大学受験において、社会科目である世界史の勉強をいつから本格的に始めるか迷う受験生が非常に多いです。
筆者もそのうちの一人で、結論から言いますと、世界史の勉強をかなり早くから始めてしまい「もっと遅くから始めるべきだった」と少し後悔しています。
読者の皆さんには筆者と同じ轍を踏んでほしくないので、以下の内容をしっかり読んで適切な時期に世界史の勉強を本格化させましょう。
・現役東大生ライターが執筆
・模試では連続して世界史校内1位を達成
・失敗談も含めてリアルな体験談を発信していく
【文系向け】世界史の受験勉強はいつから?
文系は世界史選択者が非常に多いです。
おそらく多くの人が高2から世界史の授業が始まるのではないでしょうか。
結論から言いますと、文系の世界史勉強開始時期は志望校が国公立大学か私立大学かで変わってきます。
それぞれ分けて解説していきましょう。
国公立大志望
文系で、東大や京大、一橋大、旧帝大などの国公立大学を志望している学生は世界史以外にも勉強しなければならない科目が多くあります。
それゆえ「どの科目もバランスよく均等に勉強しなきゃいけない」といった勘違いをしてしまう学生が少なくありません。
何を隠そうこの筆者も「国公立大志望は英数国理社を計画的にバランスよく」勉強しなければならないと思っていたのですが、一度大学入試を終えてみると、結論高2秋までは英数に勉強時間の7割を捧げた方がよかったと思っています。
世界史に話を戻しますと、多くの受験生が高2から世界史の授業が本格的に始まり「文系らしい」科目がやっと始まったこともあり、やる気に満ち溢れているとは思いますが、一旦落ち着いてください。
世界史の「受験」勉強はまだ本格的に始めなくて全然大丈夫です。
高2のうちは通塾する必要は全くなく、学校の授業内容だけで十分です。授業中にしっかりと先生の通史の説明を理解し、家に帰ったら20〜30分かけて教科書を読みながら復習するだけで構いません。
あとは定期試験や模試等のタイミングでまとまった時間を確保して復習すれば高2の世界史の勉強としては上出来です。
つまり、高2春から本格的に「受験を意識した」通塾や受験勉強は始めなくていいことになります。
高2春から本格的に世界史の受験勉強を始めなくていい理由は2つあります。
1つは、高2春の段階では(中高一貫校を除いて)まだまだ英数が未完成で、勉強時間の大半をこの2教科に充てなければならないからです。
これは筆者の失敗談と、当webサイトの運営を始めて100人以上の東大生にインタビューした経験から言えることなのですが、高校受験にしろ大学受験にしろ英語と数学ができない国公立志望者は高確率で苦労します。
筆者は運良く東大に現役合格できましたが、高2〜3の勉強時間の6割程度を世界史(と日本史)に費やしていたので英語と数学がボロボロの点数でした。特に数学なんて「易化した」年度にも関わらず40%程度しか得点できておらずかなり危なかったです。
歴史オタクだったのでなんとか世界史と日本史を得点源に現役合格できましたが、受験戦略上はかなり危険です。オススメしません。
繰り返しますが、高2の段階で世界史に勉強時間を充てようと考えている受験生はまず英語と数学を完成させることを急いでください。
理由2つ目は、高2から本格的に勉強しても高3春には綺麗さっぱり忘れるからです。
筆者は記憶力には自信がある方で、特に大好きだった世界史は結構記憶しているつもりでしたが、高3になって高2で習った箇所を復習してみると半分以上忘れていて結構焦りました。
結局高3に入ってからもまた1から該当箇所の通史を教科書で理解して・・・と、初見で勉強するのと変わらない工数をかけて復習し直す羽目になりました。
このように、いくら本腰入れて世界史の勉強を始めても高2→高3の間に結構忘れるので(他の教科の兼ね合いもあり復習する時間はまずとれない)高2春から本気で世界史の勉強に力を入れるのはおすすめしません。
受験生の中には高3春から本格的に勉強を始める人がいますが、それは平凡な受験生の発想です。できる受験生は少し前からスタート切ってアドバンテージをもっておきましょう。
また、高3春まで復習しないでおくと忘れる可能性がかなり高いので、まだ記憶が新しい高2の間に春からの復習という形で受験勉強をするのがベストかと思います。
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私立大志望
文系の私立大志望の受験生は、受験科目数が少ないので高2春から本格的に世界史の受験勉強を始めがちです。
英語と国語が完成しているのであればそれでも良いでしょうが、筆者なら英語を貪欲に伸ばしてきってから世界史に力を入れます。
なぜなら、みなさんが思っている以上に大学受験の英語は完成に時間がかかるからです。高2で比較的時間があるうちに英語を完成させるつもりで勉強しておかないと高3で焦る羽目になります。
高3で英語に苦手意識を感じていると、成績が伸びるまで半年はかかる科目の性質上、ずっとモヤモヤしたまま受験勉強することになります。世界史のような暗記科目は、勉強すればするだけ一問一答や演習問題で正答率が高くなりますが、英語は性質上そういうわけにもいかないのです。
したがって、高3で英語に不安材料がない状態を作るためにも、いつでも成績が短期間で伸ばせる世界史はあとに取っておいた方がメンタル的な戦略としていいのです。
また、記憶力的にも暗記科目は受験の年度に取っておいた方がよいです。高2春から世界史の受験勉強を始めると、早い時期に始めた範囲の記憶が薄れてきます。筆者の肌感覚だと高2春〜夏にやった箇所は高3春には結構な割合で忘れるます。
したがって、文系の私立志望の学生は、高2春から学校の授業が始まる場合、ただ授業を聞いて家に帰って30〜40分程度教科書や資料集を見ながら復習するだけの勉強で構いません。
定期テストや模試の前にはまとまった時間を確保して復習すればいいです。
通塾する必要もありませんし、受験的なアウトプットを意識して問題演習をガリガリする必要もないです。
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【理系向け】世界史の受験勉強はいつから?
理系で世界史を選択する人はおそらく共通テストに使用する人でしょう。
共通テストの世界史は比較的簡単ですので、通史が理解できていれば簡単に8〜9割得点できます。
高1から学校の授業で世界史を習っている人は、まずは授業をしっかり聞いて定期試験や模試のタイミングで復習をはさんでください。受験を意識した勉強はしなくていいです。今やるべきことだけやってください。
筆者の教え子で高3春から知識0の状態で世界史の受験勉強を始めてセンター8割以上得点できた子がいるので、共通テストもそんなもんだと思います。通史自体は半年あれば勉強し終わります。
高2秋から本格的に勉強を始める際は通史も少しわすれてると思うのでスタディサプリで受験を意識した講義を受講して勉強するのがオススメです。教科書をただ眺めていても受験でどこが出やすいのかは分かりにくいです。
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まとめ
まとめると、文系も理系も国公立大志望も私立大志望もおおよそ高2の秋くらいから受験を意識して世界史の勉強を本格化させれば十分なことがわかりました。
一度学校の授業で習った範囲とはいえ、世界史の勉強を本格化させる頃には「あれ!?どんな感じだったっけ?」となりやすいので格安のスタディサプリでほとんどお金をかけずに復習するのがおすすめです。
2週間の無料期間があるので、まずはインストールするのもありだと思います。