この記事をご覧の読者のみなさんは「自分は勉強に向いてない」と思われてる方がほとんどだと思います。
だいぶ前のことですが、中学受験で挫折した筆者も同じことを思っていました。勉強しているつもりなのに偏差値が40台から抜け出せず、いつも「自分には勉強が向いてないのでは?」と悶々としながら受験勉強をしていました。
結局、中学受験は諦めたのですが、下でもお伝えする「ある出来事」がきっかけで、最終的には現在通っている東京大学に現役合格し、東大生ライターとしてこのような勉強系の記事を書くまでに至りました。
筆者が勉強ができなかった時期と勉強ができるようになった時期では一体何が違ったのでしょうか?
この記事では、筆者の体験談を踏まえながら、本当に勉強に向いてない人の特徴と該当者が今後の人生のために今やるべきことを徹底的に解説します。
勉強に向いてない人の特徴とは
この記事をご覧の読者の皆さんが一体どういった基準で「自分は勉強が向いてない」と考えているかはわかりませんが、筆者の経験上、本当に勉強に向いてない人はある共通点を持っているように思えます。
以下では「本当に勉強が向いてない人の特徴」を5つ挙げるので、3つ以上当てはまったら今すぐ受験勉強を止めて下でお伝えする「勉強に向いてない人がやるべきこと」を始めてください。
勉強が向いてない人の特徴①他人に強いられて勉強している人
筆者が思う本当に勉強が向いてない人の特徴で1番最初に挙げるのは「親や先生に強いられて受験勉強をしている人」です。
筆者もこのタイプだったのですが、自分から勉強をしたいと思わない限り、親や先生に強いられて勉強してもなかなか成績は上がりません。
(この記事は2分で読み終わります)■この記事でわかること・東大首席でも自主的に勉強するのは大変・最初に全体の流れをつかんでから教科書を精読してた・論述問題は時短のために、あえて自己添削・採点してた かんじじいのプロ[…]
今勉強が向いてないと思うくらいに落ちこぼれていて、かつ自分ではなく誰かのために勉強している人は「本当は勉強に向いてない」と言うことができるでしょう。
勉強が向いてない人の特徴②勉強していて楽しさを感じない人
勉強が向いてない人の特徴2つ目は、「勉強していて楽しさを感じられない人」です。
こういった方は、残念ながら勉強が向いていないので、楽しくない勉強をわざわざ苦しんでまでやる必要はありません。
勉強が全くできない上に楽しさも感じられない場合は、絶対に勉強が向いてないので受験勉強を止める判断材料にしてよいでしょう。
勉強が向いてない人の特徴③基本中の基本すら覚えられない人
これは個人的に一番当たる基準なのですが、基本中の基本すら覚えられない人は絶対に勉強に向いていません。
筆者が家庭教師や個別指導で教えていて、「どうしてこんな基礎的なこともできないのに勉強を続けているのだろう」という学生が結構います。大抵の場合は①の親に無理やり勉強させられているパターンなのですが、本当にびっくりするくらい勉強ができません。
例えば、英単語のdogという基本単語があるじゃないですか。このレベルの英単語を全く覚えられないのです。
生徒の前では決して口にはしないのですが、ここまで来ると発達障害や学習障害などの何らかの脳の欠陥を疑うべきだと思います(本人も親も)。
脳に欠陥があるのに無理やり勉強をしてもできるようにはならず、ストレスばかり溜まってしまいます。底がないコップに水を注いでいるようなもの。一向に勉強できるようにはなりません。
繰り返しますが、本当にやばいレベルで勉強ができない人は脳の欠陥を疑うべきで、勉強が向いてないというよりも勉強ができないレベルなので、本当はこの③が当てはまるだけでもすぐに受験勉強を止めるのを筆者は個人的におすすめします。
勉強が向いてない人の特徴④勉強よりもやりたいことがある人
勉強が向いてない人の特徴4つ目は、勉強よりもやりたいことがある人です。
勉強が全くできない人で、かつ勉強以外にやりたいことがしっかりある人は無理に勉強をする必要はないと思います。
例えば、イラストレーターになりたいのに受験勉強をしている人やピアノが好きで一日中弾いていたいのに勉強する時間も確保しなければいけない人は、いくらやっても伸びない勉強をやるよりも好きなことに徹底的に時間を投資した方が将来役に立ちますし、なにしろ生きがいになります。
②と多少重複しますが、やっていて楽しくない勉強をするよりもやっていて楽しいこと、やりたいことをやった方が精神衛生上絶対に良い気がします。
勉強が向いてない人の特徴⑤最初から我流で勉強している人
勉強が向いてない人の特徴最後は、上記よりも具体的かつ実践的な内容で、「最初から我流で勉強して先生や成功者のアドバイスに聞く耳を持たない人」です。
勉強が向いてないと言いましたが、我流で勉強していて成績が伸びないパターンは一番救いようがあります。
もしこの記事を読んでいる人で、今まで我流で勉強してきた人はこれを機に勉強法を変えてみてはどうでしょうか?
これは勉強に限った話ではないですが、人生で成功するにはまずは「真似する」ことから入った方が効率的です。オリジナリティはあとから付いてくるので最初から我流でやる必要はないのです。
勉強に向いてない人がまずやるべき3つのこと(経験談)
上では、勉強に向いてない人の筆者が思う典型的な特徴を紹介してきました。
ここでは筆者の経験談も踏まえながら、勉強に向いてない人がやるべき3つのことについてお話ししていきます。
なぜ受験勉強しているのか答えられるようにする
「自分は勉強に向いてないのではないか」と思っている人の多くは、上でお伝えしたように勉強をしている明確な目標・理由を持ち合わせていない場合が多いです。
本当は毎日公園で遊んでいたいのに、親が「中学受験しといた方がいいんじゃない?」というから何となく惰性で通塾している・・・。
正直、勉強している明確な理由はありませんでした。ただ、中学受験を諦めたことで「落ちこぼれ」と塾に残ったメンツからいじめられたことをきっかけに「復讐」することを新たな目標としてその後の高校受験・大学受験を頑張ることができたのです。
勉強が全くできなくて「勉強向いてないのでは?」と思う方は、まずは勉強している目的を考えてみてください。
勉強している目的がなければあなたは勉強に向いていないかもしれません、一方、何か目的が少しでもあるのならば、勉強法を改善して再度受験勉強にトライする価値があるかもしれません。
まずは勉強が得意な人の言うことを聞いてみる
ただ、勉強している目標が見つからない場合もあるので、そこで「じゃあ勉強向いてないから止めようか」というのも惜しい気がします。
勉強する目的があってもなくても、今この記事をみている人はほとんどが成績に伸び悩んでいる人でしょうから、まずは勉強が得意な人の真似をしてみてはどうでしょうか?
つまり、受験勉強で成功している人の勉強法に関するアドバイスを真摯に聞くということです。幸いこのサイトには東大生の勉強法に関する記事がたくさん載っています。
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勉強を止めて好きなことに時間とお金を投資する
それでも勉強に向いてないかもしれないという学生は受験勉強を諦めてください。
無理してだらだら時間を浪費するよりも、自分が好きなことに密度の濃い大量の時間を投資するのが良いです。
周囲の大人たちは生きてきた時代が違うので、勉強をやめて好きなことに特化しようとする貴方の足を引っ張るネガティブなことを言うかもしれません。気にせず「この人はそういう時代を生きていたんだな」とスルーする癖をつけましょう。
応援しています。
まとめ:勉強に向いてないなら無理してやらなくていい
いかがでしたか?
他の胡散臭い記事だと、お金儲けのために勉強弱者向けの高額な情報商材や裏で手を組んだ教育サービスの勧誘をするのがほとんどです。
当サイトは全国の教育格差を改善するため、また勉強の本質をできる限り多くの学生に知ってもらうというビジョンのもと運営されているので本音をぶつけてみました。
どれも嘘偽りない筆者の意見です。
すこし衝撃的な内容だったかもしれませんが、必ずあなたの人生に良い影響を与えると思っています。
勉強に向いていない人は無理してやらなくていいんです。それよりも、1回きりの人生ですから、やりたいことをやって青春を謳歌してください。
くれぐれも向いてない勉強をだらだらやって、精神を病むようなことは避けてくださいね。