この記事では、駿台の特待生制度について「どうやったら特待生になれるのか」また「特待生になった後はどうなるのか」という観点からお話ししたいと思います。
・現役東大生ライターが執筆
・駿台の元特待生として古典を受講→現役合格
・東大首席など100人以上の東大生にインタビュー経験あり
そもそも駿台に特待生制度があっただと!?
まず、当時の筆者同様に「駿台って特待生制度あるんだ」と驚いている方が一定数いるかと思います。
結論から言いますと、駿台には現役生向けと浪人生向けに2種類のスカラーシップ制度があります。
このうち筆者が恩恵に預かっていたのは現役生向けの特待生制度ですが、一般的には浪人生向けのスカラシップ制度が有名みたいです。
それぞれ内容を簡単にまとめました↓
浪人生向けスカラシップ
駿台の浪人生向けのスカラシップは現役生のそれと異なり、前期と後期に分かれているようです。
したがって、前期に一度特待生に認定されたからといって後期で再び特待生に認定されるとは限りません。油断してると選抜から落とされるようです。
⑵授業料25%割引(15万円相当
⑶入塾金50%割引(5万円相当)
⑷図書券5千円贈呈
成績によって⑴〜⑷どれに該当するか分かれてきます。
浪人生としては、1年間の授業料を全額免除にするためにも、前期と後期どちらも⑴の特待生を狙いたいところですね。
現役生向け特待生制度
駿台の現役生向けの特待生制度の内容は公開されていないので、実際に特待生だった本人にしか分かりません。
数年前なのでどれだけ正確に覚えているか曖昧ですが、大枠はきちんと覚えているのでお伝えします。
駿台の現役生向けの特待生制度は以下のような内容になっています。
電話ではこう伝えられましたし、実際の手続きでも一銭も払った覚えがないです。
話を戻しますと、現役生向けのスカラシップの内容は浪人生とは異なり、1回でも基準をクリアしたら前期後期関係なく1年ずっと特待生です。
さて、そんなメリットだらけの駿台特待生制度ですが、気になる基準や条件はどうなっているのでしょうか。
下で確認していきましょう。
駿台の特待生制度の基準や条件はどんな感じ?
ここからはブラックボックスである現役生向け特待生制度の話を中心にしていきます。
当時の筆者の話をしますと、たしか高2の冬とかに受けた駿台全国模試の成績がヒットして、駿台から特待生認定の電話がかかってきた気がします。
この筆者の経験から、外部生が駿台の特待生に認定される基準は「駿台模試で一定以上の成績を収める」ことが必要であることが分かります。
次に、特待生として認定される条件(筆者側の義務)に関してですが、大枠は以下の2点だったと思います。
・駿台生として合格者数にカウントされること
前者に関して、上にリンクを貼って紹介したブロガーさんは「授業に出なくてもいい」というふうに書いてましたが、筆者の時は違いました。
「模範的なスカラーシップ生として毎回の授業に必ず出席すること。授業態度がひどい場合は特待生取り消し」みたいな旨を伝えられて「公開してないのに”模範的なスカラーシップ生”ってなんやねん」と疑問を抱いていた記憶があります。
後者の条件に関しては、特待生度の根幹をなす大前提ですので説明は割愛させていただきます。
駿台の特待生として受講すべき科目とは
駿台の特待生制度で受験生の皆さんが知りたい内容は基本的に以上となります。
ここでは最後に特待生になったらどの科目を受講すべきかについて解説しようと思います。
特待生で1科目無料で受けられるのであれば、独学に限界を感じる科目か授業ごとに添削してもらえる科目を選ぶべきだと思います。
参考までに、特待生認定の電話がかかってきた高3春当時の筆者の科目ごとの状況は以下の通りでした。
筆者の場合、英語は高1からアホみたいに勉強していて校内の帰国子女を押さえるくらいには出来ていたので選択肢から外しました(あと曜日的にダメだった)。
なぜなら、駿台の英語はかなりレベルが高い(質も当然高い)のと、英作文や和訳、要約などの添削を高確率で受けることが可能だからです。
したがって、駿台で特待生認定されたらまず真っ先に英語の受講を考えるべきだと思います。
国語という科目は放っておくと全く勉強しなくなってしまう科目です。得意な人は勉強時間を充てなくても結果を出せるのですが、現状は「たいして得点できないのに勉強もなかなかしない」という学生が少なくありません。
筆者は、現代文を他塾で受けていた(後に東進東大特進の林修に切り替え)ので選択しませんでしたが、もし独学だったら間違いなく英語か現代文かで悩んでいたと思います。
東進も良かったのですが、映像というのもあって少しサボっていたのが正直なところです。しっかり駿台に通塾して添削指導やテスト形式で授業に臨んでいたらもっと成績が上がったと思っています(反省)。
もし数学に苦手意識を持っていて、独学や映像で済まそうとしている筆者2代目みたいな読者がいるのであれば、大手予備校の通塾を推しておきます。
さっきから散々英語やら現代文やら数学やらを推していますが、実際に筆者が受講したのは古典でした笑笑笑。その理由は、曜日的に英語も現代文も合わなかったからで、ただ単に古典が独学で余っていたからです。(説得力のNASAよ)
正直な話、古典をとった意味は「添削してもらった」くらいしかありません笑。駿台の教材も良かったといえば良かったですが、結局最後まで読んでいたのは学校で配られた文法書・句法書でした笑。
駿台古典で思い出にあるのは漢文の先生(たしか宮下先生だっけ)の中国旅行雑談です。それにすごい影響受けて筆者も中国旅が趣味になってしまったくらいです。
また、古文の授業で「勝手な現代語訳をするな、忠実になれ」と口すっぱく言われたのも記述力を上げるきっかけになりました。
とはいえ、全体的にみると、数学を受講すべきだったなと少し後悔しております。
最後まとまりがつかない文章になりましたが、お腹が空いたので今日はここまでにします。
受験生ファイティン。