頭脳王「東大医学部の新星」となかいが語る理論化学の重要性

となかいのプロフィール

東京大学医学部医学科の4年生。頭脳王でおなじみの「東大医学部の新星」、徳永海くん。となかいの由来はその名前「とくながかい」→「と○な○かい」だそうで、管理人は気づけなかった。東大理3に現役合格しクイズ番組などでも活躍している。一方、長い間受験勉強に慣れており、大学の授業の方は最初はあまり興味が持てず、1年の前期で必修単位を落としてしまった意外な一面もある。

©️染平かつ

【名前】  となかい
【タイプ】 トナカイタイプ
【所属】  医学部医学科
【学年】  4年
【二外】  フランス語
【課外】  AnotherVision
【特徴】
みんはや
→早押しクイズアプリ。10万人中50位くらいという好成績!

甘党
→毎週フラペチーノやパフェなどを食べに行っている。

板書は取らない
→教科書に載っていることを写しても意味がないと考えている。あと自分の字が汚いらしい。

自分に一番合う道を選びたい

東大に入って思ったのは、周りのみんなが意外と計画的に勉強していい成績を収めているということですね。

ぼくは受験勉強の「自分の実力が数字で表される」という側面がとても好きで、勉強自体というより結果を出すことを楽しんで、ゲーム感覚で頑張ることができたタイプの人間なんです。

でも、大学生になると、順位や偏差値の出る全国模試などは当然ありません笑

本来、大学は研究するためにあるものとはわかってはいます。
ただ、自分のように最高峰を目指して東大に来た人間は、急に目標が漠然とした感じになってしまうんですよね。

前期教養学部のうちはテニスや天文部などのサークルや、個別指導のバイトに力を入れていました。

後期課程に入り医学部として本格的に医学の授業が始まってからは、自分が将来医師になるという実感が少しずつ湧いてきました。今年の五月祭では、救急医療とリアル脱出ゲームがコラボした企画なども行いました。自分の好きな謎解きで医学の面白さを伝えられる、良い機会になったと思っています。

4年生のうちに呼吸器、循環器、小児科、眼科等…40科ぐらいの内容を学習するんですけど、今はそれらの科について一通り勉強してから、自分に一番合う道を選びたいなと思っています。

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化学というより受験全般の勉強法

化学の勉強法

僕は受験では化学が1番得意科目でした。

高校化学は大きく理論、無機、有機の3つの分野からなります。

理論は計算、無機は記憶、有機はパズルなどとよく言われますが、それは全て理論化学の理解があってのことであり、まずは理論分野を正確に理解することが全体の実力アップに繋がります。

理論分野の勉強は、最初は学校指定の教科書問題集、市販のシンプルな参考書などで大丈夫です。

そのような本で、単元ごとに説明を読む→問題を解く→理解が微妙なところの説明を読み直す、を繰り返して定着度を高めていきます。

数学や物理よりは暗記項目の多い化学ですが、面倒くさい計算は出てくるものの数学的に難しい計算は出てこないので、高3になるより早い時期から勉強に取り組むことをおすすめします。

また、理論を勉強してからは無機と有機は独立しているため、自分の興味を持った方から勉強を始めて大丈夫です。

自分は今している勉強でどういう問題が解けるのか意識するタイプだったので、無機は系統分析、有機は構造決定が解けることを目標にして知識をつけていきました。また高3の夏に構造決定にはまり、自分で調べながらパズルのような問題を作問して塾の先生に送ったりしていました。

化学の対策でやるべきことは少なくありません。どんなに狭くてもいいのでこの単元の問題なら解ける!って分野を作り、それを少しずつ増やしていくと、自信もついて継続できるのではないでしょうか。

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受験生に一言

受験は合格への強い意思も必要ですが、気負いすぎないことも大切です。
早い段階から最終目標を知ることで、学習の展望が開け、余裕も生まれるでしょう。

また、適度に趣味や休憩を挟んだり、友達と会って話すことで、精神的にも無理のない生活を送りましょう。ときどき自分を客観視してみるのも効果的だと思います。

応援しています。

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