という疑問を持っている人はいませんか?
こういう会話、実は東大受験生の間で毎年交わされているものなんです!
今回は、受験生やその関係者のこういった悩みにお応えすべく、受験生時代に実際に東大本番レベル模試を受け最終的に東大に合格した筆者が詳細に解説していきたいと思います!
・現役東大生ライターが執筆
・高校時代は東大本番レベル模試を受験した
・東大首席など100人以上の東大生にインタビュー経験あり
東進の東大本番レベル模試とは
以下、8つの項目に分けて解説してきたいと思います。
日程と会場
駿台実戦と河合オープンはどちらも大体8月と11月に行われるので、8月以外は被らないようにしていることが分かります。
そのため、東大本番レベル模試は8月と11月以外にも模試を受けたいという受験生のニーズに応える事ができています。
返却日
返却は速いです。
特に、センター1週間後の最後の模試の返却スピードはやばいです。確か、1週間以内に返ってきた気がします!!(採点バイトの人たち息してるんでしょうか…笑)
他の3回でも、2週間以内には来ます。
駿台や河合塾と比較すれば、その差は圧倒的です笑。
料金
ただ、東進の生徒はもう少し安い料金で受験できます。
難易度
本番との比較、他の模試との比較に分けて解説していきたいと思います。
東大本番レベル模試の難易度は総じて難しめです。
科目毎の感想をいうと、自分の感触に加えて周りの人の意見を鑑みた結果ですが、大体
数学→古い過去問はキ○ガイレベルの難問ばかりですが、最近の難易度はいたずらに難しすぎる事はない。でも難しい。
国語→本番よりは点がこない。
理社→難しい。
という感じです。
ただ、難易度は勿論開催される回にもよって違ってきて、例えば6月のやつはかなり簡単ですが、一番最後のやつはめちゃ難しいです。
他の模試と比較した場合だと、駿台実戦や河合オープンよりも難しいと思います。そういう意見の人の方が周りに多いですし、実際筆者も東大本番レベル模試の点数が3つの中で一番低かったです。代ゼミの模試は受けた事がないので比較できていません…。(すみません)
何かの解説授業で、東大本番レベル模試が難しいのは他社模試と差別化を図るためだと先生がおっしゃっていました。
受験者数
駿台実戦や河合オープンの3割弱ほどしか受けていません。
ただ、僕の印象にはなりますが、母集団の学力レベルは割と高いように思います。受験人数が少ないからといって、競争が易しいわけではないでしょう。
採点の質
「割と雑なのでは…?」という声をたまに聞きます。受験人数が少ないとはいえ返却までの期間が短いので、採点スタッフは急かされるようです。
個人的には、そこまで問題はなかったように思います。
成績優秀者の掲載
成績優秀者の掲載はハイレベルな受験生にとって日々の勉強の原動力になっているようですが、東大本番レベル模試にはこれがありません!楽しみにしていた人は残念…!
しかし、全国順位と高校内順位ははっきり出るので、これをモチベーションに頑張って下さい。
補足になりますが、実は筆者が受験生だった時代は東進東大特進コースの校舎に各科目と総合点でそれぞれ成績優秀者10人くらいの氏名が張り出されていました(今もやっているのかもしれません)。
その年の理3首席だった子は、直前の回では全科目1位で名前が載ってました。「この人まじでヤベェ…」って思ったのを覚えています。
判定の厳しさ
はっきりいって、めちゃくちゃ厳しいです。
他社模試と差別化を図るため、絶対評価を採用していますが、とにかく辛口判定です。
筆者は他の東大模試ではA判定をとっていましたが、東大本番レベル模試ではD判定かE判定でした。自分との相性もあったのかもしれませんが、周りの意見も一致しています。
そのため、判定のアルファベットが悪くてもあまり落ち込みすぎないように気をつけて下さい。特に、センター後の回では判定が悪いとメンタルにくると思いますが、毎年多くの受験生が経験する事だという事実を覚えておいて下さい。
筆者は直前の回の成績が悪くて、気持ちを落ち着けるために「東大本番レベル模試 判定 厳しい」というキーワードでググりまくった記憶があります笑。
この時間はマジで無駄なので、これを読んでいる人はなるべく早く切り替えて下さい!
逆に、判定が良かった人は自信を持ってもらって大丈夫です!その調子で勉強し続けましょう。
4大模試における東大本番レベル模試の立ち位置は?
東レの立ち位置はずばり、サブです。
もう少し具体的にいうと、まず4大模試というのは駿台・河合・代ゼミ・東進のそれぞれの東大模試を指していて、その内駿台と河合がメインで代ゼミと東進はサブと位置付けている受験生が多いです。
東進の東大本番レベル模試の場合、駿台や河合の東大模試がない期間に東大2次に特化した模試をやりたいと思った人が基本的に受けます。
東進の東大本番レベル模試を受ける直前にすべきことは?
基本的には、こちらの駿台実戦模試の記事に書いてある事と同じです。
学生駿台の東大模試を受ける前に知っておくべきことはある? 管理人たくさんあるよ。現役東大生が全部説明してくれるって 今回は、まだ東大実戦模試の事をいまいちよく分[…]
つまり、
2. 解答用紙の使い方を決めておく
3. 直前の勉強は追い込む
の3つになります。
東進の東大本番レベル模試の判定が悪かった場合
東大模試の判定についてはこちらの記事にまとまっているのでご覧ください。
学生東大模試の判定と実際の合否の関係性がむっちゃ気になる・・・ 東大模試の返却後、判定で絶望する東大受験生が毎年現れます。 「やばい秋なのにE判定だわ。もう無理かも…」「D判定なん[…]
東大本番レベル模試最終1月は直前期だけど受けるべき?
個人的な意見を言えば、受けた方が良いと思います。なぜならば、共通テストボケの解消に有効だからです。
東大対策は2次試験対策の方が圧倒的に重要ですが、共通テスト1ヶ月前はそちらに集中している人がほとんどだと思います。
そうすると、どんなに2次の実力があっても、脳が共通テストに慣れてしまっていると思います。それに加え、2次試験までの期間は残りわずかとなっています。そんな状況下では、一刻も早く2次試験モードを取り戻す事が最も大切です。
にもかかわらず、共通テストが終わって達成感のようなものに包まれて勉強に集中しにくくなる受験生が毎年たくさんいます。それはなんとしても防ぐべき事態です。1週間後に東大本番レベル模試があれば、2次試験モードに切り替えやすくなるでしょう。
東進の東大本番レベル模試の過去問はどうやって手に入れる?
少なくとも僕が受験生だった頃は、駿台実戦や河合オープンと違って過去問は市販されていませんでした。
よって、入手経路は恐らく以下の3つのみでしょう。
過去問の入手方法①知り合いから貰う。
まず思いつくのが、頑張って情報の強そうな友達や先輩を探して、その人たちから問題冊子と回答用紙を貰う事です。
あらゆる人脈をフルに使って辿っていけば、そういう人たちに巡り会えるかもしれません。
過去問の入手方法②メルカリ・ヤフオクなどを使う
次の方法は、ECサービスで中古品を探す事です。メルカリとかは割と出回っていました。
ただ、出品されていら商品の数が限られているので、探し始める時期が遅いと売り切れているかもしれません。
過去問の入手方法③東大特進の単元ジャンル別演習を利用する
実は東大特進では、共通テストが終わると単元ジャンル別演習というサービスが受けられるようになります。
後日ホームページから採点結果とアドバイスを閲覧できるという内容になっています。
筆者は英語と国語で利用しましたが、なかなかの優れものでした。特に、現代文で林先生が作問を担当していた頃のものを選んで解いていました。非常に良かったです。(実はあの人、マジで実力あります)これ以外にも、東大特進生は東大本番レベル模試の過去問演習を5回分くらいさせられた思い出があります。
東大特進は特に春とかは結構入りやすい割に無料で色々な特典を受けられるので、とりあえず入っておくのはおすすめです。(筆者は東進の手先ではありません笑)
東大模試の過去問の使い方などこちらの記事で網羅的に解説しています
学生東大模試の過去問って買うべき?入手方法は? 管理人実際に使っていた東大生が網羅的に解説してくれるよ 毎年、多くの東大受験生が「東大模試は買うべきなのか?」と[…]
さいごに
以上が東進の東大本番レベル模試の解説になります!
今回の記事が少しでも受験生の役に立てていたら嬉しいです。
では、東大合格に向けて頑張って下さい!