世界史学習において年号暗記が必ずしも好ましいとは言えない理由とは?

なぎ

東京大学文学部考古学科の3年生。幼少期から博物館に足を運ぶことが多く、気づいたら考古学科に進学していた。動物の剥製が特に好きなようで、暫定ではあるが研究テーマも動物考古学にするつもりらしい。メンタルが弱く、苦労してきた経験があるが、今はだいぶ克服していて明るく元気に話せる。とてもいい子だと感じた。

©️染平かつ

【名前】 なぎ
【タイプ】考古ガール
【所属】 文学部考古学科
【サークル】 ???
【特徴】
何日でも引きこもり生活を送れる
→長期休暇は食料を買い込んで映画をたくさん見る。ホラー好き。

宅浪
→浪人時代は自宅で勉強したが、この期間に精神を病んでしまった。

博物館
→動物の剥製が好き。インタビュー前も東大総合博物館で「家畜」の期間限定展示を見てきたという。

学芸員になって博物館勤務したい

物心ついた頃から博物館を訪れては、動物の剥製に見とれていました。
何回見に行ったかはもう数えられないですねえ…無限に行ってましたよ!

だから大学に進学して専攻を決める時は、なるべく博物館に関係のある歴史系の分野がいいと思って考古学に決めました。研究テーマは動物考古学なのですが、せっかくなので世界の動物考古学に触れてみたいです!

大学の授業でちゃんと学芸員の資格に必要な単位を回収して、院進して、そのままどこかの博物館に就職したいのですが…博物館勤務は採用枠が少ないようなので少し不安です。
実際に勤務が決定したら、博物館における若年層の来館数をテクノロジーやSNSを活用して増やしてみたいです。

あ、あと、これは重要なんですけど、私は家族が大好きなので国内勤務がいいです。海外の博物館も憧れるんですけど、家族と長い間離れ離れになると考えると辛くてやっていけないので。

メンタル、ゆっくり治していきたい

宅浪で精神を病みました。

浪人時代は基本的に一日中家の中にいて、外に出てもお弁当を買って帰るくらいしかしていなかったので、人と話すことが極端に減りましたね。

浪人という不安な状況で人と話さずに勉強ばかりしていたら、いつの間にか人間が怖くなってしまって…。

模試とかの会場が静かで周りに人がたくさん状況では、試験が始まって問題を解いていると、だんだんパニックになってきて過呼吸に陥ってしまうことが多かったですね。目もチカチカしてきてテストどころじゃなくなってくるので、そういう時はいったん退出して外で落ち着いてから席に戻るようにしてました。

東大本番では事前に症状を伝えて出入り口に近い席にしてもらって、試験官も近くにいてもらいました。コンディションはすごい大切です。結局本番は一回も退出しませんでしたけど。

大学に入って、一気にいろんな人間と関わることになったので最初は本当に大変でした。海洋生物が陸に上げられるようなもんです。自分を元の状態に戻すのは一番苦労したと思います。

大学に入って2年経ち、他の学生と話すことはほとんど大丈夫になりました。しかし、今でも授業中は退出しないと厳しい時があります。講義を聞いていても「ああ、そろそろやばいかも」ってなります。静かで人がたくさんいる環境は今も苦しいですね。時間をかけて慣れていきたいです。

世界史〜年号暗記〜

年号暗記

世界史において、年号暗記は短期記憶の部類に入りますが、とても役にたつと私は思います。

この年代のアメリカやヨーロッパでは何が起きたのか?等の設問があった時に、何がいつ起こったのか知らなければお話になりません。年号→事象のように頭が働いて問題に対応できることが多々あって、割と年号暗記は役に立ちました。

ただ、年号暗記勉強法は時系列で世界史を読み解ける人にとっては効率が悪いかもしれません。しかも、何回も音読して覚えたり色々と時間がかかるので、世界史にあまり時間が割けないという人にはオススメできないかもしれません。

なぎオススメの参考書

世界史年代ワンフレーズnew

 

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