この記事では、上記の言葉の意味と由来、それが今でも通じるのかについて東大生が解説していきたいと思います。
「生徒の駿台」の由来は?今の駿台生はどうなの?
このうち、「生徒の駿台」はその名の通りで、駿台生のレベルが他の予備校生と比べて高いことから、このように言い伝えられるようになりました。
駿台の生徒がレベル高いのは、彼らを指導する講師のレベルが高いことでもあるので、一見すると
と思うかもしれませんが、なぜか生徒側が注目されてしまったみたいです。
さて、この「生徒の駿台」ですが、現在も駿台生のレベルは依然として高いのでしょうか?
2020年最新版の東大合格者数を見てみると以下のようになります。
駿台 | 河合 | 東進 |
1373人 | 1313人 | 800人 |
依然として東大合格者数1位は駿台となっているので「生徒の駿台」という言葉は今なお健在であることがわかります。
この他にも、実際に特待生として途中から駿台に通っていた筆者の肌感覚では、たしかに駿台生は他の塾予備校に通う学生よりも総じて学力(それに人間性)も高い気がしたので、数十年経った今でも「生徒の駿台」は変わらないと言うことができるでしょう。
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「机の河合」の由来は?机の質は変わった?
次に「机の河合」ですが、こちらの由来は名前から分かる通り、河合塾の机の質が他の予備校よりも高いことからこのような言葉が広がりました。
「机の質が高い」と聞くとどうしても高級な材質を使っているイメージがありますが、受験生目線で机が評価されるのは「机の面積が広い」という観点からだと思います。
実際にネットで調べてみても「駿台は受講生のレベルが高く、河合は机が広く、・・・」と書いてあったので、面積のことで間違い無いと思います。
たしかに、筆者が高校時代河合塾で東大模試を受けた時も、駿台や学校の机と比べて河合塾の方が広く感じたので「机の河合」は今でも通じると思います。
いずれにせよ、デスク周りで河合塾が駿台よりも優っているというのは変わらないので「机の河合」は今もなお健在だと言えるでしょう。
「講師の代ゼミ」の由来は?代ゼミ衰退してない?WOWWOW
今ではだいぶ衰退してしまっている代ゼミなのでイメージしずらいですが、東進の講師を想像してみるとわかりやすいです。
林修先生をはじめとして個性的な実力派講師が大勢いらっしゃいますよね。(実は代ゼミから引き抜いた講師も相当多いのですが)
代ゼミが全盛期だったころは、今の東進のように個性派実力講師が大勢在籍して、そこから「講師の代ゼミ」と呼ばれるようになったのです。
3大予備校と呼ばれた駿台・河合・代ゼミのうち代ゼミが通信メインの東進に取って代わられたように、現在では通塾型の教育サービスの人気がだんだん落ちています。
それに昨今の新型〇〇〇の流行もありますので、教育のオンライン化がますます進むことでしょう。
筆者は駿台も通っていましたが、実は受験期後半は完全に東進に切り替えていました。理由は時間の融通が効くのと不要な授業をカットできるからです。
このように、通信教育には自分に合った学習ができるので、この記事をみている皆さんも早めに通信教育に変えることをオススメ致します。
オススメの通信教育は、東進もアリですが、東大入学後にZ会出身者の方が頭がいい人が多かったので、あえてZ会を推奨しておきます。