今回は日本の闇の1つである「受験サロン」を見る価値がないこと・見るだけ時間の無駄である理由について現役東大生の筆者が解説していこうと思います。
一度受験サロンに毒されてしまうとなかなか人生辛くなる(理由は後述)ので、この記事を最後まで読んでジュサロを見ない方がいい理由をしっかり理解し、健全な大学受験ライフを送るようにしましょう。
・現役東大生ライターが執筆
・ジュサロに毒された同期の末路を見てきた
・東大首席など100人以上の東大生にインタビュー経験あり
受験サロンとは?
この記事を読んでいる人の中には、
という人もいるかもしれないので、まずは簡単に「受験サロン」が何なのかについて解説します。
どんな内容が話されているのか気になる人もいると思うので、早速、下で確認してきましょう(この確認は人生一回でいいです。)
受験サロンの内容はどんな感じ?
上述のように、受験サロンでは主に大学受験のことや学歴に関して話されているのですが、一体どのような感じで議論されているのでしょうか。
受験サロンがどんな場所か1発でわかる有名なコピペを紹介します。
お盆に、親父と長野の親戚の家にいった。
伯父(高卒市議)も来ていた。伯父「○○君も大学生か!小さい頃よくだっこしてやったんだぞ!がっはっはー」
俺 「覚えていますよ」 伯父「どこの大学に行っているんだ?」
俺 「東工大、あっ、東京工業大学です」
伯父「そうか、工業大か!高校時代遊びすぎたんだろ!でも浪人しなくてよかったな!」
「お前と同じ年の息子の××覚えているだろ!深志から信大工学部だぞ!(勝利者宣言)」
親父「無言・・・(瞳が潤んでいた)」
伯父「おい、信大生こっちこい(息子の××を呼ぶ)」
「○○も大学生だ。○○と昔よく遊んだだろ!」
向こうでも大学の話をしていたらしい××が鼻高々でやってきた。××「(馴れ馴れしく)○○、久しぶりー、元気!」
「あっ、叔父さん、こんにちは、俺、今年から大学生になりました。」
親父「そうか、大きくなったな」
××「信大に行っているんですよー(勝利者宣言)○○君はどこに行ったの?」
俺 「東工大w」ニヤついている伯父を尻目に、一瞬にして××の顔色が変わった。
伯父「○○に勉強教えてやれよw」
××「(しばし、絶句)・・・みっともないからやめてくれよ親父」
伯父「?」
動揺しまくりの××は伯父を速攻連れだした。
以後、伯父親子は、俺達のいるテーブルに加わらなかった。久しぶりに無口な親父の晴れ晴れとした顔をみた。
帰り際、充血した目をした伯父と目があった。
・・・・・。
ジュサロには、このようなくだらないスレッドが無限にあります。
しかし、ジュサロの中には上のものよりも一層過激で不毛な、
というスレッドもあり、総じて見るだけ時間の無駄で気持ちが悪い内容ばかりので、この記事を読んでる人はわざわざ検索して見る必要はないでしょう。
受験サロンを見るのはどういう人たち?
冷静になって考えたら絶対に見ない方がいい受験サロンですが、毎年結構の数の受験生が受験サロンを見てしまい、知らない間に「学歴至上主義」に毒されていってしまいます。
受験サロンにハマりやすい人の典型的な特徴は以下の通りです。
・人の目を過度に気にする
・親主導の受験勉強をしてきた
・やたらプライドが高い
・勉強以外これといった取り柄なし
・学歴コンプレックスを抱えている
これらに1つでも当てはまる人は受験サロンにハマってしまうと「学歴史上主義」にいい感じに毒されてしまうので注意が必要です。
受験サロンを見るくらいなら東大生がやってる勉強法でも見て生産的に時間を使いましょう。
この記事にたどりついた人は、 「勉強しても成績が上がらない」「自分の勉強法が合っているか自信がない」「東大生の勉強法が知りたい」 という悩みや願望を持っている人が多いかと思います。勉強が順[…]
受験サロンを見ない方がいい理由は?
上では簡単にジュサロとは何か?テーマや議論されている内容に関して解説してきました。直感的にジュサロは見ない方がいいというのはお分かりいただけたかと思います。
ここでは、ジュサロを見ない方がいい理由について、字数を使ってしっかり論理的に解説していこうと思います。
学歴煽りして中毒にさせるのが目的
受験生の視点ではなかなか気付かないと思いますが、大人の世界では、つまりビジネスの世界では承認欲求やコンプレックスを煽り立てるとむちゃくちゃお金になります。
学歴なんてまさにコンプレックスになりやすい要素の1つですよね。他にも簡単に例を挙げると、脱毛、育毛、美容整形、年収、住居などなど承認欲求やコンプレックスが刺激される要素はたくさんあります。
これらに共通して言えることは、人は煽れば煽るほど焦って冷静な判断をできずにお金や時間を使うということです。
コンプレックスになりやすい「受験」や「学歴」に関して煽り立てる内容を書くことで、多くの精神不安なユーザーが飛びつき、自分にとって都合のいい情報を血眼になって探します。
ですので、受験サロンに書いてある情報が、貴重な時間を使ってまで本当に自分のためになるのか冷静に判断してサイトをみることが大切になってきます。
煽られて時間を使ってしまうのはただの情報弱者のカモになっているのと同じですからね。(ディスるだけは良くないので、一応リンク貼っておきます。自己責任で見てください)
人の目ばかり気にする大人になる
受験サロンを見ない方がいい理由2つ目は、人の目ばかり気にしてしまって自律的に生きていけなくなるおそれがあるからです。
受験サロンで無責任にも煽られるだけ煽って、そこで本当に行きたかった大学から知名度や偏差値、就職実績だけいい「有名大学」に志望校を変更してしまったら、それは他人の価値観で進路を決めてしまうことになります。
受験の時からこういう悪習がついてしまうと、今後の長い人生で(就職や結婚、マイホーム、子供の中学受験など)他者の目を気にして物事を決めてしまう軟弱な人間になってしまいかねません。
こういう人は自分の核がないので将来どこかのタイミングで確実に病みます。最悪のケースにならないように、若いうちから受験サロンのような煽り性の強いものは排除していくのが無難だと私は考えます。
行き過ぎた学歴至上主義
受験サロンを見ない方がいい最後の理由は、学歴至上主義が行き過ぎて気持ち悪いほどだからです。正直、見ていて不快になります。
筆者自身はこちらの記事で言っているように、学歴社会自体はそこまで悪いものだとは思っていませんが、
学生「学歴差別って何?」「就活で学歴差別があるって本当?」「学歴差別っておかしいよね!」 学歴差別に関して上記のような様々な疑問や悩み、意見がある。 今回この記事では、現役[…]
受験サロンで議論されているレベルまでいくと見るに堪えないです。
あの不快さに慣れてしまって、他の人がいる目の前で学歴至上主義を思わせる発言をしてしまってはドン引き間違いなしなので、受験サロンを見る場合はあくまでもネタとして覗くくらいがちょうどいいと思います。
受験サロンに毒された人間の末路はどんな感じ?
筆者の知り合いで、受験サロンに毒された結果、あきらかに実力と志望大学の偏差値が乖離しているのにも関わらず、その大学を受け続けて結果的に3浪した挙句はるかに格下の私大に進学した人がいます。
大学進学後もその大学に未練たらたらで、風の噂によると大学院ロンダリングをしてまで進学の夢を追い続けているらしいです。捉え方にもよりますが、筆者は諦めが非常に悪いなと感じてしまいます。
彼の末路はだいたい想像できるのですが、おそらくあの様子だと院ロンダも失敗するだろうし、仮に成功しても今度は一般入試でその大学に入れなかったことにコンプレックスを持ち始めて再受験をする気がします。
記事のタイトルをみて「何をふざけたことを言っているんだ。ひょっとして嫌味か?」と不愉快に思われる方もいると思う。 たしかに天下の東京大学に入ってまで「学歴コンプつらい…ぴえん」なんて言っているやつがいたらぶん殴りた[…]
または、今度は受験の雪辱を晴らすためにも、就職活動で大手ばかり志望して色々拗らせていくんだなと思いますね。そして、その先の人生に待ち受けているさまざまな「他者と比較する場面」で同様のことを繰り返していずれ病んでいくんだろうな・・・とも予想します。
受験サロンに脳を毒されてしまった学生の末路は将来にわたって悲惨なものになる気がするので、これを見ている読者のみなさんは早く身の丈にあった幸せを見つけて、できるだけ自分と他人を比較することなく、余計な情報を摂取することなく人生を謳歌してほしいと切に願います。
まとめ
いかがでしたか?
この記事を読めばいかに受験サロンが時間をかけて見る価値ないかお分かりいただけたかと思います。
世の中にはこの他にも、平凡な一般人を煽り立てて金に換金しようとするものがたくさんあります。電車やテレビの広告なんてだいたいみんなそうです。
自分の人生にとって何が本当の幸せにつながるのかをよく考えて生きていってください。
繰り返しになりますが、自分と他人を比較する癖は精神を病むのでやめておきましょうね。