げんさん
東京大学文学部4年。ひ弱な外見とは裏腹に力強い字を書く。その筆さばきに虜になった者も多いことだろう。しかし、ハロウィンに女装をしたり、クラスメイトと”ガチ”な眼差しで見つめ合ったりしているので、身内で黒い噂が立っている。
【名前】 げんさん
【タイプ】 書道タイプ
【学部】 文学部
【課外】 書道研究会
【二外】 中国語
【特徴】
・人見知り
→先日、後輩に「先輩いつまで経っても初デートの中学生感ありますよね〜」と言われたそう。
・真面目
→イキってしまうことが多々あるが、根が真面目なのでイキったことを反省しがち。
・仮面ライダー
→英雄(ヒーロー)との邂逅は5歳。以来、童心を失うことなく憧憬の念を抱き続ける。
書道と自分
自分は書家の家に生まれました。
身内自慢になってしまいますが、祖父は書道会でなかなかの重鎮で、全国に数千人の会員を抱える書道団体の会長です。
長女である母を始め、母方の親戚はみな書家。こんな書道まみれの環境で書を習った上で、書に対し特別の思い入れを抱かないこどもがいるでしょうか。
一説には、鉛筆より先に筆を持ったと言います。
大学生活と書道
高校生の頃は書に人生を捧げたとまでは思っておらず、とりま勉強で戦って東大に入りました。
でも、家庭環境の影響は大きいようで、「書道できても東大入れる人なんていないよな。どんな人でもどっちかで勝てるわ。」というクソイキリ慢心東大生をやって、書を自己同一性の中心に据えていました。そして、「将来はそんな独自性を活かしたことがしたいな」と漠然とした思いがありました。例えば書道学の研究者で書家、とか。
しかし、そんな軽い気持ちじゃできなかったんです。
就職を考える段階になって初めて悟りました。
「あ、自分、なんもしてきてねえ。こんなんじゃ独自性のあることなんてできない。結局普通の就職するしかない…。」
在学中、書に触れてはいたものの、専門にして食っていくに足る勉強量とは到底言えませんでした。
そこに就活特有のストレスが追い打ちをかけてきて、数ヶ月間精神が終了しました。ファッション病みじゃないんですよね、これが…。
将来と書道
起床、YouTube、就寝というクソニート生活をしながら何回悩んでも、書は自分の心を捉えて離しませんでした。やはり自分は書に関わりたい。それも単なる書家じゃなく、東大卒も活かせる形で。
ただ、専門性で勝負するのは無理なので、書に関わりを持てる、とある就職先を考えています。
一方で欠かせないのが、書家として大成すること。
頭と筆の二刀流が自分の強みだと思っているので、どちらかが欠けては意味がないです。
自分が書を続ける理由の一つ、祖父が喜んでくれる姿のためにも心機一転書に励み、一生書に寄り添っていきたいです。
世界史の正攻法
教科書を読め
世界史は当初苦手でした。
ていうか勉強してなかったです。高2の定期テストは60点くらいでした。
高3の秋頃、これではいけないと思い、一から勉強し始めたツールが教科書。
1周目で用語集を参照しながら重要単語と重要フレーズ(理由・影響等)にマーカーを引き、読みやすいようにアレンジした後、何周も読み返す。それだけ。
周回の際には資料集を横に置いて理解を深めることは必須です。
資料集や模試で新たに獲得した知識を書き込んで、とにかく「自分用」の教科書を作っていました。見やすさや色彩を度外視して教科書をぐっちゃぐちゃにしていくのは楽しく、愛着さえ湧いてきました。今では受験で使った書籍の中で1番のお気に入りです。
結果、現役時は合格点を取れるくらいに、浪人時も安定した得点源になりました。
使い方は十人十色として、「東大世界史は教科書で十分」という言説は、少なくとも自分の経験に照らせば正しいですし、ましてやセンターなら尚更です。
教科書と友達になるの、おすすめですよ。