東大受験の英単語帳『鉄壁』はいつから?使い方は?現役東大生が徹底解説!

学生
『鉄壁』はいつから始めるべき?使い方も知りたい!

 

東大受験するなら鉄緑会の『鉄壁』はやっておくべき!とはよく聞くが、値段も結構するしよく調べてから買ってみたいという受験生も多いだろう。

 

そこで今回は高一からボロボロになるまで『鉄壁』を愛用し、見事東大に現役合格を果たした筆者が、どの記事よりも詳しく鉄緑会英単語帳『鉄壁』について解説していく

 

管理人
なお、東大英語全般の対策法が知りたい方はこちらの記事がおすすめだ↓

 

関連記事

(この記事は約7分で読み終わります)東大を目指す受験生が文系・理系問わずにぶつかる壁が「東大英語」です。受験の前になると社会や理科に意識が向かってしまいがちですが、英語でしっかりと点数を重ねることは合格への第一歩です。 […]

 

■この記事の信頼性
・現役東大生が執筆
・『鉄壁』を愛用して東大合格
・東大首席をはじめとした100人近くの東大生のインタビュー経験あり

英単語帳『鉄壁』とは何か?

そもそも英単語帳の『鉄壁』って何?という受験生もいるかもしれないので簡単に紹介しよう。

東大英語専用の英単語帳

 

英単語帳『鉄壁』とは、東大に屈指の合格率を誇る伝説の塾「鉄緑会」が生み出した東大受験専用の英単語帳だ。

 

正確なデータはもっていないが、筆者の肌感覚だとだいたい東大生の8割くらいは『鉄壁』を使って東大に合格しているのではないだろうか。

 

「ちゃんと使っていなかったけど一応持ってはいた」という東大生も多いので、ほとんどの東大受験生が手にする英単語帳と言えるかもしれない。

 

他の英単語帳との違い

受験生の中には

学生
「ターゲット1900やDUOとは何が違うの?」

という疑問を持つ学生もいるだろう。

 

『鉄壁』が他の英単語帳と一線を画するのは、鉄緑会が分析したデータに基づく単語選出と記憶に定着しやすいイラストを利用したレイアウトだろう。

 

『鉄壁』に掲載されている英単語は東大英語に頻出の英単語であり、また、ユニークなイラストがついていることで英単語の定着が飛躍的に上がる。筆者は今でもある英単語を見ると『鉄壁』に乗っていたあるイラストを思い出すことがある。それほど長期記憶定着に効用を発揮する。

構成

『鉄壁』はsectionごとに構成されている。

 

例えば、section3は「構造・構成」に関する単語や熟語が載っている。sectionごとにテーマがはっきりしているので記憶に定着しやすいのだ。

レベル

『鉄壁』に掲載されている単語のレベルはそこまで難しくはない。

 

ただ、高一の頃から使っていた筆者の反省点としては、まずは学校などで配られる基礎レベルの英単語帳を終わらせてから着手すべきだったということ。

 

高校英語学習の初心者が最初に手を出すレベルではない。

 

単語数

『鉄壁』に掲載されている単語数はだいたい2100語だ。
「東大英単語熟語」とあるように、単語だけでなく熟語や派生語も載っているので充実している。ボリュームは申し分ない。

CD・音声

『鉄壁』単体にはたしかCDがついていなかった。CDは別売りなのでわざわざ買わなければいけない

 

ちなみに、CDの値段がなかなか高かったので筆者は買わなかった。

 

 

アプリ

ここで紹介しているアプリは2021/4/2現在利用できないようです。

時代の進歩を感じる。筆者が高校生の頃は存在しなかったのだが、今は『鉄壁』がアプリで使えるらしい。

 

「mikan 鉄壁」と検索するか下のボタンをクリックすると表示されると思うが、大人気英単語アプリmikanと鉄緑会『鉄壁』がコラボしたものがリリースしたらしい。

 

口コミをみると、本と併用するのが効果的らしいがそうすると合計して4,5千円かかるので課金する際は慎重に考えてみるのがよいだろう。

 

\ 学習アプリ「mikan 鉄壁」はこちらから /

「mikan 鉄壁」アプリ

サイズ

英単語帳『鉄壁』のサイズは128×182mmだ。

 

片手で持てて大きすぎも小さすぎもせず完璧なサイズだと思う。分厚さもどっしりしていて「東大受験」を感じられる。

 

値段

『鉄壁』の値段は2020/11/19現在のamazon最新価格で2,310円だ。

 

評価

英単語帳『鉄壁』の東大受験生からの評価はいうまでもなく高い。筆者が東大に入ってからも「鉄壁は神だった」「TOEIC対策にも復習として使っている」等、大学受験が終わってからも復習として使っている学生もいるくらいだ。

 

管理人
TOEIC対策にはそれ専門のやつを使うべきだと思うが・・・

 

英単語帳『鉄壁』はいつから使い始める?

さて、この記事の本題にようやく入っていこう。『鉄壁』をいつから使い始めるのがいいのかについては、中高一貫校の生徒と公立高校の生徒とでは回答が異なってくる。

中高一貫校の受験生の場合

中高一貫校の学生は公立高校の学生に比べてカリキュラムの進捗度がかなり早いのでその分『鉄壁』を使い始めるタイミングも早くなる。

 

だいたい高2に入る前くらいから使い始めるのがいいのではないだろうか。これくらいの時期から入試を意識した本格的な英語の勉強が始まることを考えるとベストタイミングだろう。

 

ただし、基礎レベルの英単語が習得できていないようでは時期尚早なので、まずはそちらを完璧にするように。

 

公立高校の受験生の場合

一方、公立高校の学生は中高一貫校の学生に比べるとだいぶ解禁のタイミングが遅くなる。

 

どんなに早くても高2の冬から使い始めるのがよいだろう。

 

管理人
高3になったタイミングから使い始めるのも問題ない。

 

中高一貫校の生徒と比べるとだいぶ遅くて焦りを感じる現役生もいるかもしれないが、そんなに焦る必要もない。その理由は、『鉄壁』に入る前に使う単語帳と内容に重複があるからだ。

 

 

『鉄壁』はあくまでも「東大英語によく出る単語をまとめたもの」と解釈してもらって構わない。全く新しい単語が出てくるわけではないのだ。繰り返すが、公立高校の学生は焦って時期尚早なタイミングに買う必要はない

 

管理人
公立高校なのに高一から使っていた筆者は時期尚早だったわけだ

英単語帳『鉄壁』はいつまでに何周すべき?

英単語をはじめとした暗記で重要なのは反復すること。これはどこの誰がなんと言おうと異論は認めない。

 

高3夏までに最低でも3周はしておきたいものだ。これは筆者含め周りの東大生たちがだいたい5周はしているのを踏まえて言っている。東大受験生にとって東大英語は最重要科目であるので、これくらいやらないとライバルたちに差をつけるのは難しいだろう。

 

『鉄壁』はボロボロになるくらい使い込もう。受験生にとっては負担かもしれないが、理想を言うと受験当日までに5周はしておきたい。

 

英単語帳『鉄壁』の使い方は?

ここからは英単語帳『鉄壁』の使い方を説明していく。使い方は人それぞれだが、だいたいどの東大生に聞いても下のような使い方なので特別な事情がない限りはこの通りにやるのが無難だろう。

1周目の使い方

『鉄壁』に限らずどんな英単語帳も最初は太字または赤字になっている箇所だけ覚えてさっさと1周してしまおう。1周目の段階で神経質にページの隅々まで覚える必要はない。

 

学習はsectionごとに最初から最後まで順番に進めれば良い。その際、例文も載っているので必ず目を通すこと。この段階で写経する必要はない。

 

2周目の使い方

2周目は1周目よりも細かく学習しよう。太字や赤字だけでなく関連語・派生語まで覚えたい

 

例文も書いてみると記憶の定着にいいだけでなく、二次試験の英作文に必要なボキャブラリーが身に付く。

 

また、2周目からはsectionの最後にあるチェックテストも必ずやってみよう。本番受験生がミスしやすいものを重点的に出してくるのでなかなか実戦力がつく。

 

3周目の使い方

3周目は載っている単語・熟語・派生語を完璧に暗記できているレベルまで持っていこう

 

また、例文暗記もできるとよい。ただし、DUOや他の教材で例文暗記をやっている場合は効率が悪いのでその限りではない。

 

3周目が終わる頃には『鉄壁』に載っている何を聞かれても答えられるようにしておくとよい。

 

他の単語帳との使い方に関して

学生
「鉄壁をやっている間に他の単語帳も使った方がいいのかな」「Targetの内容忘れてそうで怖い」

 

東大受験生なら誰しもが不安になる他の単語帳どうしよう問題。

 

答えると、『鉄壁』を使っている時というか、『鉄壁』に移行した段階で過去の単語帳を振り返ることはやめよう。なぜなら、targetなりDUOなり速単なり、本来はそれらの基礎単語帳を完璧にしてから『鉄壁』を使い始めるべきであるからだ。

 

管理人
高校生にもなって中学時代に使っていた英単語が心配になってやり直すかと言われたらそうではないだろう?

 

不安なのは百も承知だが、自分を信じて、問題演習等を通してわからない単語や忘れていた単語が出てくる都度それを覚えていけば良い。東大に限らず受験勉強はインプットに時間をかけすぎると命取りになる。

 

誰だって不安なので心配しすぎることなくアウトプットに移行していこう。『鉄壁』でインプットしている期間はそれに集中するのがよい。

 

英単語帳『鉄壁』の東大以外の使い方は?

東大受験生のための『鉄壁』に関する情報は以上でおわりなのだが、東大受験をしないのに『鉄壁』を使おうとする輩が毎年一定数いることについて言及したい。

早稲田や慶應、マーチ受験での使い方

東大受験をする学生のための専門英単語帳なのに、どうして早稲田や慶應その他の大学受験に『鉄壁』を使おうとするのか理解ができない

 

使えると言えば使えるが、別に『鉄壁』である必要はない。あるなら早慶受験に特化したものを使えばいいのに・・・。

 

「おれは東大用のやつも使ってるぜ」という自己顕示欲を示したいのか知らんが、とにかく筆者の考えとしては非東大受験生は『鉄壁』は不要だと思う

 

管理人
DatabaseなりDUOなりそこらへんの汎用性が高い英単語帳を使うのが無難だろう。

 

不要なものに時間とお金を使って落ちることほどダサいことはないので、そこらへんよく考えるように。自己顕示欲と合格どちらに重きを置くか、よくよく考えるように。

 

英検での使い方

英検に特化した英単語帳が山ほどあるのでそれを使いましょう。

TOEIC受験での使い方

TOEIC専門の英単語帳があるのでわざわざ東大受験専用英単語帳を使う必要はないと思うぞ⭐︎

 

関連記事

(この記事は約7分で読み終わります)東大を目指す受験生が文系・理系問わずにぶつかる壁が「東大英語」です。受験の前になると社会や理科に意識が向かってしまいがちですが、英語でしっかりと点数を重ねることは合格への第一歩です。 […]

最新情報をチェックしよう!