大東亜帝国(大東文化大・亜細亜大・帝京大・国士舘大)の1つである大東文化大学。中堅大学のイメージがある一方、ネットでは「Fラン」と揶揄されているのも事実です。
おい!俺の高校の奴らは大東文化大学なんてFランいかねぇぞ!!どうしたらいいんだよ畜生!!!#春から大東文化大学
— 紅葉 (@LQyo61fvc4cLw1s) March 10, 2019
このブログ記事を書くにあたって「大東文化大学 Fラン」の検索ボリュームを測ってみると、毎月結構な検索数があることが判明しており、大東文化大学にFランのレッテルが貼られていることは容易に分かります。
しかし、大東文化大を視野に入れている受験生としては大東文化大学が本当にFランなのかどうかはとても気になりますよね?
そこで今回は、「大東文化大学が公式的にFランと呼べるのか」を現役東大生の筆者が独自の基準から判定していきたいと思います。
・現役東大生ライターが執筆
・厳しい判断材料でFラン判定を実行
・100人以上の大学生にインタビュー経験あり
大東文化大学は本当にFランか?
大東文化大学がFランか否か、気になって仕方ない受験生が多いと思います。
大東文化大学はFラン大学ではないです!
実は数年前のセンター試験時代における大東文化大学は、Fラン大の判定基準を下回り生粋のFラン大学と言えたのですが、近年はそうでもないらしいことが分かっています。
以下では「大東文化大学がFランじゃないと言える根拠」を具体的に解説していきましょう。
大東文化大学がFラン大だと言えない3つの根拠
大東文化大学がFラン大とは言えない理由は以下の3つです。
・定員割れを起こしていない
・世間的にもFランという認識は薄い
偏差値35以下ではないから
大学受験パスナビによると、大東文化大はどの学部も偏差値が42以上あることが分かっています。パスナビは河合塾からデータを受け取っているのでこの数値は正確と言えるでしょう。
一般的にFラン大の偏差値は35以下とされていますから、最低偏差値が42の大東文化大学はFランとは言えないことが明らかです。
定員割れしているわけではない
大東文化大学がFランじゃない根拠2つ目はFラン特有の定員割れが確認されないというものです。
先ほどと同じ大学受験パスナビの別の項目を見ると、大東文化大学の各学部の倍率が確認できます。
定員割れが倍率が1.0以下の時に生じる現象ですので、上の表を見る限り大東文化大学では定員割れが起きていないことが分かります。
他の学部を見てみても目立った定員割れは確認されないので、全体として大東文化大学には定員割れがないと言えるでしょう。
世間的にもFランではないという意見が強い
冒頭では大東文化大がFランという趣旨のツイートをお見せしましたが、全体的に見ると「大東文化大学はFランじゃない」という意見が強いように思います。
私はステハゲと違ってガチのFラン大にいたことがありやすが(大東文化大学は全くFランではないw)、ステハゲ先生が言う、Fラン大の良いところが全部ありやしたね(例:単位を取りやすい、誰も学歴にこだわっえない等)
— 慶應義塾大学ステハゲ同好会 (@sutehage_ko) January 2, 2020
ステハゲという登録人者20万人超えの大物YouTuberが以前「大東文化大学はFラン」という趣旨の動画をアップしたことに関するツイートですが、もっと底辺レベルのFランに在籍していたツイート主によると大東文化大学は全然Fランとは言えないそうです。
たしかに、以前までは偏差値35以下で、上のツイートにある「単位をとりやすい」「誰も学歴を気にしない」というFランあるあるな要素を持ちあわせていたかもしれませんが、現在は偏差値も大きく改善してます。
それに「単位を取りやすい」「学歴を気にしない」は、別にFランでなくても日東駒専以下の大学生は(ごめんなさい→)世間一般的には低学歴なので、Fランかどうか関係なく当てはまる要素だと思います。
大東文化大学はFランじゃないって思ってたし、Fランじゃないんだけど、よくFランFラン言われる。悲しい。
— サネユキ (@200kuro_ri2) January 11, 2019
大東文化大学が「脱Fラン」に成功した背景
この記事の趣旨である「大東文化大学がFランではない」という内容は以上となりますが、この記事をご覧の皆さんは
と疑問を持たれると思います。
詳しくお伝えすると字数が多くなってこの記事の趣旨から逸脱してしまうので、簡単にまとめると
・それを受け、各私立大学が募集人数を大幅に下方修正
・募集減による私大難化を恐れた受験生がワンランク下に出願数を増やす
という流れでもともとFラン大だった大東文化大学の人気(?)が上がったと言えます。
「大東大が魅力的で人気だから偏差値が上がった」という純粋な理由でないことが少し悲しいですが、いずれにせよ脱Fランは大学としても願ったり叶ったりですので、おめでたいことだと思います!