今回は模試における「ネタバレ」の代表格である進研模試について、ネタバレはバレるのか?ネタバレがばれたらどうなるのかについて解説していきます。
進研模試のネタバレって何?
そもそも、漫画や映画のネタバレは知っていても、模試のネタバレという概念をよく分かっていない人もいると思うので簡単に解説します。
模試でネタバレと聞くと、
と思われる方もいると思います。
たしかに、模試は映画や漫画と違って全国の人が一斉に体験するものですから、ネタバレという概念が生じることに疑問を抱くのも自然ですね。
しかし、進研模試をはじめとしたいくつかの模試はそうではありません。学校によって模試実施日が異なるので一斉に受験するわけではないのです。
模試実施日が学校によってバラバラな状態に目をつけた悪知恵の働く学生が「ネタバレ」と称して進研模試の解答解説を配布し始めたのが、進研模試における「ネタバレ」起源の始まりです。
これを聞くと、
と疑問に思うことでしょう。
進研模試でネタバレする意味や利用者の心理とは?
進研模試でネタバレ行為をする意味は一体なんでしょうか?
また、ネタバレをする人がいるということはその情報を知ろうとする人もいるということです。ネタバレ利用者の心理とは何でしょうか?
進研模試をネタバレする意味
まず、進研模試でネタバレする人はメリットがあるからそうしていることは容易に想像がつきます。
そのメリットとは何か。
ネタバレをする人が他の学校よりも一足早く進研模試を受験すれば、まだ受験していない学校の学生に解答解説つまりネタバレ情報を有料で売りつけることができます。
と思うかもしれません。
しかし、残念ながら、この日本には模試の解答を暗記した状態で進研模試を受験したい輩が一定数いるようです。
実力を測るはずの模試でネタバレを有料で購入してまで進研模試を受験する利用者の心理はどうなっているのでしょうか?
進研模試ネタバレ利用者の心理
進研模試のネタバレ情報をお金を払ってまで手に入れたい人の心理は以下の2つです。
詐称してまで承認欲求を満たしたい
最も多いのが、模試の成績を公開して有名になりたいなどの承認欲求です。
最近はTwitterなどで模試の成績や入試開示点を公開することでバズが生まれることが多いです。そのため、他の人が公開した写真を無断で利用する「詐称ツイ」も増えてきています。
その一環で、進研模試のネタバレを入手することで模試の成績を以上なほど高くし、それをSNSにアップして承認欲求を満たそうとする輩が現れるわけです。
と、健康な精神状態の人なら悟るはずなのですが、残念ながら、ネタバレを入手してまで自らの承認欲求を満たそうとする輩はどこかネジが一本抜けていていうようです。
模試の成績をさらに利用したい
一方、精神病とは違って、現実的な問題を解決するために進研模試のネタバレを入手する輩もいるそうです。
当然ながら筆者はネタバレ行為を一切行ったことはありませんが、東進には進研模試の校内1位の結果を持っていって特待生として無料で入塾しました。
塾に入るには入会金をはじめとして多くのお金がかかりますから、このような不正を働いてまで無料で有名予備校に通いたいという人がいるのかもしれませんね。
いずれにせよ、承認欲求だろうが現実的な問題だろうが、進研模試のネタバレを利用する行為は学生として恥ずべき行為であることは変わりませんが。
進研模試ではネタバレがバレるって本当?
進研模試のネタバレがバレるのか問題。
結論から言うと、バレる時はしっかりバレますし、バレないときはバレません。
最初にバレる人の特徴について確認していきましょう。
進研模試ネタバレがバレる人の特徴
進研模試のネタバレがバレる人の特徴ですが、ネタバレをする人と利用する人で当然バレ方が違ってきますから、ここでも2つに場合分けして解説します。
ネタバレ販売者
ネタバレ販売者で学校や模試主催側にバレてしまう人は大体以下の特徴を持っています。
・メルカリなどで身分確認登録を過去にしている
・個人を特定できるメモ等を解答用紙に書き込む
・模試が終わった日を教えてしまう
ネタバレ販売側は流石に身バレについて十分すぎる対策をしているはずですから、最初の「本垢を使う」や「個人を特定できるメモ」などはしないと思いますが、その他の「過去の身分確認」だったり「模試終了日」はうっかりしている輩が少なくありません。
メルカリが実際どうなっているかは分かりませんが、進研模試主催側もネタバレ防止のためにそういったプラットフォームでの規制を強めているので、サイト・アプリ側が販売者の登録情報をもとに進研模試や学校側に販売者の身分開示情報を提供する可能性はなきにしもあらずです。
また、模試は学校によってバラバラですから、Twitterなどで「今日も模試が終わったのでネタバレします!」とか呟いてしまうと、ガチ勢に学校と学年を特定され兼ねません。
だいたいネタバレを販売しているのは高校生で、日常的にツイートを垂れ流しているはずですから、そんな些細なツイートから特定される可能性もあります。
ネタバレ購入者
ネタバレ購入者でバレやすい人は、だいたい以下の特徴を持っています。
・個人を特定できるアカウントで購入してしまう
・信頼していると思った「友人」にネタバレの話をしてしまう
2番目は販売者側の説明と重複するので省きます。
進研模試ネタバレの購入者側で一番バレやすいのは、点数ですね。明らかに解答覚えただろというくらいどの科目も高得点だとふつうにばれます。ネタバレを使うまでに実力で進研模試を受けたことがある人はなおさらです。
学校の先生はそういった学生(こども)の嘘を見抜く力が異常に高いので、そんなあからさまなレベルの点数はすぐバレます。もしそこまで高得点にこだわるなら、一気に得点するのではなく、1年単位の計画で徐々に点数を上げていくべきでしょう。(アドバイスじゃねえぞ怒)
あとは、調子に乗って親しいと「思っている」「友人」にネタバレの話をしてしまってバレるといったケースも考えられます。友人は見方によっては急に敵になる可能性もありますからね。
これは進研模試ネタバレを販売する場合も利用する場合もですが、他人に言うのはよしたほうがいいでしょう。
進研模試ネタバレがバレない人の特徴
進研模試のネタバレがバレない人の特徴は、上記バレやすい人の特徴をうまくカバーした人です。
こういった人間は生涯にわたって嘘をつき続ける傾向にあるので将来の詐欺師確定です。どこかで捕まってどうぞ。
また、大人の詐称者はだいたいどこかのタイミングで絶対にバレるので、筆者からアドバイスするとしたら若いうちに誠実な人間になるよう努力することをおすすめします。
1回嘘をつくことに慣れるとやめられなくなりますよ。
進研模試でネタバレがバレたらどうなる?
ネタバレがバレたらどうなるか、現実的な話をしていきます。
ネットで袋叩きに遭う
まず、ネットで詐称成績でイキリ散らかしている人は次第にアンチがついて、どこかのタイミングでボロや矛盾点を指摘されて大恥をかきます。
その恥に耐えられる人はいいと思いますが、大抵は恥ずかしすぎて垢消しして逃亡します。
ネットのオタクというのは怖いもので、詐称した者の個人情報までばらす可能性がありますから、進研模試のネタバレを販売するまたは利用する場合はそこまで覚悟がある人だけやるのがいいでしょう。
下手したら退学
進研模試でネタバレがバレたら、まずバレた人の学校は今後2度と進研模試を受験できなくなります。指定校推薦で進学した大学生が問題を起こしたらその学校の枠がなくなるのと似てますね。
私立だったら1発退学でしょう。公立でも下手したら退学、多めに見られても数ヶ月の停学処分は食らうでしょう。また、当然ながら学校で集会が開かれて、「どこどこのアイツらしい」とバレます。停学でも「アイツ事件以降消えたな」という感じでバレます。
そうなった場合はよほどメンタルが強くない限り社会復帰は難しいのではないでしょうか。
進研模試主催側から損害賠償請求
すこしリアルな話ですが、損害賠償請求をふっかけられるのは十分に考えられます。
学生にとってはイメージしずらいかもしれませんが、模試というのも企業にとっては営利行為ですから、それをネタバレによって邪魔されると(法律詳しくないからよく分かりませんが)たぶん営業妨害とかで提訴されます。
ネタバレ行為によって進研模試の成績や判定が信頼できないというイメージがついてしまうと、それは立派な営業妨害だと思いますから、進研模試のネタバレ行為をするまたは利用する場合は、そういった金銭面においてもデメリットがあることを理解しておくべきでしょう。
額は知りませんが、賠償を負担するのは金のある親ですから、進研模試ネタバレで訴訟起こされたら親に勘定されるかもしれませんよ。