東京都板橋区に本部を置く日本初の服装専門大である東京家政大学。その歴史は1949年まで遡ります。
問題集を解いているとしばしば東京家政大学の過去問が出てくるので「中堅レベルの偏差値があるのかな〜」と思いきや、ネット民からは「Fラン」と揶揄されているのが現実です。
東京家政大学とかFランより下な説あるよね?www
— FF@若林 (@mikanzenkai) June 22, 2016
そんな東京家政大学ですが、ネット民が言うように本当にFランク大学なのでしょうか?昔から気になっていたので筆者が詳しく調べてみることにしました。
東京家政大学は本当にFランなのか?
受験生の中には、上の質問者のように、友達やネット民が「東京家政大はFラン」と言うから不安になって検索してみた人も多いでしょう。
結論から申し上げますと、
筆者が詳しく調査してみたところ、
東京家政大学はFランでないことが分かりました。
そもそもネット民は毒された偏差値至上主義または学歴至上主義のため、日東駒専やMARCH以下の大学を無差別にFラン扱いする傾向にあります。
東京家政大学は栄養学や服飾で有名ですし、入試も偏差値の割に良問が多いイメージがあるので、筆者は調べる前からFランではないだろうと思っていました。
以下では具体的な根拠を基に東京家政大学がFランではない理由についてお伝えしていきます。
東京家政大学がFランとは言えない理由①
東京家政大学がFランとは言えない理由1つ目は、Fラン大の基準の1つである「偏差値が35を下回っている」に該当しないからというものです。
大学受験において最も偏差値が正確と言われる河合塾からデータの提供を受けている大学受験パスナビのサイトによると、東京家政大学の偏差値は以下のようになっています。
どの学部も基本的に偏差値が40台に乗っかっています。人気のある学科や選考だと偏差値60まで上りますね。
一体これのどこを指してFランと言うのでしょうか。およそFラン大とは言えない偏差値の有り様です。
同じく大学受験パスナビによりますと、東京家政大学の倍率は以下のようになっています。
AO入試はその性質上どうしても倍率が低くなりがちですが、それを除くと他の選考はいずれも倍率が2倍以上はデフォルトです。
Fラン大は倍率が1.0を大きく下回っている傾向が高いので、倍率が2倍以上ある東京家政大学はFラン大とは言えないことが分かります。
以上、入試結果からFラン大とは言えない理由についてお伝えしてきました。
東京家政大学がFランとは言えない理由②
東京家政大学がFランとは言えないもう一つの理由は、世間一般的にもそのような認識がないからです。
Yahoo!知恵袋のやりとりを見てみるとその様子が分かります。
Q. 東京家政大学はFランですか?
A. Fランではありませんよ。ここがFランなら、都内の私大の7~8割はFランになります。どうやら、合格発表がありましたから、毎年この時期に出没する落ちて悔しいキツネさんが質問者の可能性も大ですよね。もしくは最近Fランと定員割れっていう根も葉もない噂をばら撒いて都内女子大をかく乱させようと企てている愚者だろうね。そろそろ身元がわかってきているのにね。気をつけなよ。女子大を誹謗中傷し続けると火傷するから。
本当にこの回答者の言う通りでして、仮に東京家政大学がFランだとしたら世の中に存在するほとんどの私立大学がFラン大になってしまいます。
この質問者がサクラかどうかは不明ですが、常識的に考えればFラン大じゃないことはすぐに分かりますよね。。。
もう1つ紹介しておきますか。
Q. 東京家政大学って世間的にどういうイメージですか?Fラン大学ですか?ちなみに学科は栄養学科です。
A. 不動のクオリティを持つイメージですね。就職先に困ることは無いと思います。
筆者の肌感覚ですが、女子大の場合は偏差値だけでは評価できないんですよね。
その大学の歴史だったりブランドだったり、全体的なイメージが大切です。
その点、東京家政大学は回答にもある通り、まさに「不動のクオリティ」をもつ大学です。
高すぎず低すぎない安定の「the 女子大」ではないでしょうか。
まとめ
疲れたので後日まとめます。
まあ、まとめること特にないんですがね。