約40万人もの学生が受ける進研模試、ほとんどの学生が1度は受験することと思います。
せっかく進研模試を受けるなら、過去問を入手して事前にどんな形式なのかを把握しておきたいですよね。
この記事では、進研模試の過去問入手方法や模試を受ける直前にやるべき過去問活用法について解説していきます。
・現役東大生ライターが執筆
・高校時代は進研模試を定期的に受験
・進研模試の過去問を利用して模試に臨んでいた
そもそも進研模試の過去問を手に入れる意味とは?
進研模試の過去問をどうやって入手するかをお話しする前に、そもそも過去問を入手してまで進研模試の対策をすべきなのか?についてお話ししていこうと思います。
結論から言いますと、進研模試の過去問を入手する意味は結構あります。
と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
気持ちはすごく分かります。きっと、「実力を図る模試なのだから、まっさらな状態で臨んでいかに日頃の成果を出せるか計りたい!」と思うのでしょう。
ただ、結果が全てである受験的な観点から言うと、「普段の勉強の成果」というのはこうした直前期の過去問対策も当然に含めることができるので、筆者は過去問を入手して模試の問題形式や傾向を研究することはそこまで悪ではないと思っています。
というのも、そもそも模試や学校の定期試験というのは、日頃の学習の成果をチェックするためのものでもありますが、長期的な目線に立って考えると受験勉強の数少ない「復習の機会」とも考えられるからです。
おそらくこの記事をご覧のみなさんは、志望する大学の過去問を直前期に研究・演習するでしょうが、これは模試も全く同じであることが分かりますよね。
受験の観点から言えば両者は本質的に全く同じですよね。
したがって、進研模試の過去問を入手して対策することはズルくも何でもなく、受験の観点から言えばむしろ正解に近い行動と言えると思います。
進研模試の過去問の入手方法3選
進研模試の過去問を入手すべきことが分かったところで、早速本題である過去問の入手方法についてみていきましょう。
過去問の入手方法は大きく分けて3つあります。
学校や塾でもらう
一番多いのが学校で進研模試の過去問をもらうパターンです。
筆者の場合は、自分から過去問をもらいに行かなくても、学校側から1回分の過去問が配られたり、科目によっては解いて採点し提出するのが宿題だったこともあります。(特にマーク模試の方)
ただ、これは進学校だったからそうであっただけだと思うので、読者の皆さんの学校はおそらく過去問が配られることはないと思います。
したがって、進研模試の過去問が欲しい人は放課後なり先生が暇そうなタイミングを見計らって進研模試の過去問がもらえるかどうか聞きにいくのが良いと思います。
仲の良い先輩にもらう
職員室にいくのが億劫な人やそもそも学校や塾がデータを保有していなかったという場合は、部活や委員会などで仲の良い上の学年の先輩にもらうのがオススメです。
だいたいどこの部活や委員会にも頼りになる誠実な先輩というのがいるもので、そういった人は受け終わった模試の問題や成績を丁寧にファイリングして保管してる可能性が高いです。
メルカリやヤフオクで買う
上記2通りの方法が全部ダメだったという人は、お金がかかりますがメルカリやヤフオクで売られている過去問を買うのがよいでしょう。
有料とはいえ、進研模試の過去問は世間的にはあまり需要がないので、価格はリーズナブルなことが多いです。
今の時代は誰でもメルカリをやっている(と思う)ので、こちらのリンクから進研模試の過去問を探してみてください。
進研模試の過去問を活用する方法
進研模試の過去問が手に入ったという前提でお話ししていきます。
模試直前の期間に過去問を使って研究・演習をするには以下の方法がおすすめです。
試験範囲を復習せずに全教科を解いてみる
進研模試の過去問が手に入ったら、まずは何も見ずに解いてみてください。
事前にパラパラめくって出ている単元を復習してはいけませんし、当然過去問を解いているときにも教科書や参考書を見ながら解いてはいけません。
日頃の学習の成果は、この「進研模試の過去問を素で解いてみる」という過程で確認できます。高い受験料を払って受ける本番の模試で確認すべき事項ではないと思います。
進研模試の過去問を解いている最中は、どの単元ができなかったのかや怪しいかについてアンテナを張るのも大切ですが、先述したように模試の形式に慣れることも非常に重要です。
間違えた問題だけを復習する
過去問も本番もそうですが、進研模試を解いてそのままにするのは絶対にやめましょう。時間を浪費するだけです。
進研模試の過去問を解いたら、間違えた問題はもちろんのこと、その問題が属している単元まで復習してください。