紹介したいと思います。

 

基本的に理2は、理1と比べ求められる平均点が同じ、もしくは高い事がほとんどです。

 

理学部や文系の学部はどこも理系枠として募集されるので、理1と理2で必要とされる基本平均点は同じです。しかし、工学部の場合はだいたいどこの学科も理1の方が底点が低い、つまり理1の方が行きやすいという事になります。

 

また、理2生の間で人気の薬学部も、実は理1の方が行きやすいです!!!(受験生にはあまり知られていませんが…)理2の方がかなり多くの枠が用意されているのですが、理2生の間で人気すぎるあまりそれでもなおハイレベルな戦いが繰り広げられるのに対し、理1では理工学部に優秀層が流れるため、結構低い点数でも入れてしまうのです。

 

理2の方が行きやすいのは、農学部獣医学科と医学部くらいです。ここに行きたい人は理2に行くのをおすすめします。

 

もっとも、進振りで医学部行くよりは理3合格する方が簡単説が巷で割と言われているので、よっぽど定期試験やレポートが得意でない限りは理3を受けた方がいいのかもしれませんが……

 

まとめ

以上のように、理1と理2では同じ理系でも

1.カリキュラム
2.クラスの女子率
3.クラスの生物選択率
4.クラスの雰囲気
5.クラス編成
6.合格最低点
7.進振り先

の7つの違いがあります!

前よりもこの2つの科類についてイメージが湧いていたら嬉しいです!

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