『日本史問題集 完全版』のレベルと使い方を東大生が解説

学生
東進の『日本史問題集完全版』のレベルってどれくらい?使い方は?

 

管理人
受験生時代に使用してた現役東大生が解説してくれるよ

 

この記事では東進ハイスクールの『日本史問題集完全版』について網羅的に解説します。

 

レベルや対象読者、効果的な使い方などを説明するので日本史学習の参考にしてください。

 

■この記事の信頼性
・現役東大生ライターが執筆
・受験生時代に『日本史問題集完全版』を使用
・東大首席など100人以上の東大生にインタビュー経験あり

 

『日本史問題集完全版』の基本情報

 

最初に『日本史問題集完全版』の基本情報を確認しましょう。

 

本書は東進ハイスクールが出版している日本史の基礎問題集です。著者は東進の代表的な日本史講師である金谷俊一郎先生となっています。

 

値段は税込1,320円で、参考書としては平均的な価格帯だと言えるでしょう。

 

管理人
ボリュームも十分にあるので日本史問題集の最初の1冊としては十分だと思います。

 

『日本史問題集完全版』のレベルと対象読者

次に、『日本史問題集完全版』のレベルとおすすめ対象読者について説明していきます。

 

本書のレベルは基礎〜標準です。そこまで難しい問題はありません。

 

したがって、対象読者は日本史初学者となります。インプットで教科書や参考書を読んだ後、習得度の確認として本書でアウトプットするといった使い方がメインとなるはずです。

 

また、志望校でいうと日東駒専からMARCHレベルの学生が過去問演習に入る前の準備運動として本書を使用するのもオススメです。

 

管理人
上智〜早慶の学生には少し物足りないと思います。

 

国公立大志望の学生も日本史を授業で習った後に復習として使う分には十分ですが、受験を意識して本格的に演習するとなると難関私大志望の学生同様に、少し物足りなさを覚えるかもしれません。筆者は高3春までは復習教材として使用してましたが、受験年度は途中から使わなくなりました。

 

『日本史問題集完全版』の効果的な使い方

ここでは『日本史問題集完全版』の効果的な使い方を解説します。

 

上でも少し触れましたが、『日本史問題集完全版』は基礎的な内容なので、学校の授業の復習として使ったり、中堅校の過去問演習に入る前の準備運動として使うのが理想です。

 

それでは、いつ本書を使い始めて、何周すべきなのか細かく説明していきます。

いつから使い始めるべきか

まず使い始めるべき時期は、学校で日本史の授業が始まってから使い始めて構いません。

 

ただ、授業を受けていきなり解こうとしても解けないと思うので、学校のプリントをみたり教科書を読んで通史のおさらいをしてから解くようにしましょう。

 

筆者は以下のような工夫をしていました。

一問一答で歴史用語をある程度覚えてから演習しよう

 

それは一問一答を別途購入して、歴史用語をある程度アウトプットできるようになってから『日本史問題集完全版』を解くことです。

 

学校の授業を受けていきなり解くなと言いましたが、仮にその後に復習したとしても膨大にある歴史用語というのはなかなか記憶に定着しません。

 

管理人
歴史用語は歴史用語特有の覚え方があります。それが一問一答を用いたアウトプットです。

 

一問一答ほど歴史用語の習得に適した教材はないので、文章題形式の問題を解く前にまずは用語をしっかり固めておくのがよいでしょう。

 

日本史の一問一答でおすすめなのは同じく東進の『一問一答 完全版』です。最初は重要度が最も高い問題(星3?とかから優先的に覚えましょう。)

 

国公立大一本で私立大を受けない方は、上の東進『一問一答 完全版』は少し細かすぎるので、山川出版の一問一答を使うことをオススメします。絶対に覚えておくべき重要語をピンポイントで掲載しているので効率的な学習ができます。

 

2周すべきだが3周までは要らない

『日本史問題集完全版』は1周目は学校の復習としてやります。

 

では2周目はいつやるかと言いますと、定期テストや模試の直前にやることをオススメします。

 

受験勉強は日本史に限らずどの科目もそうですが、2周以上することで実力として身に付きやすいです。

 

本当は3周すると安心できるのですが、正直この『日本史問題集完全版』で3周するくらいなら、下で紹介する新しい問題集に早く移ってそっちを何周もするのが得策だと思います。

 

『日本史問題集完全版』の次に使うべき問題集

『日本史問題集完全版』は標準的な日本史の問題集ですので、2周したら応用問題集に移りましょう。

 

時間がない現役生はいきなり過去問演習に入ってもいいですが、理想はもう1冊挟むことです。

 

筆者が使っていたのはこちらのZ会の100題です。『日本史問題集完全版』よりも難しく受験を意識した良問が多いです。

 

 

管理人
以前レビュー記事を書いたので気になる方は一読してから購入を検討してください。

 

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