この記事では、進研模試で偏差値70はどの大学に合格するレベルか、また偏差値70を取るためにはどんな勉強法をすればいいのかについて解説します。
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・現役東大生ライターが執筆
・高校時代に学校で進研模試を定期的に受験
・進研模試の偏差値70超えを複数回達成
進研模試で偏差値70を超えるには何点必要?
最初に、進研模試で偏差値70を超えるには何点必要かを確認したいのですが、実は同じ点数であっても回ごとの受験者の得点具合によって偏差値は変化します。
4月の進研模試で70/100点で偏差値65だったのが、7月の進研模試で50/100と下がったにも関わらず偏差値65という場合もあります。
したがって、進研模試で何点取れば偏差値70を叩き出せるかというのは一概には言えません。
ただ、実際に進研模試で偏差値70超えを経験した筆者や周りの高校同期の結果を見る限り、ある一定の点数を超えれば偏差値70を叩き出せることがわかります。
各科目で以下の点数を得点すれば偏差値70は比較的簡単に出ます。
英語 | 160/200 |
数学 | 160/200 |
国語 | 120/200 |
理科 | 65/100 |
社会 | 70/100 |
進研模試で偏差値70はどの大学に合格するレベルか?
進研模試で偏差値70はどの大学合格レベルなのか多くの受験生が気になると思います。
みなさんご存知のように、私立大学と国立大学では受験科目が異なるので、ここでは3教科で偏差値70をとった場合と5教科でとった場合に分けて説明してきましょう。
3教科
3教科受験で進研模試偏差値70をとった場合、早慶はぎりぎり合格・上智は合格レベルでしょう。
進研模試は比較的難易度が低いとはいえ、この模試でしっかり得点して偏差値を70超えられる人は3教科の場合早慶上智を志望校にしても問題ないでしょう。
ただ、進研模試で偏差値70をとった時期が高1の時であれば、私立に志望校を定めるのは少し惜しい気がします。この時期であれば国公立も視野に入れていいと思います。
5教科
進研模試で5教科偏差値が70を超えた人は基本的に旧帝大に合格できるレベルだと思います。
もちろん、医学部は偏差値80を超えるレベルじゃないと安心できませんが、5教科で満遍なく得点できる実力があれば引き続き勉強をしていけば旧帝大合格は堅いと思います。
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進研模試で偏差値70は東大に合格できる?
上では、進研模試で偏差値70を超えていれば医学部を除いた旧帝大に合格する力があると申しましたが、旧帝大中でもトップレベルの東京大学に手が届くかどうかが気になるところだと思います。
結論から言うと、高1または高2の進研模試で偏差値70をとれていれば、合格とまでは断言できませんが、東京大学の受験を視野に入れてもいいレベルだとは思います。
数年前なので正確性はありませんが、筆者も高1〜2のときに進研模試で偏差値70を超えて無事に東京大学に現役合格しましたし、周りの高校同期もそれくらいで東大に合格していました。
もちろん偏差値80の方が合格が近くなりますが、80は超調子がいいときでないと超えないので、進研模試偏差値70でも全然視野に入れてもらって構わないと思います。
進研模試で偏差値70とるにはどんな勉強法をすればいい?
進研模試で偏差値70をとるための勉強に関して解説していきます。
学年別に解説していくので、自分の学年の箇所だけ見てください。
1年生が進研模試で偏差値70を超えるには
1年生の進研模試で出題される問題の難易度は非常に低いです。
したがって、進研模試で高得点を叩き出すには、基本的には誰もが解けるような簡単な問題で落とさないことが重要です。
こちらの記事で東大首席合格者が説いているように、試験というのは難しい問題が解ける力よりも基本的な問題を落とさないことが大事なので、ふだんの勉強では学校で配られた問題集を少なくとも3周はやって、間違えた問題は次出されても絶対に解けるようにしておくようにしましょう。
特別な勉強法というのはありません。上に行けば行くほどシンプルです。身の回りにあるもので十分環境は整っていると思うので、目新しい参考書に手を出すことなく、1つの参考書問題集に集中しましょう。
この記事にたどりついた人は、 「勉強しても成績が上がらない」「自分の勉強法が合っているか自信がない」「東大生の勉強法が知りたい」 という悩みや願望を持っている人が多いかと思います。勉強が順[…]
高2が進研模試で偏差値70を超えるには
高2は文理に分かれ、模試でも理科や社会の出題があります。合計で偏差値70を超えるには主要3教科は当然のこと理科や社会でもそれなりの得点をしなければなりません。
しかし、公立高校の場合は中高一貫校に比べて理科社会の進捗が遅いので、普通に勉強していてはなかなか偏差値70を超えることはできません。
進研模試で偏差値70を超えるためには、高1からの主要3教科の地道な勉強と理科社会の超効率的な勉強法が大事になってきます。主要3教科の勉強法は上の高1の方法と基本的には変わりません。
理科社会の勉強法のコツは時間をかけすぎないことです。高2から新しく学び始めることであり、自分の系のアイデンティティ的な科目のためついつい勉強が楽しくなってしまい多くの勉強時間を割きがちです。中には受験範囲を超えた勉強までしだしてしまう人も少なくありません。
理科社会はあまり得点差がつかない科目ですので、それに力を入れるよりも、効率的に勉強をやって余った時間を英数に回すという戦略が重要となってきます。
高2が進研模試で偏差値70を超えるには、主要3教科を固めた勉強法に加え、効率的に選択科目を勉強する戦略が大切であることがわかります。
高3が進研模試で偏差値70を超えるには
高3が進研模試で偏差値70を超えるには〜という話をしていきたいのですが、高3がこの模試で偏差値70を狙うのなら駿台模試を受けることをおすすめします。
進研模試で偏差値70を叩き出せる人は上位層なので、難易度が低く受験者層のレベルも低い進研模試を受けている場合ではありません。質の高い母数が集まった駿台模試を受験することで自分のリアルな立ち位置を把握することができます。
また、勉強法に関しては模試で高い偏差値を出すためよりも第一志望に合格するための力をつける勉強法を実践した方がよいです。それゆえ、志望校は人によって違いますから勉強法も変わってきます。
この記事にたどりついた人は、 「勉強しても成績が上がらない」「自分の勉強法が合っているか自信がない」「東大生の勉強法が知りたい」 という悩みや願望を持っている人が多いかと思います。勉強が順[…]
「進研模試 偏差値70」と検索した君に伝えたいこと
最後に、進研模試偏差値70と検索してしまった読者の皆さんにお伝えしたいことがあります。
それは、偏差値を基準に大学受験を考えない方がいいということです。
その理由は、まず筆者の周りの高学歴な学生で偏差値の話を口にする学生が少ないのと、そもそもその大学に受かるかどうかと言う話をする場合は偏差値〇〇とかよりもA判定とかB判定とかそういう話をするからです。
たしかに判定は偏差値によって決まっているかもしれないので進研模試の偏差値の話をするのが重要なように思えるかもしれませんが、そもそも進研模試の偏差値は駿台模試などに比べて、少し大袈裟ですが、10くらい高く出るようになっています。
それゆえ「進研模試で偏差値〇〇だった〜」とかいっても無意味です。何のメリットもありません。
受験生の皆さんはそれよりも校内順位や判定などを重視してみてください。また、繰り返しますが、偏差値70レベルの学生は低レベルな進研模試なんか受けて満足していないでさっさと駿台模試を受けてください。
駿台模試でいい成績を取ってからはじめてスタートラインに立てます。