【辛い】進学校で落ちこぼれる人の特徴とその後の末路は?挽回は可能か?

学生
進学校で落ちこぼれた学生の末路ってどんな感じ?挽回は可能?

 

管理人
神奈川トップの進学校に通ってた現役東大生が、リアルな体験談と共に網羅的に解説します

 

この記事では、進学校で落ちこぼれてしまった(または落ちこぼれ寸前まで来ている)学生に向けて、進学校に落ちこぼれてしまった場合の末路とそこから這い上がる挽回方法をお伝えしていきます。

 

■この記事の信頼性
・現役東大生ライターが執筆
・進学校で多くの落ちこぼれを見てきた
・100人以上の東大生にインタビュー経験あり

進学校における落ちこぼれの基準や全体における割合

最初に、進学校における「落ちこぼれ」の基準や全体に占める割合について簡単に確認していきましょう。

 

開成や灘といった進学校の中でも全国トップクラスの環境では、その他の進学校と違って「落ちこぼれ」の基準が異なるようですが、ふつう(?)の進学校では落ちこぼれの基準はだいたい同じようです。

 

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ふつうの進学校における「落ちこぼれ」の基準は、だいたいどこも下位20%の成績不振者を指すことが多いです。下位30%も結構危ないですが、20%台に入ると急激に落ちこぼれ度がやばくなる感覚があります。

 

管理人
実際に筆者がよくつるんでいた高校同期に落ちこぼれの学生がいたのでよく分かりますが、基本全科目赤点かそれに近い点数です。数学の先生が怖くて、頻繁に呼び出しを食らっていた記憶があります。

 

したがって、もしこの記事をご覧の読者の中で学校の成績が下位30%以上の人がいるのであれば、まだ落ちこぼれとは厳密に言えないのでそこまで心配しなくても大丈夫だと思います。ただ、成績が悪いことには変わりないので、必死に勉強してください。

 

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進学校で落ちこぼれてしまう学生の特徴と原因

上では進学校における落ちこぼれの基準や割合を見てきましたが、そもそも各県内の多くの学生が憧れる進学校に入学したのに落ちこぼれてしまう学生が出てくるのは何故でしょうか?

 

そして、進学校で落ちこぼれてしまう傾向にある学生とはどのような特徴を持っているのでしょうか?

 

まず、進学校で落ちこぼれてしまう学生の特徴&原因として「ギリギリで受かった」というのがあります。

 

こう言うと、

学生
進学校にギリギリで受かる実力じゃついていけないってこと?

と思う方がいるかもしれませんが、そういうわけではありません。

 

管理人
ギリギリで受かった実力が問題なのではなく、合格後の心理が問題となるケースが多いのです。

 

どういうことかと言いますと、進学校でギリギリで受かるような学生はたしかに実力は十分と言うことは難しいですが、その後の授業はふつうに着いていけます。実際に筆者の部活仲間でも最低点ギリギリで合格している学生がいましたが最終的には難関国公立大に進学してました。

 

問題なのは授業についていけるかの実力ではなくて、高校受験で燃え尽きてしまわないかどうかという心理の方です。進学校にギリギリで合格する学生は受験前は藁にもすがる想いで必死に勉強してきました。その想いは余裕で合格した学生よりも強いはず。

 

そんな学生がいざ合格を手にすると、合格への想いが強かった分一気に燃え尽きてしまう傾向が高いのです。高校受験がゴールになってしまって、「3年後の大学受験はしばらく考えない!」「とりまお疲れ自分!高校生活楽しもう!」となってしまうのです。

 

他の記事でも書いていますが、大学受験は高校1年の習得度でほぼ決まりますので、最初の1年どころか2年を部活や娯楽に溶かしてしまうような上記学生は進学校で一気に落ちこぼれる可能性が高いです。

 

これが進学校で落ちこぼれてしまう学生の特徴&原因1つ目でした。

 

 

2つ目は、よく聞くと思いますが、「周りがすごすぎて自信を失う」タイプです。

 

説明しなくともお分かりいただけるかと思いますが、進学校には各中学校(中高一貫の場合は小学校)からトップレベルの学生が集まってきます。

 

したがって、「地元じゃ負け知らず」でも進学校入学後は「勝ち知らず」になってしまう場合が非常に多いのです。

 

何を隠そう、公立進学校入学当初に「ワイは開成を蹴ってここに来た」という謎の自信をもっていた筆者も、第1回目の校内試験で2桁順位を叩き出した時には膝から崩れ落ちる思いをしました。

 

筆者の場合は2桁といってもたしか15位とかだったのでまだマシな方ですが(それでも当時は天狗みたいに気取っていたので相当絶望しましたが)、実際に進学校で自信を失ってしまう学生は数十位から数百位という結果でしょうから、今まで見たことのないような順位に打ちひしがれるのだと思います。

 

進学校で落ちこぼれてしまった学生の末路

さて、進学校で落ちこぼれてしまう原因がわかりましたが、実際に落ちこぼれた場合は最終的にはどこまで堕ちていってしまうのでしょうか?

 

筆者が知っているパターンは以下の3つです。

進学校落ちこぼれの末路①退学する

進学校で落ちこぼれてしまった学生の末路1つ目は「退学する」です。

 

信じられないと思うかもしれませんが、進学校入学早々退学してしまう学生が各クラス1名はいて、多いところだと3名ほど退学するそうです。

 

管理人
1年次の筆者のクラスも実際に2名退学者が出ました

 

実際に大学を2年休学して人生を見つめ直している今の筆者なら何となく気持ちが分かりますが、当時は「なんで???せっかく受かったのに」と理解し難かったです。

 

退学者が各クラス1〜3名なので、全部で6〜8クラスあったとすると学年全体で十数名退学者が出る計算になりますよね。なかなか結構な数だと思います。。。

 

進学校落ちこぼれの末路②不登校になる

進学校で落ちこぼれてしまった学生の末路2つ目は「不登校になる」です。

 

ちなみに、上で紹介した「退学する」は厳密にいうと投稿初日から退学しているのではなく、実際は「1ヶ月くらい経って気づいたらいつの間にか不登校を経て退学」というケースが多いです。

 

ここで説明する末路は退学しない不登校パターンです。

 

筆者の仲のいい友人がこのタイプでした。部活も一緒だったので今でも覚えています。

 

彼は、最初は学校の勉強に部活にと色々頑張っていたのですが、いつの間にか当時流行っていたパズドラやニャンコ大戦争をはじめとするスマホゲームにのめり込んでいって、全く勉強をしなくなっていきました。

 

管理人
元々ゲームが好きだったようで、たしかポケモンの世界ランクが2桁だったとか言ってましたね。

 

最終的には、毎晩夜更かししてゲームをやっていたせいで昼夜逆転生活になり、半年以上学校に来られなくなってしまいました。

 

笑い話のように思えるかもしれませんが、不登校になった原因は実はゲーム以外にもあって、ゲームはただの現実逃避だったようです。

 

理由は何であれ、筆者の友達のように、何かが原因で落ちこぼれてしまい最終的には長期的に不登校になってしまう末路があるのです。

 

進学校落ちこぼれの末路③留年スパイラル

進学校で落ちこぼれてしまった学生の末路3つ目は、ただの留年ではなく「留年スパイラル」に陥ってしまうことです。

 

まず、進学校の落ちこぼれは高確率で留年します。原因は成績不振または長期的な不登校による出席不足です。

 

そして、進学校で1回留年した学生はもう1年留年する可能性が高いです。

 

というのも、1度留年した落ちこぼれの学生は当然またその学年をやり直すわけですが、今度上がってくる学生は知らない顔の1個下。友達0の状態で学校生活を送らなければらない上に、勉強する理由も見いだせない・・という心理状態ですので再びフェードアウトしやすいからです。

 

1回フェードアウトしてしまうと戻った時に気まずいのは当の本人が一番よくわかっていますので、長期的な不登校が繰り返されます。そして出席数が足りなくなって留年してしまうのです。

 

管理人
筆者の2年次のクラスにもいたのですが、最終的には退学したそうです。。。

 

進学校で落ちこぼれてしまった時の挽回方法とは?

という感じで、なかなかショッキングな進学校事情をお伝えしてきましたが、進学校で一度落ちこぼれてしまった場合の挽回方法というのはあるのでしょうか?

 

結論から言いますと、第一に、進学校の落ちこぼれ生徒が挽回できるかどうかはネット記事で得られる勉強ノウハウやテクニックは関係なく、本人の意思次第だと筆者は考えます

 

学生
「もう一度挑戦してみたい」「周りと比較することなく自分と闘いたい」

 

こういった意思のある落ちこぼれ学生は挽回する可能性が高いです。

 

ただ、いきなり無計画でがむしゃらに頑張っても、空回りして疲れてまた落ちこぼれてしまうだけですので勉強方法には気をつけたいところ。

 

以下、進学校で落ちこぼれてしまった学生向けに、追いつく際の勉強のコツを簡単にまとめてみましたので確認してみてください。

 

まずは今習っている範囲に集中する

これは上で紹介した落ちこぼれの友達(結果的に留年は回避した)が言っていた受け売りなのですが、一度大幅に遅れを取ってしまった場合は過去の復習から入ってはいけないそうです

 

例えばもし、1年次後期の段階で前期の内容を全く理解できていなかった場合は、前期の内容の復習から入るのではなく、まずは後期の試験で赤点を確実に回避するために、後期の内容から勉強するのがいいそうです。いいそうです、というか必須です。

 

なぜなら、後期で落としてしまったらもうその時点で留年確定なので、まずは後期で平均以上取れるようにするのが大事だからです。

 

管理人
前期悪かった分は後期の結果で示せば高校程度ならいくらでも融通が効くそうですよ。

 

長期休暇に今までの総復習をする

さて、進学校で落ちこぼれてしまった学生が、直近のテストを乗り越えたとしましょう。

 

そこで油断してはいけません。

 

まだ、落ちこぼれてしまっていた期間の復習が残っています。

 

たいてい、数ヶ月から半年以上にわたる内容の復習を授業が進みながらやり通すのは不可能です。

 

それらは長期休暇に突入してまとまった時間が手に入ってからやるのがオススメです。

 

管理人
今まで落ちこぼれていた期間十分にモラトリアムを満喫したことでしょうから、来たる長期休暇は休みなし勉強詰めであることを覚悟しましょう。

 

進学校の落ちこぼれに関してよくある質問

進学校の落ちこぼれに関しては基本的に以上となります。

 

ここでは最後に、進学校の落ちこぼれに関してよくある質問にQ&A形式で回答していきます。

息子(娘)が進学校で落ちこぼれてしまいました。どう接したらよいでしょうか?

間違っても「勉強しろ」とは言わないでください。

 

勉強したくないから進学校で落ちこぼれている現状があるのです。

 

まずは様子を見て会話ベースで息子(娘)さんの考え・感情を汲み取りましょう。

 

甘やかすことなく、必要なサポートは最大限やってあげてください。ここで対応をしくじると下手したら一生引きこもりニートになります。

 

進学校で落ちこぼれても浪人すれば大丈夫ですか?

落ちこぼれの期間によります。

 

2年以上落ちこぼれたらまず浪人しても厳しいです。

 

ただ、多浪できる環境にあるのなら問題はありません。ただ、多浪はきついですよ。

 

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大学受験は諦めてそのまま就職するのはよくないですか?

ご自身が納得されているのであれば全然アリだと思います。

将来の夢が見つかったので専門学校に入学し直したいんですが、どうですか?

応援します。

 

受験が全てではありません。

 

限られた人生ですから、自分のやりたいことをやればいいと思います。

 

落ちこぼれ様がひどくて授業復帰が厳しそうです。オススメの通信教育はありますか?

Z会と言いたいところですが、これは基礎学力がしっかりある学生じゃないと着いていけないと思うのでスタディサプリをオススメしておきます。

 

進学校の生徒ということですから、こちらの記事を読むのをオススメしておきます。

 

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