Fラン大に行く意味はあるのか?東大生が考察してみた

学生
Fラン大に行く意味ってあるの?

 

管理人
現役東大生が真剣に考察してみました

 

ネットで「Fラン大学 行く意味」と検索すると

???「Fラン大に行く意味はあります!!!」
???「いや、Fラン大は時間とお金の無駄です・・・」

などと両極端な意見しか書かれていないブログ記事ばかりが目立ちます。

 

たしかに、そういった記事の方が「自分の代わりに意思決定してくれる」ので読みやすいですが、どれも偏った意見である可能性が高く鵜呑みにするのは危険です。

 

中には高校生に向けて「短期間で偏差値を〇〇伸ばす!」などと謳った高額の情報商材を販売したり、Fラン大生に向けて怪しい就活セミナーに誘導するブログ記事もあるので注意が必要です。

 

そこで今回は、現役東大生筆者がなるべく公平な立場でFラン大学のメリットやデメリットを紹介し、どのような学生がFラン大に向いているのかなどお話ししていきたいと思います。

 

管理人
Fラン大とは何か?みたいな基本的な解説は一切しないので、「Fラン大」という単語を知らない人はまずこちらの記事で確認してください。

 

■この記事の信頼性
・現役東大生ライターが執筆
・中立的な立場でFラン大に行く意味を考察
・Fラン大の友人にキャンパス内でインタビュー経験あり

Fラン大に行く意味を感じられるメリット

まずFラン大学に行く意味があると感じられるメリットを2つ紹介します。

大卒という資格が手に入る

Fラン大学にいく意味があると思うメリット1つ目は「大卒という資格が手に入る」ことです。

 

大卒資格があると職業の選択肢が広がりますし、年収も増えるので、主に就活の観点でこのメリットが重視されます。

 

管理人
これは有名な話ですが、厚生労働省のデータによると高卒と大卒では初年給に約450,000円もの差があることが分かっています。

 

高卒大卒
1,689,000円2,128,000円

 

初年給で数十万円もの差があるのですから、これが何十年と続くと生涯年収にかなり大きな差が出るのは用意に想像がつきます。

 

偏差値が低くバカにされやれやすいFラン大でも、ちゃんと卒業すれば「大卒」になるのでこのメリットは無視できない要素と言えるでしょう。

 

4年間のモラトリアムが生まれる

Fラン大にいく意味2つ目は「4年間のモラトリアムが生まれる」ということです。

 

管理人
モラトリアムというのは社会に出る前の自由期間だと思ってください。

 

「Fラン大 行く意味」と検索した皆さんは、進学しない場合はおそらく就職するか浪人するかどちらかだと思いますが、もし就職する場合は4月からバリバリの社会人となります。

 

当然ですが、社会人は基本的に長期休暇がありません。一旦就職したら休職や転職をしないかぎり機械のように働き続けます。

 

しかし、Fラン大に進学する場合はいきなり社会人として働かなくて済むので、在学期間中まとまった時間が与えられます。

 

若い頃の時間というのはとても貴重なので、「大卒」という資格と4年間のモラトリアムが手に入ることはFラン大にいく意味と十分に言えるでしょう。

fラン大に行く意味を感じられないデメリット

ただ、残念ながらFラン大には上で説明したメリットを上回る数のデメリットがあるのも事実です。

 

それぞれ代表的な短所を挙げたので順に説明していきます。

学費が高い

まず最大のデメリットは得られるメリットに対して費用がものすごく高いことです。

 

Fラン大はたいてい私立大ですから、学費は基本的に400万円以上かかります。

 

管理人
この数字をどう捉えるかは人それぞれでしょうが、「大卒」という資格を得るためだけに400万円というのはコスパ悪いと筆者は考えます。

 

知名度が低い

Fラン大にいく意味がないと感じられるデメリット2つ目は知名度が低いことです。

 

一般的に知名度があると言われる大学は、私立だったら日東駒専、国立大だったら駅弁大学以上となります。それ以下の知名度ははっきり言ってあまり意味をなしません。

 

大学の知名度というのはただ単純に「すごいと思われるため」のものではなくて、就活に影響する要素でもあります。

 

簡単な話、知名度がある大学に入ったら「君は勉強頑張ったんだね」と評価されますが、聞いたこともないような大学だとそのような評価はされません。

 

管理人
「Fランに行って大卒とっても意味がない」という人の根拠はだいたい知名度の観点からです。

 

このように、大卒といえでも知名度の低いFラン大出身だと意味がないというのがデメリットと言えます。

 

周りから良い刺激を受けない

Fラン大に行く意味が感じられないデメリット3つ目は「周りの学生から良い刺激を受けることがない」ことです。

 

管理人
2012年のハーバード大学の研究によると「周りの人間が自分自身に与える影響はおよそ50%もある」ということが分かっています。

 

人間は周りから良い刺激を受ければ成長しますし、当然その逆も然りです。Fラン大の場合はどちらかといえば後者に該当します。

 

筆者もFラン大の学生と交流したことがあるのですが、彼らがふだん考えていることといえば酒・タバコ・女・ギャンブル・バイト・サークルだいたいこんな感じです。

 

 

管理人
良い影響どころか、つるむ友達を選ばないと悪い影響を受けかねません

 

授業中は基本的に寝てるかスマホいじってるかなので、まともに授業を受ける気にもなりませんし、テスト期間も勉強はせず遊んでばかり、レポートもコピペばかりでなかなか地獄の光景らしいです。

 

 

もちろん全員が全員そうじゃないですが、Fラン大の学生はかなりの確率で質が低い傾向にあるので、その中で「真面目に頑張ろう」という良い刺激を受ける体験は滅多にないのではないかと筆者は考えます。

 

講義のレベルが低い

管理人
まずはこちらのツイートをご覧ください↓

 

このツイート以外にも様々なFラン大の課題をみたことがありますが、どこのFラン大も総じて講義や課題のレベルが低いです。

 

Fラン大で仮に講義や課題を難しくしすぎてしまうと、落単者や留年者が大量発生してしまい大きな問題となってしまうので、先生側もあえて簡単にするしかないのです。

 

管理人
日本の私立大学はビジネスという側面を忘れてはいけません。

 

 

他にも、TwitterかTikTokかどちらか忘れましたが、Fラン大の様子を撮した動画がバズってました。

 

その動画を見る限り、授業中は基本的に寝てるかスマホいじってるか、最悪のケースだと後部座席で飲食したり友達とくっちゃべってるかのいずれかでまさに「動物園」という有様でしたね。

 

というような感じですので、講義のレベルを上げる意味がそもそもないことからFラン大の講義や課題のレベルは低いということがお分かりいただけたかと思います。

 

Fラン大に行く意味がある人の特徴

以上、Fラン大学に行くメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、やはり世間的に言われているようにFラン大に行くかどうかは慎重に決めなければならないと筆者は考えます。

 

ここからは、以上のメリット・デメリットを考慮して、Fラン大に行く意味がある学生とそうでない学生の特徴をお伝えしていきたいと思います。

その大学で研究したいことがある人

Fラン大に行く意味のある学生の特徴1つ目は、入学前から大学での研究内容が既に決まっている人です。

 

本来大学というのは研究期間ですから、純粋な志望動機としては「その大学でしか研究できないから」「その大学の〇〇教授のもとで教わりたい」というのが挙げられます。

 

仮に進学希望先が世間一般でいう「Fラン大学」でも、このような学問的に純粋な動機があれば胸を張って進学すべきだと筆者は考えます。

 

とりあえず「大学生」を満喫したい人

Fラン大に行く意味がある人の特徴2つ目としては「どこでもいいから大学生のキャンパスライフを満喫したい」というものです。

 

大学生になりたい理由がキラキラしたキャンパスライフを送ることであるならば、最もコスパいいのは高校も青春してたいして勉強せずにFラン大に進学し大学生活を楽しむことではないでしょうか。

 

とりあえず大学生になりたい人にとってはFラン大に行く意味は十分にあると言えます。

 

入学後にスキルや資格を身につけられる人

Fラン大に行く意味がある人の特徴として最後に挙げられるのが「入学後にスキルや資格を身につけられる人」です。

 

デメリットの箇所でもお伝えしましたが、基本的にFラン大で受け身で講義を受けていても身につくことは少ないです。

 

また、学歴的にも就活で良い評価を受けることはないので、そのまま4年間だらだら過ごしても時間とお金を溶かすだけ。

 

Fラン大に入ったからには、勉強以外のスキルや資格を自発的に身につける姿勢が大事です。

 



 

ちなみに、最近では先行きの見えない将来に不安を抱く学生が多く、筆者が通う東大をはじめとした難関大でも資格の勉強をする学生が増えてきているそうです。

 

たしかに4年間大学に通って思ったのは、有名大をただ卒業しても全く使える人材にはならないということです。特に文系にこの傾向は顕著ですので、Fラン大にしろ難関大にしろ、これからの大学生は入学後資格取得に向けて努力すべきだと筆者は考えます。

 

管理人
最近だとプログラミングやWebデザインが人気なので、LIGのようなスクールでスキルを習得するのはいかがでしょうか。

Fラン大に行く意味がない人の特徴

一方で以下3つの特徴に当てはまる人は高いお金を払ってまでFラン大に行く意味はないと思います。

学歴を気にする人

まず、学歴を気にする人はそもそもFラン大を選ばないと思いますが、志望校全部落ちて浪人もしたくないという方がたまにFラン大に進学してしまうようです。

 

大抵の場合、描いていた理想の大学生活とのギャップに絶望し、また変なプライドのせいで大学に行かなくなります。最終的には退学するそうです。

 

学歴を気にする人はFラン大に通っていることを気にしすぎてしまうので、行く意味がないというか行ってはいけないと思います。

 

Fラン大は学歴を気にせずにキャンパスライフを楽しめる人、研究に没頭できる人しか向いてないのです。

 

周囲の環境に染まりやすい人

つぎに、周りの影響を受けやすい人もFラン大に行く意味がないと思います。

 

デメリットの箇所でお伝えした通り、Fラン大にいくような人は底辺層が多いです。

 

周りの影響を受けやすい人はどんどんに堕落していく環境ですので、進学しない方がいいでしょう。

努力できない人

努力できない人はFラン大に入っても堕落するだけなので行く意味がないです。

 

「Fラン大に入ったけどもう一度頑張ってみたい」「今の状態が嫌だから努力して成長したい」

 

このような意思がないとFラン大に入っても腐っていくだけです。

 

自分が置かれた環境がなんであろうと努力し続ける人でないとFラン大の4年間は辛いものになります。

 

努力し続ける自信がある人だけFラン大に進学しましょう。

 

Fラン大に行く意味を考えてしまった高校生へ

Fラン大に行く意味の考察に関しては基本的に以上となります。

 

ここでは最後に「Fラン大 行く意味」と検索した高校生の皆さん(下では、現Fラン大生の皆さん)へ現役東大生の筆者からのメッセージをお伝えしたいと思います。

 

さて、この記事では可能な限り公平な立場で「Fラン大に行く意味」をお伝えしてきましたが、記事を読み終わって実際に「Fラン大に行きたい」と思った高校生はどれくらいいるでしょうか。

 

 

ほとんどいないと思います。

 

残念ながら、ほとんどの人にとってFラン大は行く価値のない大学なのです。

 

そもそも筆者のような難関大を志望する生徒は、ネットでわざわざ「Fラン大 行く意味」なんて検索しないので、検索してしまった皆さんはおそらく「このままだとFラン大に行くことになる」層の学生だと思います。

 

このままFラン大に行くのはなんとしてでも避けたいですよね。

 

それなら死に物狂いで勉強してください。

 

受験勉強というのは正しい方向性で基礎をしっかり勉強すれば誰でも成績が伸びます。

 

最近だとスタディサプリなど格安でトップレベル講師の神授業が受け放題の教育サービスがあるので、勉強しようと思えばいつからでも始めることができます。

 

この記事を読んでいる今からでも遅くないので、死に物狂いで勉強してください。

 

そうしたら未来は変わります。

 

Fラン大に行く意味を感じられない在学生へ

次に、現在Fラン大に通っている学生へ。

 

ネットで「Fラン大 行く意味」と調べているということはそろそろ退学を考えている頃ではないでしょうか。

 

筆者の個人的な考えを言いますと、退学して受験勉強をやり直すのは精神的にもコスパ的にも良くないので、これからはスキルや資格を身につけるのがオススメです。

 

Fラン大生の方は、筆者のような学歴がある人が羨ましいと思いますが、実際そんなことはありません。こういうと嫌味に聞こえるかもしれませんが、東大なんてたいしたことないです。1学年3000人もいます。

 

筆者のように大学時代何も習得できずに今こうしてつらつらブログを書いている無能東大生もたくさんいます(特に文系)。自分なんかはまだマシで、ブログを運営する能力すらない人、何か行動を起こそうとすらしない人がわんさかいるのが現状です。

 

結局、大事なのは大学に入ってから何をやるか、スキルとして何を身につけるかなのです。

 

つまり、学歴は1つのフィルターで一番重要なのは「自分には何ができるか」です。

 

管理人
Fラン大だからといって惨めに思う必要はありません。

 

ただFラン大にいるという事実は今まで努力してこなかった自分のせいでもあるので、今後一生懸命努力するのが良いと思います。

 

手っ取り早く身につけられて時代のニーズにも合っているのはWebデザインです。あとはプログラミングですね。

 

上でも紹介しましたが、今の世の中にはLIGのような素晴らしいスクールがありますので、まずはスキルを身につけるのはどうでしょうか。

 



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