東京都八王子に本部を置く東京薬科大学。略称は東薬(とうやく)。その歴史は1880年の東京薬舗学校にまで遡り日本最古の私立薬科大学とも言われています。
そんな伝統ある東京薬科大学ですが、現代のネット民からは
東薬とかいうFラン大に進学する心理がわからん
— レイシス ヴィ フェリシティ煌 (@applemania0721) December 3, 2013
などと、Fラン呼ばわりされているようです。
東京薬科大学を目指している受験生からしたら本当にFラン大なのかどうか気になるところだと思います。
そこで今回は、大学の序列に詳しい現役東大生の筆者が、同大学が本当にFランかどうかを具体的な根拠を提示しながら考察して行きたいと思います。
東京薬科大学は本当にFランなのか?
ネットを見ていると、上で紹介したツイートのように東京薬科大学のことをFラン呼ばわりする人もいれば、下記ツイート主のようにFランではないと主張する人もいます。
私みたいなFラン大の更にその下位10%とかにいたようなやつからすると、実習で一緒になった東薬や名薬の方々の知識量は神がかってるように見えたなぁ。
懐かしい。— 時雨亜沙 (@shigure692) April 5, 2020
果たしてどちらが正しいのでしょうか?
筆者が詳しく調査してみたところ
東京薬科大学はFランではないことが分かりました。
いつものようにネット民が無責任に「FランFラン」と叫んでいるだけのようです。
以下では、東京薬科大学がFランとは言えない理由を具体的に解説していきたいと思います。
東京薬科大学がFランとは言えない理由①
東京薬科大学がFランとは言えない理由として最初に挙げられるのは「偏差値が35を下回っていないから」というものです。
ある大学がFランかどうかは河合塾偏差値が35より下かどうかで判定できます。
河合塾からデータの提供を受けている大学受験パスナビによりますと、東京薬科大学の偏差値は以下の通りです。
薬学部も生命科学部も両方とも偏差値が50台に届いています。
偏差値35どころの話ではないことがわかりますので、東京薬科大学は絶対にFラン大とは呼べません。
東京薬科大学がFランとは言えない理由②
東京薬科大学がFランとは言えない理由としてもう一つ挙げられるのは「目立った定員割れを起こしていないから」というのがあります。
つまり、倍率の観点から見てFラン大とは言えないということですね。
先ほどと同じく大学受験パスナビのデータによりますと、東京薬科大学の入試結果は以下のようになっています。
どの選考も基本的に倍率が2倍以上あることがお分かりいただけるかと思います。
従って、倍率が2倍以上ある東京薬科大学はとてもFラン大とは言えません。
以上、偏差値と入試結果の2つの観点から東京薬科大学がFランとは言えないことが証明できました。
東京薬科大学がFラン呼ばわりされてしまうのは何故?
とはいえ、Fラン出ないにも関わらず東京薬科大学がネット民やその情報を鵜呑みにした連中からFラン呼ばわりされてしまう理由は何なのでしょうか?
筆者の個人的な見解ですが、その原因は大学の名前にあると思います。
こちらのツイートにあるように、
東京〇〇大学
みたいな名前の大学は例外なくFランなのでやめておいた方が良いです。
— 理科大の女帝 (@EmpressOfTus) January 10, 2020
確かに、東京〇〇大学という大学には総じてFランレベルの大学が多いです。
今回この記事で扱った東京薬科大学もそのうちの1つに相当するので、「名前がFラン臭い」という無責任な理由でFラン呼ばわりされてしまったのでしょう。
迷惑ですね。
学生周りの奴が東京未来大学のことFランって言ってたんだけど本当? 管理人Fランの定義を間違えている人が多いので鵜呑みにするのは要注意!東大生が調査してみました […]