湘南にキャンパスがあることで有名な4年制大学である東海大。その歴史は国防理工科大学として創設された戦前1942年まで遡ります。
そんな伝統ある東海大学ですが、一部のネット民からは
帝京平成大学
東京国際大学
東海大学
東洋大学あの会社、Fランしかいねーじゃん
— 【ニコ生主】パッショーネ79【動き続ける男】 (@Rinrin_Kinkin) January 16, 2019
といったようにFラン扱いされている模様です。
受験生や関係者からしたら東海大学がFランなのかどうか非常に気になるところでしょう。
そこで今回は、大学の序列に詳しい筆者が具体的な根拠を提示しながら「東海大学は本当にFランなのか」を検証していきたいと思います。
東海大学は本当にFランなのか?
ネットを眺めていると上で紹介したツイート主のように「東海大学はFラン」という人もいれば、下のツイート主のように
東海大学は、Fランなのか違うのか微妙な立ち位置っすよね。
だから、東海大学は神奈川湘南大学に改名します。
神奈川湘南大学だと名前から漂うFラン臭するっしょ?— 中根健 (@sept_nk28) May 5, 2019
東海大学がFランとは断定できないという意見も見られます。
受験生や関係者としてはどっちが本当なのか気になって夜も眠れないことでしょう。
筆者が詳しく調査してみたところ、
東海大学はFランではないことが分かりました。
以下詳しくその根拠について解説していきたいと思います。
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東海大学がFランとは言えない理由①
東海大学がFランとは言えない理由として最初に挙げられるのは「偏差値が35を下回っていないから」というものです。
狭義のFラン大は河合塾の偏差値が35を下回っている大学のことを指します。
しかし、河合塾からデータの提供を受けている大学受験パスナビによりますと、東海大学の偏差値は以下(一部)のように、
基本的にどこの学部も偏差値が50近くあることがお分かりいただけるかと思います。
上の画像にはありませんが、東海大学の一部の学部には偏差値が30台の学部があることにはあります。
しかし、最低でも偏差値37.5とかなので、東海大はFラン大と呼ぶことができないでしょう。
東海大学がFランとは言えない理由②
東海大学がFランとは言えない理由として2つ目に挙げられるのは「目立った定員割れを起こしていないから」というのがあります。
Fランというのは偏差値もさることながら、倍率も総じて低く、基本的に1.0を下回っているものです。
倍率が1.0を下回っている状態は「名前を書けば受かる」ので明確なFラン大の基準として知られています。
先ほどと同じ大学受験パスナビを見てみると、東海大の入試結果(倍率)は以下のようになっています。
どの選考も倍率が高いですね。倍率が低くなりがちなAO入試が2倍以上あるのは珍しいです。東海大の人気ぶりを示しています。
このように、東海大学はどの選考も倍率が1.0を下回っている状態にはないので、Fラン大ではないことが分かります。
東海大学がFランと呼ばわりされるのは何故か
上では東海大がFランとは言えない理由を見てきましたが、一体どうしてこんなにも偏差値・倍率が高い大学がFラン呼ばわりされてしまうのでしょうか。
結論から言いますと、よく分かりません。
他の大学だったら例えば「名前からFラン臭がする」などFラン呼ばわりされてしまう理由があるのですが、東海大に限っては全く不明でした。
おそらく学歴厨のネット民が無責任にも東海大をFランと呼んだことをきっかけに、それに釣られた情報弱者たちがFラン呼ばわりするようになったのだと思います。
功罪が深いですね。