【東大うつ】うつ病になる東大生が多い理由を考察してみた

東大にはうつ病になる学生が少なくない。

筆者の周りの東大生にも精神を病んで精神科に通っている知り合いが何人もいる。

そして筆者自身も、(実際に診断をもらったわけではないが)2年前「これ、うつ病かも」という時期があったし、最近もたまにそれらしき症状が出ることがある。

世間一般的には「東大生」と聞くと、

「え、すごい!」「人生順風満帆そう」などと羨ましがったりする人が多い…。

しかし、実際のところは東大生であることに悩みをもっている学生が少なくないのである。

以下、1つ1つ事例をみていこう。

優秀な同期

まず、入学したばかりの東大生が最初に鬱になる原因「東大ショック」について話そう。

(ちなみに「東大ショック」というのは私が勝手にそう呼んでいるだけである。つい最近「地方の怪物」という造語で大炎上してしまった東大生作家↓がいるので、私は炎上しないように「私が勝手にそう呼んでいる」とちゃんとことわっておく。)

【大炎上】西岡壱誠氏の「東大生の間には”地方の怪物”という言葉があり…」は大嘘!多くの東大生が困惑「聞いたことがない」

東大には、都内の有名進学校を除くと、それぞれの高校のトップ層が東京大学に合格して「東大生」になるケースが多い。地元ではトップだった、ある意味「井の中の蛙」状態な東大生だ。

東大入学後、彼らは当然のことながら自身以外の多くの東大生の存在を知ることになる。すると、隣の芝は青いではないが、周りの東大生が自分よりも「優れて」見えてしまう。

学内でも群を抜いて頭の良い東大生やルックスの良い東大生、運動神経抜群な東大生、超金持ちな東大生などなど。

まずここで一部の東大生は自信をなくす。特に、勉強だけを芯にしている東大生は大ダメージ必至だ。

これがきっかけでうつ病になる東大生はごく一部だろうが、多くの東大生がこの「東大ショック」を受けるのは事実だと思う。

4月の駒場キャンパスを歩けば高確率で「もうほんま周りのやつら優秀やわ〜」「みんな優秀すぎて病む」みたいな会話が環境音のように聞こえてくる。。

少し話を盛ったが、この話は多くの東大生が共感してくれると思う。

そんくらいみんな周りの東大生のスペックにショックを受けるのだ。

中高とは異質な大学生活

これは東大に限った話ではないかもしれないが、次に精神を病む東大生が出てくるのは始まったばかりの異質な大学生活ではなかろうか。

小中高はクラスを単位として生活を共にしていたのが、大学に入っていきなりなくなる。(もちろん第二外国語のクラスがあるのだが、あんなのは気休め程度に過ぎない。)

大学では自主的なサークルを生活単位とする学生が多いと思うのだが、さてここで一部の東大生たちに問題が発生する。

根暗インキャ東大生だ。(馬鹿にするつもりは全くない。筆者もそうだったからだ。)

中高時代の青春を受験勉強に捧げた代償としてコミュニケーション能力を失ってしまった根暗インキャ東大生が、自主的に輪の中に入っていくサークル活動など到底できるはずもない。

気がつけばサークル加入時期を逃してぼっち確定

周りはサークル仲間で授業を受けたり昼食を食べたりしている中、根暗インキャ東大生は大学内でぼっち行動が目立つようになる。

気にしない学生は問題ない。そういう人はどこに行ったって自分をしっかり持っていて強く生きていける。

しかし、問題なのは他人からの評価をいちいち気にする学生だ。

そういった学生にとって「ぼっちであること」は耐えがたい苦痛であろう。

「自分はぼっちだと思われてるんじゃないだろうか」「今こっち指差されて笑われた気がする」

とだんだん精神的に辛くなってくる。

こうして、大学生活にうまく馴染めずにぼっちのままうつ病になって大学に通わなくなり、学業も疎かになり休学・退学パターンの東大生が発生する。

ちなみに筆者は他人からの評価を気にしないタイプなので、なんとか大学生活はクリアできたのだが、もし人の目を気にするタイプだったら絶対にあの大学生活はやっていける自信がない。

世間からの過度な反応、期待そして嫌味

最も多くの東大生を苦しめる要因に、オーバーリアクションや過度な期待、嫌味が挙げられる。

「え!?東大生??!すご!(ギャーギャー)」「東大なのにこれ知らないの?」「これだから東大は使えない」

オーバーリアクションは百歩譲ってまだいい。

でも、過度な期待と嫌味は本当に精神的にくる。

「東大なのにこれ知らないの?」はまじで東大生なら1度は言われたことあるんじゃないかってくらいよく言われる。

あれ結構言われるとムカつくんだよね。

「東大生がなんでも知ってると思うのか」ってマジレスしたいところだが嫌われそうだから言えないのもストレスがたまる。

嫌味はもっとうざい。。

「東大生は使えない」「これだから東大は」「勉強はがんばったんだね、でもね〜」

こういう体験を卒業するまでに何回もする。本当に何回もする。OBの話を聞いていると社会出てからも非東大の性格悪い人間からぐちぐち言われるらしい。

そりゃせっかく東大入ったのに病むわなって感じ。

東大が足かせになるんだよね。

ちなみに筆者が病みそうになったきっかけは、同じ寮に住んでいたFラン出身学歴ロンダリング東大院生にこういった類のハラスメントを聞こえるところでぐちぐち言われたことだった。

その時の経験が辛過ぎて以降初めてあった人間には中卒だと嘘をつくようにしているのだが、なかなか過ごしやすい。けっして中卒の方を馬鹿にしているわけではないのだが、最近は大学名を聞かれたら「都内の大学です」と答えている東大生の知り合いが結構いることを知ってやはりみんな同じことを感じているのかと納得している。)

SNS依存症

筆者の周りのうつ病になった東大生、Twitter依存症がかなり多い。(そもそも東大生はTwitter利用者が恐ろしく多い。もともと勉強が得意で内向的な性格の学生が多いからだろうが、それにしても弊学は異常なくらい「ツイッタラー」が多い)

依存症の東大生のプロフィールから投稿を見てみるとまじで一日中TLに張り付いているのが観測できる。

Twitterをずっとやっているからうつ病になるのか、うつ病になったから現実逃避でツイッターをやっているのか卵が先か鶏が先かどちらが原因はわからない。

しかし、Twitter依存症もかなり異常な状態であることはたしかなので、うつ病と何かしら関係があるのではないかと見ている。

人工的な光を発するスマホの画面を長時間ずっと凝視しているわけだから絶対目にも悪いし脳にも悪い。気分が良くなるはずはないだろう。人間も動物だ。そんな「不自然」なことをしていたら東大生であろうとなんだろうと脳みそがぶっこわれてしまうに違いない。

そして、全く面識のない他者のどうでもいいつぶやきが延々と一方的に流れてくる。その呟きの中には一定の割合で自慢や惚気が含まれている。そうすると無意識のうちにTLを眺めている自分と何かしらでキラキラして見えるネット上の他人を比較してしまう。そんな状況では精神状態がいいはずない。

何を隠そう筆者もTwitterやInstagramをやっていた時期があり、軽く依存症になりかけた時期もあった。

このままではまずいと思い、アカウントを消しもとの人間らしい生活へと戻ったわけだが、一気に精神状態が回復したのを今でも覚えている。もっと日常生活を大事に送れるようになったし、食事や運動などの健康面でもQOLが上がった。

結局自然な状態が一番人間にとって良いのだと思う。

SNSを使っていてどこか違和感のある人はしばらくアンインストールするかアカウントを消すかするとよいだろう。状態が良くなるはずだ。

進路

進路で悩む東大生が多い。

そこからこじらせてしまってうつ病になる学生がいる。

話をきいたところ、「東大に入ったからなんかしらの学問に興味ができてその道に進むのだろうと思っていたら、自分が得意なのは受験勉強であって、決して研究が向いているわけじゃないことに気がついた」と言っていた。

そのことに気がついたのは卒論制作を始めようとしていた大学4年の夏頃らしく、就活を始めるには遅い時期。

結局なにもしないままだらだらと時間を過ごし、うつ病になってしまったという。

こういうケースも意外と少なくない。

受験勉強が得意だからと言って研究職が向いているとは限らないのだ。

研究職は軽い好奇心でどうにかなる世界じゃない。これは筆者自身も専門の勉強を学部時代にしたときに痛感した。

こうならないためにも進路は早いうちにしっかりと考えておくのがよいだろう。

最新情報をチェックしよう!
>「東大生図鑑」

「東大生図鑑」

東京大学五月祭で1,000冊完売した「東大生図鑑」。日本最難関受験と称される東大受験を見事突破した東大生の生い立ちや悩み、将来の夢、趣味や特技、そして各科目の勉強法がすべて詰まった伝説の冊子。増刷を経て販売を再開しました。

CTR IMG