「塾の先生に質問したいけど仕方がわからない」「授業中に質問ってしていいの?」
こういった塾での質問の仕方について悩みをもっている中高生は案外多いです。
そこで今回は10年以上の通塾経験がある現役東大生の筆者が、塾の先生に質問してもいいタイミングと質問の仕方について分かりやすく解説していこうと思います。
受験勉強は新しい問題を解けることよりも分からない問題を解決して次回以降解けるようにすることの方がよっぽど大事なので、塾の先生にどう質問すべきか迷っている学生はこの記事をみて、たくさん質問できるようになりましょう。
塾の先生に質問すべきタイミング
まず、塾の先生に質問すべきタイミングというものがあることを知っておきましょう。これを知らないで塾の先生に質問してしまうと、雑な対応をされたりイライラした態度で接してきたりとなかなか不愉快な思いをしてしまいます。
先生も生徒もお互い嫌な気持ちにならないように、塾での最低限のマナーはしっかり押さえておきましょう。
質問するなら授業直後
塾の先生に質問すべきタイミングとして一番いいのは授業直後です。
授業に関係ある質問はもちろんのこと、それ以外の質問も授業直後に気前よく対応してもらえることがあります。
なぜ授業直後かというと、授業中に関する質問はわざわざ文字数使って説明するまでもなく授業後にするのが合理的で、それ以外の質問もついでに授業後にしてしまうのが効率的だからです。先生側も授業後はよく質問が来るということを知っているので、すんなり対応してくれます。
集団塾に通っている場合、授業中に疑問点が生じたらすぐ挙手して質問をすべきか迷いますよね。筆者からのアドバイスは、これも「授業後にするのがいい」です。
その理由は、あなたの質問1つで全体の進行を止めてしまうから。集団塾は個人指導塾と違って、授業時間はみんなの貴重な時間です。あなたの個別的な質問で授業を止めてしまうのは捉え方によっては”自己中”とされてしまいますので、よほど緊急性がない限りはわからない箇所をメモしておいて授業後に聞きに行くのが良いでしょう。
質問は授業開始の30分前まで
塾の先生に質問すべきタイミングは基本的には授業直後です。が、タイミングを逃してしまった場合はどうすればいいでしょうか?
その場合は、次の授業日の30分前までならどのタイミングで質問してもいいでしょう。自分の授業がない日でも、先生の出勤日を把握しておいて他の日の忙しくなさそうなタイミングを見計らって質問できます。
ただ、自分の授業日もそれ以外も、先生の授業準備を考慮して直前の30分前までには質問を済ませておいてください。塾の先生の授業前30分間は授業準備でピリピリしていることが多いので、そのタイミングで質問対応をお願いしてしまうと塩対応されたり、ひどい場合には叱られてしまう場合があります。
塾の先生への質問の仕方
塾の先生に質問しにいくべきタイミングについてお伝えしてきました。
以下では実際に質問する際の注意点や質問の仕方について説明していきます。
自力で解いて解説を読む(大前提)
塾にしろ学校にしろ、分からない問題に直面したときはすぐに先生に解き方を教えてもらうのではなく、一度自力で問題にトライしてみましょう。勉強というのは自分で解いてこそ力がつくものです。他力本願では一向に成績は伸びません。
自力で解けずに分からない問題も、必ず解答解説がついていると思うのでまずはそれをじっくり読みましょう。たまに解答解説がないテキストを持っている生徒がいますが、あれは論外です。そんな参考書・問題集は捨ててしまって大丈夫です。
解答解説を読んでも分からない問題があればそこで初めて先生に質問するという選択をとりましょう。
疑問点を明確にしておく(準備編)
次に、塾の先生に質問しにいく時は必ず自分の疑問点を明確にしておきましょう。解答解説のどこがどう分からないのかを言語化できるようにしておいてください。
「何が分からないのか分からない」状態で質問しに来られても迷惑以外の何物でもありません。あなたが分からなければ他人である塾の先生はもっと分からないので、不毛な時間が生じてしまいます。
質問しにいく際には、メモしておくなどして疑問点を「見える化」しておくのがおすすめですよ。
質問していいタイミングか伺う
先ほど「授業直後であれば質問対応してもらえる」というふうに言いましたが、それでも質問する際はそのタイミングで質問していいか、いまは忙しくないかどうかを伺いましょう。最低限のマナーです。
テンプレは「〇〇先生、質問対応してもらえますか?」で十分
塾の先生に質問するときの声かけは「〇〇先生、今いいですか?」や「質問対応してもらえますか?」で十分です。難しい敬語を使う必要はありません。中高生という身分なのでふつうの「デスマス調」の丁寧語で十分。
今忙しくないか、質問対等可能かということを丁寧語で尋ねることができれば問題ないので変に身構える必要はありません。
まとめ
いかがでしたか?
塾の先生に質問する際は、一度自分で問題を解き、解説を読んだ上で疑問点を明確にしてから先生の都合の良い時間帯に質問しにいくのがいいことが分かりました。
質問する際は「〇〇先生、今質問して良いですか?」と一言ことわってから質問できるとさらに良いです。
冒頭でもお伝えしましたが、受験勉強で一番大事なのは新しい問題を解ける力よりも一度間違えた問題を理解して再び間違えないようにする力です。そのためには、勉強中に出てきた疑問点を先生に質問するなりして逐一潰していく必要があります。
先生も生徒も気持ちよく質問対等を済ませられるように、この記事で学んだ質問時のマナーを覚えてみて実践してみてください。
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