進研模試の英語を受験するにあたって、リスニングでどんな問題が出るのか?レベルはどれくらいか?音声が流れるのは何分か?など色々と気になることが多いと思います。
この記事では、高校時代に毎回のように進研模試を受験させられていた東大生の筆者が、進研模試リスニングの基本情報や対策法について網羅的に解説していきます。
・現役東大生ライターが執筆
・高校時代に進研模試を複数回受験
・英語は帰国子女を抜いて180点超え学年1位の経験あり
①進研模試リスニングのレベルはどれくらいか?
最初に、進研模試リスニングのレベルつまり難易度についてお伝えしていきます。
進研模試のリスニングのレベルは決して高くはありません。普段から英単語の発音・アクセントの勉強をしていて、1〜2文程度の英文を読めるまたは聞き取れる能力があれば普通に解けます。
模試なのでひっかけ問題がありますが、それにさえ気をつけていれば誰でも半分以上は得点できます。英語がある程度できる人なら7割から8割は固いのではないでしょうか。
②進研模試リスニングの平均点はどれくらいか?
進研模試リスニングの平均点は、学年ごとに満点が違うので正確な点数はお伝えできませんが、だいたい毎回30~40%くらいが平均点だった気がします。
リスニングに限りませんが進研模試の平均点は他の模試に比べると低めです。普段からきちんと勉強していれば平均を大きく上回って高い偏差値を出せる可能性があります。
③進研模試リスニングは何分音声が流れる?
進研模試リスニングが何分音声が流れるかに関しても学年によって長さが違った気がします。
たしか高1だったら10分くらいで、高3とかになるとがっつり30分あった気がします。
高1高2は大したことないですが、高3リスニング30分は東大レベルの長さですので相当集中力が必要です。普段からまとまった量の英文を聞く癖をつけてないと試験中に発狂してしまうと思います。
④進研模試リスニングの対策法とかある?
ここでは進研模試リスニングの対策法をお伝えしていきます。
下の⑤でお伝えする「実際に解く上でのコツ」とは異なり、この見出しでは事前にやっておくと力がつく勉強法的な感じで解説します。
進研模試リスニングで高得点をとるためには、ふだんから英語に耳を慣らしておく必要があります。
高1だったら普段の英単語学習の際に発音アクセントをしっかり確認し実際に発音しながら単語練習をすることが大切です。また、1〜2文程度の英語をスラスラ話せるまたは聞き取れる短文演習も積んでおくのがおすすめです。
高2だったらリスニング教材をつかった実践的な勉強を始めるのがよいでしょう。おすすめの教材はこちら↓です。
また、こうした硬派な学習とは別に、YouTubeなどで自分の好きな海外版アニメまたはドラマを毎日少しずつ視聴するのもおすすめです。
⑤進研模試リスニングを実際に解く上でのコツは?
進研模試リスニングを実際に解く上でのコツについて解説していきます。
こちらは先程の対策法とは異なり、試験本番に使えるテクニックを中心にお話ししていきます。
事前に問題文を読んでおく
進研模試のリスニングは、筆者の頃と変わっていなければ、最初に問題文の説明等があるはずなのでその間にリスニング問題全体をざっとみておきましょう。事前にどんな問題があるかを把握するだけでもだいぶ変わってきます。
学校にもよると思いますが、リスニングは試験開始後〇〇分後に一斉に音声が流されるパターンがほとんどですので、余裕のある方は事前に問題文を読んでどんなスクリプトが流されるのかを予想するのもありです。
全文聞きとろうとしない
進研模試リスニングに限らず、あらゆるリスニング問題に言えることですが、流される音声の全文を聞きとろうとしないでください。
リスニングで大切なのは問題を解く上で必要なキーワードです。極端な話をいうと、選択肢に数字や単位が書いてあったらその部分だけ音声を聞いてひっかけにさえ注意していれば正答できる可能性があります。
そのくらいキーワードに注目した省力的なリスニングは大切です。よくリスニングの音声が流されるのをそのまま書き取ろうとする学生がいますが非効率な上に1回聞き逃すとパニックになるのでやめた方がいいです。
(とはいえ進研模試程度のリスニングであれば全文聞き取れないこともないので、聞き取れそうな時は頑張って聞き取っても構いませんが)
次の音声が流されるときまでには必ずマークしておく
リーディングもそうですが、時間配分を超えた回答は好ましくありません。本来解けるはずの他の問題を解く時間を潰してしまいますからね。
リスニングは回答時間がはっきりしています。次のスクリプトが読まれるまでに必ずマークしておきましょう。1度または2度しか流されない、それも音声のリスニングは流された後にいくら迷っても何も変わりません。特にまだ問題が残っている途中で考え込むのは厳禁。
気持ちを切り替えるべきです。最悪なのは、前の問題もわからない、次の問題も最初の方全く聞いてなくて分からないというパターン。これだけは避けましょう。
⑥進研模試リスニングの過去問は目を通しておくべき?
進研模試リスニングにおいて押さえておくべきポイントも残り少なくなってきました。
ここでは、過去問には目を通しておくべきか?つまり実際に解いておくべきか?について筆者の見解を述べていきます。
結論を言うと、そこまでして入念に準備する必要はないと思います。なぜなら、問題構成をみて得点力に影響が出るとは思えないからです。
問題文の構成は上で述べたリスニング開始直前または直後の説明の途中で済みますから、わざわざ過去問を入手するまでではないでしょう。
⑦進研模試リスニングの復習はしなくていい?
進研模試リスニングに関して押さえておくべきポイント最後です。
進研模試受験後のリスニング問題は必ず復習しましょう。満点の人は必要性がないですが、1問でも間違えた人は復習しない理由がないです。リスニングに限らず、ミスをした大問は入念な復習をしましょう。
模試はただではないですから金銭的な面でも復習はやっておいた方がいいです。