東京都新宿区高田馬場に本キャンがある東京国際大学。1965年に国際商科大学として金子泰藏をはじめとした一橋大学出身者によって設立されました。
そんな優秀な創立者たちによって設立された同大学ですが、果たして本当にFラン大と呼ばれるまで成り下がってしまったのでしょうか?
今回は現役東大生の筆者が、河合塾のデータやネット上の意見などを基にFラン判定していきたいと思います。
東京国際大学は本当にFラン大学なのか?
実際のところ、東京国際大学のことをFランという人もいればFランじゃないという人もいて、受験を考えている学生は「どっちなのかはっきりして欲しい」と思うことでしょう。
超滑り止めで受けた東京国際大学、Fランとか言ってめっちゃ馬鹿にしてたけど、倍率普通に4~5倍で高い所では10倍だった。
偏差値の割には就職良いし、池袋に凄いキャンパスが完成するから思ったよりもFランじゃないかもな。— ゴミ垢 (@UNtPZwXzl7g6lrP) February 16, 2021
筆者が調査してみたところ、
東京国際大学はFラン大とは言えなさそうです。
たしかに、ネット上で「東京国際大学はFラン」という主張が多数派を占めるのは確かです。
東京からFランは無くなっているって記事前に見たけど、今テレビに映ってる東京国際大学ってガッツリFランの学力じゃないかw
— しょ~@深橋飛は最高⊿ (@ysokke) January 2, 2020
しかし、実際に筆者が細かく調べてみたところ、東京国際大学はガチのFランとは言えないことが分かりました。
以下では、東京国際大学がFラン大とは言えない理由について考察していきましょう。
東京国際大学がFラン大とは言えない理由
東京国際大学がFラン大とは言えない理由は、偏差値や倍率の特徴がFラン大のそれをギリギリな線で満たさないからです。
まずは偏差値を見ていきましょう。
一般的に最も正確に偏差値を出せているのは河合塾のデータですので、ここでは河合塾からデータを提供してもらってる大学受験パスナビを見ていきます。
Fラン大は偏差値が35以下という特徴を持っていますので、一見すると東京国際大学はFラン大と認定できそうですが、筆者はFランとは判定しませんでした。
その理由は、6つある学部のうち偏差値が35に一番近いのは医療健康学部1つだけだからです。他の学部は最低偏差値が35の学科があるにはありますが、35〜〇〇というレンジを含んでいます。
したがって、6つ中1つの学部が偏差値35ちょうどの東京国際大学はガチのFラン大とは言えないのではないでしょうか。
また、倍率の観点からも東京国際大学をFランとは言えませんでした。
全ての学部の倍率を紹介するのはできないのでここでは1部の学部のみ掲載しますが、直近2年の入試倍率は1.0を下回ってはいません。
Fラン大というのは倍率が1.0以下の「名前を書けば受かる」大学を指しますから、上の状況を見る限り東京国際大学はFラン大とは言えそうにありません。
東京国際大学はFラン大と言われても仕方ない
この記事では東京国際大学をFランとは認定しませんでしたが、Yahoo!知恵袋やTwitterを見ている限りだと大多数がFラン派であることは否めません。
元々、学部全体の偏差値が40台と低めな大学ですので、その中の一部が偏差値35を叩き出していたら「Fラン」と揶揄されても仕方がないでしょう。
書類書いてる時に、東京都〜って住所書いたら隣にいた人が、どこ大学?
って聞いてきたから適当に東京国際大学って答えたら、偏差値35のFラン大学だった。— Rozaly (@dreamcompany01) March 23, 2016
東京国際大学を志望している読者の中で、もしFラン大と揶揄されるのが嫌だという人は、今からでも遅くないので一生懸命勉強してワンランク上の大学を受験することをオススメします。
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