【駿台模試】国語のコツと勉強法を東大生が解説!おすすめ参考書も!

学生
駿台模試の国語が苦手!コツや勉強法とかある?

 

管理人
東大生がおすすめ参考書・問題集と共に教えてくれるって

 

この記事では、駿台模試の国語で伸び悩んでいる方向けに、国語を解く上でのコツや勉強法、おすすめ参考書などを網羅的に解説します。

 

今は東大生である筆者も、受験生時代は駿台模試の国語でなかなか偏差値が出なくて悩んでいた時期がありましたが、以下でお伝えする方法を忠実に守っていたら安定して点が取れるようになりました。

 

この記事をしっかり読んで指示通りに実践すれば、どんなに国語に苦手意識がある学生でも状況が改善するはずですので、ぜひ最後までご覧ください。

 

駿台模試国語の基本情報

最初に駿台模試の国語の基本情報を確認していきます。

 

模試や入試は、基本情報をしっかり押さえた上で模試に臨むのとそうでないのとでは大きく違ってきます。

 

基本情報だからといって侮ることなく「まず敵を知れ」という言葉通り、しっかり確認していきましょう。

構成

駿台模試の国語は2つの受験型があります。

 

現・古型」は現代文3題+古文1題で、「現・古・漢型」は現代文2題+古文1題+漢文1題です。

 

志望校によって漢文がなかったりする大学があるので、現段階で志望校が確定している学生はそれに合わせて受験しましょう。

 

高1など、まだ志望校がはっきり決まっていない学生は漢文の勉強をしっかりして「現・古・漢型」を受験するのがオススメです。

 

管理人
そちらの方が正確に偏差値が出て自分の立ち位置が分かるからです。

時間

駿台模試国語の時間は100分です。

 

「現・古型」も「現・古・漢型」も全部で4つの大問を100分で解かなければなりません。

 

単純計算、大問1つにつき25分設けられているので「時間が全然足りない」ということにはならないと思います。

難易度

駿台模試国語の基本情報で一番気になるところだと思います。

 

結論から言いますと、駿台模試国語の難易度はそこまで難しくはありません。標準的な問題で構成されています。

 

ただ、現状はと言うと、多くの受験生が「難しい」「解けない」と感じてしまうそうです。

 

その理由は、駿台模試の国語は選択肢問題の他に記述問題もガッツリ出るからです。

 

先ほど「難しくはない」と言いましたが、それは簡単に解けるというわけでもありません。駿台模試の国語は、ただでさえ選択肢問題で迷う上に、ほとんどの受験生が苦手意識を持つ記述式問題でもなかなか高得点が取れないという理由のため「難しい」と感じてしまうのです。

 

裏を返せば、選択肢問題をしっかり得点できて記述問題でも部分点をかき集めれば大幅に偏差値を上げることができるということでもあります。

 

平均点

駿台模試の各教科の平均点を以前こちらの記事でまとめたので、気になる方はご覧ください。

 

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駿台模試国語を解く上でのコツ

以上の基本情報をふまえて、ここからは駿台模試国語を解く上でのコツをお伝えしていきます。

 

ここでお伝えすることは、筆者が受験生時代国語で苦労していた時に恩師が下さった的確すぎるアドバイスで、その指示に従ってからは模試の国語が全く怖くなくなり、安定して得点できるようになりました。

 

自信を持って皆さんにオススメできるので、参考になる部分は真似してみてください。

時間配分をしっかり守る

駿台模試の国語を解く上でのコツ1つ目は、時間配分をしっかり守ることです。

 

管理人
これは当たり前のように思えて実戦で多くの受験生ができていません。

 

実際にみなさんも経験があるはずです。本当は20分しか時間配分がないのにあと2問残ってて諦めきれずに解いてしまった結果10分もオーバーしてしまった、その結果次の大問を焦りながら解く羽目になり全く頭が回らずボロボロの結果に・・・というお決まりのパターンです。

 

模試や入試は時間が全てです。どんなに地頭が良くても、どんなに準備が万全でも、時間配分でミスったら焦りや緊張から一気に脳がフリーズしてしまいます。

 

 

わざわざ文字数使って説明しなくても、焦りからくるヤバさは皆さん十分理解しているはずですので、絶対に時間配分を守るようにしてください。

 

見直し時間も考慮した時間配分を忠実に守って解ききれば、未消化の問題も見直しの際に冷静に解くことができます。

 

筆者の経験上、一通り回答し終わった後の見直しは、普段の自宅学習と同じくらいの冷静さで問題を解くことができるのでかなり正答率が高いです。

 

このように、時間配分を守るメリットは大きく、破るデメリットもまた大きいことを考慮すると時間配分を守るのは何よりも優先してやらなければならないことだとお分かりいただけると思います。

 

選択肢問題は2択で迷ったら一旦飛ばす

駿台模試の国語を解く上でのコツ2つ目は、選択肢問題で2択まで絞って迷ったら一旦飛ばして次の問題に進むという点です。

 

一旦飛ばすといいましたが、もちろん2択のうちどちらか選んで回答してから次に進んでください。その際に、直感的に正解に近いと思った方を選んでおくと(筆者の経験上)正答率が高い傾向にあります。

 

これは上で説明した時間配分を守るという点と共通してくるのですが、2択まで絞れた選択肢問題はどんなに時間をかけても間違う時は間違えますし、どちらかといえば間違う時の方が筆者は多いです。

 

この点を考えると、2択まで絞ったらあとは50%の確率で当たるのですから、一旦直感的に答えっぽい方を選んでおいて時間配分を守る方を優先して次の問題を解いた方が全体的な戦略としてもいいはずです。

 

 

選択肢問題で毎回2択までしぼって諦めきれずに時間ロスしてしまうと、チリも積もればで全体的にみると10分単位で時間をロスることになってしまいます。

 

駿台模試国語の選択肢問題は2択まで絞れさえすれば、見直しの際にもう一度冷静に解けば案外簡単に正答を選べたりします。

 

上でも述べましたが、着手してない問題(大問)を残してリアルタイムで解いている時の焦りは、自分で思っているよりも相当なものがあります。しかし、一度解き終わってしまえば、自宅で学校の現代文の宿題を終わらせる感覚で冷静に解くことができます。

 

2択まで絞ったら一旦直感に頼って答えを選び次に進むことを忘れないでください。

 

記述問題はまず1文で答える癖をつける

上のコツを押さえるだけでも選択肢問題の正答率がかなり上がるはずです。少なくとも筆者は上がりました。

 

ただ、駿台模試は選択肢問題よりも記述問題をどうにかしなければなりません。ここで満点でなくとも部分点を毎回取れれば国語の偏差値が飛躍的に上がります。

 

そんな記述問題ですが、解く上でのコツは非常にシンプルです。

 

見出しにもある通り、まずは余白欄に1文で答えを要約する形で書いてみてください。

 

 

どういうことか問題だったら20〜30字程度で「〜ということ」、なぜか問題だったら同じ字数で「〜から」と答えてみてください。

 

慣れないor時間がないうちは1文だけ答えを書き残してきて構いません(ただ、字数の指定は守るように。80字以上なら他に50〜60字テキトーに付け加えておいてください)

 

慣れてきたらその1文に肉付けをしてみてください。どういう肉付けをするかは問題ごとに違うのでここで言語化するのが難しいですが、やはり自学自習の際に下でおすすめする参考書や問題集の解説を見ながらやるのがいいと思います。

 

駿台模試国語の効果的な勉強法

上では実際の駿台模試本番中に1点でも多く得点するためのコツをお伝えしてきました。

 

しかし、上でお伝えしたことを実戦で試そうとしても最初はなかなか難しいです。頭でわかっていても、その理論を実践できるかどうかはまた別なのです。

 

そこでここでは、上でお伝えしたコツを実践できるようになるための普段からの勉強方法をお伝えしていきます。

時間を短くして演習する

まず、実戦の模試で時間配分を守りながら問題を解き進めるためには、適度な緊張下で若干タイトな時間制限で国語の文章題を解く練習をするのがオススメです。

 

だいたいどの参考書にも目安の時間制限が書かれているはずですので、それの80%くらいの時間で解いてみてください。

 

その際に、上のコツの箇所でお伝えした「2択まで絞ったら直感で正答を決める」というのは必ず守ってください。自宅学習は甘えようと思ったらいくらでも甘えることができます。

 

要約の練習をしておく

次に、要約の練習をしてみてください。

 

記述問題を1文で答えるにはなんといっても要約力が必要です。加点要素はだいぶ削った粗い要約でもいいので、とにかく1文で答える練習を積んでおいてください。

 

これをやりつつ上のタイトな時間で解くというたった2つのシンプルな勉強法で駿台模試の国語は飛躍的に点数が上がるはずです。

 

そして、これは多くの受験生が見落としていることなのですが、国語は「論理力を鍛える」という点で他の科目の基礎となる科目ですので、駿台模試の国語が解けるようになると英語や数学の成績にも影響を与えるはずです。

 

管理人
東大生に一番重要な科目を聞くとだいたい皆んな「国語」と答えます

駿台模試国語におすすめの参考書・問題集

 

駿台模試の国語で得点力を上げる際におすすめの参考書・問題集ですが、筆者は共通テストに代わる前のセンター試験の過去問を全力でオススメします。

 

センター試験の現代文ほど良く練られた問題はあまりみたことがありません。分量も難易度も演習にはもってこいですし、問題の構成的に1文で答える練習も非常にしやすいです。

 

他の予備校講師や授業に関して毒舌な、かの林修先生もセンター試験の国語に関しては大絶賛。

 

東大対策の授業で彼はいつも「センター試験の過去問を選択肢見ないで記述問題にしたら東大入試になる」と言っていたくらいです。

 

管理人
ちなみに東大国語はほぼ全部1〜2行だけのシンプルな記述問題からなります

 

センター試験の現代文を1題20分で「2択で迷ったら直感で選ぶ」「選択肢問題のうちどれか1問の選択肢を手で隠して100字程度の記述問題として解いてみる」練習をしたら恐ろしいほど受験勉強における国語力がつくと思います。

 

現代文に関して様々な参考書・問題集が販売されていますが、変なのに手を出すと逆に成績が下がります(経験済み)。

 

それよりも、ここでお伝えしたセンター試験の過去問だけを使ったシンプルな勉強法を実践した方が効率的にも効果的にもはるかによいことでしょう。

 

駿台模試国語に関してよくある質問

駿台模試の国語に関しては基本的に以上となります。

 

ここでは最後に駿台模試国語に関してよくある質問にQ&A形式でお答えしていきます。

理系は国語を受けないというのは可能ですか?

可能です。

 

模試会場に「国語を受けない方は〇〇時までに戻ってください」みたいなことが書いてあるはずですので、テキトーに時間を潰して待機してください。

 

国語は現古型と現古漢型どっちを選択した方がいいですか?

上で述べました。現古漢型です。

国語の時間配分が定まりません。何かおすすめはありますか?

漢文→小説→古文→現代文の順で時間配分に傾斜をかけるとよいでしょう。(漢文には短め)

 

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