東大の男女比はどれくらい?女子が超少ないって本当?現役東大女子が科類ごとに解説

「東大は女子学生が少ない」というのはよく言われる話です。受験生のみなさんの中には自分の志望科類の男女比について知りたい、あるいは不安に思っている方もいらっしゃると思います。

 

そこで今回は現役東大女子の筆者が、東大の男女比の実態や学生生活の中で感じていることなどを中心にお話ししたいと思います。

 

この記事の信頼性
・現役東大女子が執筆
4年間の東大生活を基にして解説
・東大生を100人近くインタビューしてきた管理人が監修

東大は女子が少ないって本当?

結論から言うと、東大は女子学生が非常に少ないです。

例えば、2020年は全合格者3,083人中女子589人(19.1%)、2019年は3,084人中538人(17.4%)であり、それ以前の年も軒並み2割弱に留まっています。

 

東大は2020年までに女子の人数を3割に引き上げることを目標にしていたようですが、現状は依然として少ないままです。

 

実際、自分以外に女子がいない講義があったり東大女子がほとんどいないサークルが存在したり、女子の少なさを感じる場面が多々あります。

 

Point・東大女子の割合は例年2割弱程度

・女子ゼロの講義やサークルが存在する

東大の科類ごとの男女比

東大全体の女子学生の割合はほぼ毎年2割弱を切っていますが、科類ごとにその割合は異なっています

 

ここからは各科類ごとの男女比についてお伝えしていきたいと思います。

文科一類の男女比

2020年度に文科一類に入学した女子学生は96人です。入学者の総数は407人なのでは女子は全体の23.6%だということがわかります。2019年度は18.8%、2018年度は20.3%で、例年15〜20%の間を推移しているようです。

 

東大の中では2、3番目に女子の割合が多い科類です。

文科二類の男女比

2020年度の文科二類入学者の総数は361人で、女子学生は71人です。これは全体の19.7%に相当します。

 

この割合は2020年度の東大全体における女子の割合(19.1%)に比較的近い数字です。しかし2019年度は13.2%、2018年度は14.1%と毎年このような傾向にあるわけではないようです。

 

それ以前の年を見ても15%前後で変動している印象があり、文科二類は比較的女子の割合が多い文系科類の中で最も女子が少ない科類です。

文科三類の男女比

文科三類は全科類の中で最も女子学生の割合が多い科類です

 

2020年度の女子学生は入学者総数470人のうち157人で、33.4%です。例年36%前後で推移していますが、2017年度のように40%を超えている年もあります。また、毎年150人以上の女子学生が入学しており、割合だけでなく人数でも全科類中トップです。

文系科類の傾向

文系科類の女子学生の割合は毎年25%前後を推移しています。しかしそれぞれの科類における男女比には大きな差があり、文科三類の女子の割合がダントツで高いのに対して文科二類は東大全体の割合よりも低くなっています。

 

また文科三類の女子学生の数は文系科類の女子学生のおよそ半分を占めており、いかに文科三類に女子が集中しているかがわかります。

理科一類の男女比

2020年度の理科一類入学者1,125人のうち女子学生は112人です。割合としては10%で、全科類中最も低くなっています

 

少なくとも2011年度からの10年間で女子の割合が10%を超えたのは2020年度のみで、それ以外の年では女子の人数が100人を超えることもありません。

 

ちなみにこの10年のうちで最も女子の割合が少なかったのは2012 年度の5.5%で、入学者1,128人中女子生徒はたったの62人でした。

理科二類の男女比

理科二類の女子の割合は理系科類の中で最も高く、2020年度は入学者550人中103人が女子学生です。この年の女子の割合は18.7%ですが、それ以前は20%を超えている年がほとんどです。女子の人数も理系科類の中では圧倒的に多くなっています。

 

全科類中2、3番目に女子の割合が高く、年によっては文科一類を超える場合があります。

理科三類の男女比

2020年度に理科三類へ入学した女子学生は17人で、入学者の総数97人の17.5%を占めています。2011年度から2020年度までの10年間は13〜20%の間を推移していて、女子の人数は毎年十数人です。

理系科類の傾向

理系全体の女子学生の割合は例年15%を切っており、全くもって高いと言うことはできません。しかし、20%を超えることの多い理科二類と10%を切ることの多い理科一類との間には大きな差が存在し、文系科類と同様に科類間での違いが顕著です。

 

Point・基本的には文系の方が理系よりも女子の割合が高い

・その一方で、文理ともに科類ごとの男女比には大きな差がある

 

女子が多い科類はどこ?

今までの話から各科類を女子の割合が多い順に並べると、

 

文科三類 → 文科一類・理科二類 → 文科二類・理科三類 → 理科一類

 

の順番になります。

女子が多い外国語クラスは?

東大は入学後の2年間、第二外国語(英語以外に履修する言語のこと。例えばフランス語や中国語だったり)ごとにクラス分けされていくので以下の情報は男女比を気にする人にとって非常に重要です。

文科三類フランス語

東大の全クラスの中で基本的に女子が最も多いのが、文科三類でフランス語を選択した学生のクラス、通称「文三フラ語」(そのまんま)です。毎年文三フラ語のクラスは5つほどあり、筆者もそのうちの1クラスに所属していました。

 

1クラス35人程度で、男女比はなんとほぼ半々です。入学前はまさかそこまで多いとは思っていなかったので驚きましたが、共学出身の筆者にとってはとても適応しやすい環境でした。

 

文三クラスだとスペイン語やドイツ語も女子が多いようです。そもそも文三は女子の割合が高いので、正直どの言語を選んでも女子が全然いないと言う状況に陥ることはないと思います。

 

また文一・文二はクラスが合同のため、文二の女子率が低いからといってクラスの女子が少ないとは限りません。文ー・文二合同クラスもフランス語選択の女子がやや多い傾向にあるようです。

理科二類・三類フランス語またはスペイン語

理系で女子の割合が比較的高いのは、フランス語またはスペイン語選択の理二・理三合同クラスのようです。理系全体の女子学生の割合が例年15%以下であることから単純計算すると、40人クラスに女子が6人いれば多い方ということになりますが、理二・三フラ語またはスペ語クラスは6人以上の場合が多いそうです。

 

反対に理科一類のほとんどのクラスでは女子が5人以下で、中には全くいない場合や1人の場合もあるようです。東大のクラスは科類・言語が同じクラス内で女子の人数が均等になるように分けられています。理一の女子学生はそれぞれの語学ごとの人数が少ない上に複数のクラスに分配されるため、人クラスごとの人数が超少数になってしまうのです。

 

Point・一番女子が多いのは「文三フラ語」のクラス

・理系だと理二・三クラスのフランス語・スペイン語も比較的女子が多め

東大での生活で私が感じたこと

先ほども述べたように筆者は男女比半々の文三フラ語出身なので、クラス行事などで「女子少ないな〜」と感じたことはありません。

 

しかし、一年生の時に入っていたサークルに東大女子が全くいなかったり他のクラスの女子の話を聞いたりして、東大女子の少なさを実感する機会はたくさんありました。学部進学後の現在は前期教養の時と違って同じ学科内に女子が一人もおらず、少し違和感を感じながら勉強をしています。(東大の進学周りの仕組みはこちらの記事で説明しています↓)

 

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そもそも筆者がなぜ全く興味のなかったフランス語を選択したかというと、「フラ語を選択すると女子が多いクラスに入れる」という噂(入学して本当だとわかりました)があったからです。

 

男女比がどうであろうとやりたい語学がある人や、科類の男女比が偏りすぎていてどの言語を選択しても女子が超少数になることがわかっている人からしたらありえない話かもしれません。

 

ですが、大学という新しい環境に入っていくにあたって、自分の居心地の良い環境を選ぶことはその時の筆者にとってはとても大切なことでした。実際にクラスの友人たちとフランス語を選択した理由を話してみると、「女子が多いから」という理由がかなり多かったです。

 

「大学に入るのは勉強するためであって、友達作りをするためじゃない」「男子とも女子とも仲良くすればいいだけの話なのに、性別にこだわるなんてダサい」と考える人もいると思います。確かにそれはもっともな意見です。実際、今の筆者は学科の学部生に女子がいないことに違和感を感じる一方で、嫌な思いをしたことは一度もありません。

 

しかし、クラス単位での授業やイベントも多い1、2年生の時は特に自分に合った環境にいるに越したことはありません。そしてその環境が選べる状況で、特にやりたい語学が決まっていないのであれば、女子の多さを理由に語学を選んでも何の問題もないと思います(語学・文学系に進まないのであれば第二外国語の選択がその後に影響することはほとんどありません)。

 

また性別というのは全く気にならない人もいるかもしれませんが、一方で気になる人にはとても重要な問題です。クラスに39人の男子学生と1人の女子学生がいた時に、39人の男子よりも1人の女子の方が居心地の悪さやなじめないことへの不安を抱えやすいと思います。

 

これはもちろん男女が反対の場合も同様です。このような不均衡が無くなるのが一番ですが、現状ではまだまだ長い道のりになりそうなのが残念なところです。

 

長くなってしまいましたが、最後にお伝えしたいのは東大に女子学生が少ないのは女子の合格率が低いからということでは決してありません。もともとの受験者数が男子よりも圧倒的に少ないのです。東大の男女比が歪なのは事実ですが、これが今東大を目指している受験生のみなさんやこれから目指すみなさんに不利に働くことは一切ありません

 

また、クラスに女子が全然いなかったとしても、東大女子が多いコミュニティは学内に多く存在します。そのようなコミュニティは結束が固く、和気藹々としたところが多いので、その中で自分にあったところを探してみるのもおすすめです。

 

大学は高校よりも生活の自由度が高く、男女問わず自分の居心地の良い場所を見つけやすいはずです。ですので、結局は進学後のことはあまり心配せずに勉強に励むのが良いのではないかと思うのです。頑張ってください!

 


 

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