ネットで東京工科大学を検索するとサジェストワードに「恥ずかしい」や「Fラン」という候補が表示されます。
ネットでわざわざ「東京工科大学 恥ずかしい」と検索する人は、おそらく東京工科大学に進学が決定した高校生または在学中の関係者だと思いますが、このような検索をするのは非常に残念なことです。
せっかく自分が決めた大学に進学するというのに「恥ずかしい」という感情を持つ理由が筆者には理解ができません。
この記事では、タイトルにもある通り、東京工科大学がFランとは言えない理由や通って恥ずかしいと思わなくていい理由について、根拠を提示しながら具体的に解説していきたいと思います。
東京工科大学がFラン大とは言えない理由
Googleで東京工科大学と検索すると候補にFランと出てきたように、Twitterのネット民にも東京工科大学はFラン認定されているようです。
東京工芸大学、東京工科大学、東北工業大学、東京工業大学。全部東工大って略されるけど、全部Fランな。これマメな
— AO (@aobocodonakaji) October 21, 2012
しかし、実際に筆者が調査してみたところ、
東京工科大学はFラン大とは言えないことが分かりました。
そもそも、Fラン大には広義と狭義2つの基準があって、たいていのネット民が騒いでいる方は「広義のFラン」です。つまり、日東駒専以下全ての大学を指してFラン大と呼んでいます。
以下では狭義のFラン大の基準を満たさないという理由で東京工科大学がFラン大とは言えない理由を解説していきます。
偏差値が35を下回っていないから
東京工科大学がFラン大とは言えない理由1つ目は、偏差値が35を下回っていないからです。
狭義のFラン大の重要な基準として河合塾模試の偏差値が35以下という指標があります。
上の画像は河合塾からデータを提供されている大学受験パスナビのものですが、東京工科大学のそれぞれの学部偏差値が40以上あることがお分かりいただけるかと思います。
このサイトの他の記事では、偏差値35の学部があるFラン疑惑大学ですら「Fランではない」と認定しているので、今回の東京工科大学がFラン大でないのは火を見るよりも明らかです。
目立った定員割れを起こしていないから
東京工科大学がFラン大とは言えない2つ目の理由としては、入試結果の倍率が1.0を下回っていないからというのが挙げられます。
上の画像は同じく大学受験パスナビのサイトの一部なのですが、どの選考も倍率が1.0を下回っていないことがお分かりいただけるかと思います。
それどころか、AO入試合計を除いて、どの選考も基本的に2倍から4倍多い選考だと10倍近く倍率があります。
この状況から、東京工科大学はガチのFランとは絶対に言えないことがわかるでしょう。
東京工科大学が恥ずかしい大学ではない理由
上では東京工科大学がFラン大ではないことを証明してきました。
既にこの時点で「恥ずかしい」と思う要素のほとんどが消えたことだと思います。
しかし、読者の中には、
と思う方がいらっしゃるかもしれません。
まず、同大学は学内に2系のクラウド環境を保有していて、そのうちの1つは学生用の開発・運用環境らしいです。並大抵の大学ではクラウド環境を構築する余裕がありませんから、外部委託先のクラウドサービスを利用するのが普通です。
また、こちらのYahoo知恵袋の回答によると、東京工科大学を実際に訪問した投稿主が以下のような体験をしたそうです。
優秀な学生さんが多いのかもしれないと感じる事がありました。質問者様とは学部が異なりますが、オープンキャンパスで会話したメディア学部の学生さんに開発したゲームを見せていただいた時の事です。開発したゲームはプロジェクト演習という授業の成果物だそうで、東京ゲームショーにも出展してるそうです。一年数ヶ月の期間 メンバー組成から途中デザイナー交代など苦労話を交えて素人の私にも分かりやすく説明してくれました。この少し前に工科大より少しランクが上の大学(四工大の一つです)私なりに抱えていた素人質問をしたのですが、今一つ明確な答えをいただけない場面がありました。一方、同じ質問を工科大メディア学部の学生さんに聞いたところ、とても腑に落ちる回答をいただきました。私の中で一気に工科大の株があがった瞬間でした。(四工大のあの学生さんを低く評価している訳ではありません。私の質問が、彼の興味の範疇外だったのかもしれません。)
これは大学に入学してから筆者が感じたことなのですが、偏差値の低い大学だからといって底辺層しかいないかと言いますと、そんなことは全然なくて天才も結構います。
むしろ、そういった大学ほど本当は難関大に受かる実力があるのに「〇〇研究室の▲▲教授の下で研究したいから進学した」という学問的純粋な動機で進学する学生が多いです。
逆に、東大を例に挙げると、難関大や有名大になればなるほど「なんとなく評判いいから」「かっこよさそうだから」という漠然とした理由で入学したクッソつまらないやつが多いです。
たしかに、世間的には日東駒専以下は「Fラン」と揶揄されるくらいには大学受験の偏差値は低いですが、入学して数ヶ月も経てば誰も偏差値のことは気にしないですし、なんだかんだキャンパスライフに適応します。
入学して数年経っても「なんで俺がこんなところに…」という感じで腐ったままの学生もいますが、それはそいつの性格がひねくれているだけ(筆者の知り合いに一人いました)なので、ほとんどのFラン大(広義)進学者には関係のない話です。
また、社会に出たらほとんどが中卒から高卒、Fラン大出身者なので逆にそっちの方が気が楽ですよ。
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だから、「Fラン大だから恥ずかしい」なんてお受験の発想は早々に捨てた方がいいのかもしれません。
人生は競争ではありません。
他人と比較ばかりしてると発狂してしまうので(経験済み)皆さんは、いい感じに身の丈にあった幸福論を身につけてくださいね。
まとめ
疲れたので後日書きます。