【東大生が解説】模試の効果的な復習方法を科目別に紹介!NG行動集も!

学生
模試ってやっぱり復習しないとダメ?

 

管理人
はい。模試は復習してなんぼです。

 

模試を受け慣れていない人は、どうやって復習したらいいのか、また、いつ復習したらいいのか分からないことでしょう。

 

この記事では、模試を復習すべき理由と本当に効果の出る模試の復習方法を現役東大生が科目別にわかりやすく解説していきます。

 

模試の復習に関して痛いところに手が届くような網羅的な解説記事となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

■この記事の信頼性
・現役東大生ライターが執筆
・中高時代は毎回の模試を丁寧に復習していた
・その甲斐もあり開成オープン3位や全国模試文系3位を達成

 

管理人
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模試の復習が必須である理由とは

まず、模試の具体的な復習方法をお話しする前に、そもそも模試の復習がどうして必要なのか?模試の復習をしないとどうなるのか?について簡単に確認しましょう。

 

管理人
当たり前のことを言っているのでサラっと読んでいきましょう

模試の復習を通して初めて弱点が分かる

模試の復習が必要である理由1つ目は、模試を細かく復習することで科目ごとの弱点分野が分かるからです。

 

おそらく、この記事をご覧の多くの皆さんは、模試を受けた後に自己採点をすると思います。

 

例えば、数学にしましょう。100点中60点だったとします。

 

もしここで、皆さんが細かく復習をしなかったとなると、数学が「悪かった」「40点落とした」ということしか分かりません。

 

もちろん、採点している過程でどの分野がどれくらい出来ていたのか少し分かりますが、復習をしない場合はすぐに忘れることでしょう。

 

しかし、きちんと大問別に復習をすれば、どの分野が出来て逆にどの分野ができなかったのかということが減点された点数と共に詳細に分かります

 

弱点分野が詳細に分かれば、どの分野を重点的に補修すべきかも分かってきますし、今後の学習にも活かせます。

 

これが模試の復習をすべき1つ目の理由となります。

 

返却後に復習することで自分特有の回答のクセが分かる

 

模試の復習をすべき理由2つ目は、回答返却後に改めて復習することで自分特有のミスの癖が分かるからです。

 

管理人
記述模試の前提で話します

 

下の方でもお伝えしますが、模試は最低でも必ず2回は復習すべきで、この2回目の復習の段階で記述におけるミスの癖というものが分かります。

 

2回目の復習をやらないと、どんなに1回目の復習をして弱点分野を補強したところで今度は記述面で原点を喰らい続けてしまうのです。

 

管理人
特に数学の計算ミスや英作文の文法・スペルミスなど

 

自分特有のミスを見つけるという意味でも、模試の復習は必要なのです。

模試の復習はいつまでにやる?かける時間は?

模試の復習が必須であることが確認できたところで、早速、以下では模試の復習をどういう方法でやっていくか実践的な解説をしていきたいと思います。

 

まず、模試の復習で一番学生からの質問が多い「いつ復習をやるか」問題から片付けましょう。

模試の復習は当日に着手する

結論から言いますと、模試の復習は当日に必ずやってください

 

管理人
全教科でなくてもいいので必ず何らかの復習をしましょう

 

なぜ当日かというと、それは当日じゃないと模試の復習をやらなくなるからです。

 

筆者の経験上、当日にやらないとなんだかんだ理由をつけて模試の復習をやらなくなります。多くの理由は「学校」です。

 

模試は学校受験の場合は平日に、そうでない場合は日曜日に実施される場合が多いです。したがって、どちらの場合も模試の翌日はだいたい学校がある日となります。

 

学校が始まると気分的にも物理的にも模試の復習をする余裕がありませんので、模試が終わったその日に復習をするのが戦略上最も良いのです。

 

模試の復習にかける時間

模試の復習にかける時間についてですが、これは一概には言えません。

 

ミスの量や各人の性格によって復習に費やす時間は変わってきます

 

とはいえ、せっかくですから、ここでは筆者が模試の復習にどれくらい時間をかけていたか科目別に簡単に紹介しましょう。

 

便宜上、模試実施日の自己採点&復習にかけた時間とします。返却後の2回目の復習は含まれません

英語

模試の英語に費やしていた復習時間は多くても2時間くらいでした。

 

筆者は英語が1番の得意科目でしたから、復習にかけた時間は短めです。

 

文法は毎回ほとんど9割以上得点していたので、復習の大半は英作文や長文読解でした。

 

数学

模試の数学の復習にかけていた時間は平均的に3時間くらいです。

 

数学は客観的にはどちらかといえば苦手な方でしたので復習に時間をかけていましたね。

 

実際どう復習していたかは下で細かくお伝えしますが、3時間の内訳はだいたい以下の通りです。

 

解答見ずに再チャレンジ(1時間)→解答を精読(30分)→解説模写→(1時間30分)

国語

模試の国語の復習にはだいたい5時間くらいかけていました。

 

国語は別に苦手意識なかったのですが、意外に失点するのでその分復習も入念にしていました。

 

細かい復習内容は置いておいて、時間の内訳は以下の通りです。

 

現代文に2時間と古文に2時間、漢文に1時間

 

理科

模試の理科は中学時で4〜5時間、高校時で1時間くらいかけて復習していました。

 

中学は文理分け前で必須科目ですから、苦手だったこともありがっつり復習していました。

 

高校の理科基礎は難易度が低いので、模試も数問しかミスらず復習はすぐに終わりました。

社会

先に言っておくと、社会は参考にしない方がいいと思います。

 

だいたい半日くらい復習(?)に時間を使っていました。

 

完全に社会オタクだったので、気がつけば模試の復習の範囲を超えて、参考書を読み耽っていました。

 

今でも後悔しているのですが、社会は入試でそこまで差がつかないので時間をかけるべきではないと思います(笑)

 

【教科別】本当に効果が出る模試の復習方法とは?

さて、模試の復習のタイミングやかける時間の目安が大まかに分かったところで、本題である「本当に効果の出る模試の復習法」をお伝えしていこうと思います。

 

まず全教科に共通して言えることですが、自己採点が終わったら各科目の間違えた問題を時間を測ってもう一度解くことをおすすめします。

 

これによって「そもそも実力が足りなかったのか」「それとも焦っていてできなかったのか」「単なるケアレスミス」なのかが明確に分かります。

 

これを前提として、以下科目ごとに模試の復習法を確認していきましょう。

英語

英語は模試で以下の要素に大きく分かれると思うので、分解して説明していきます。

英文法

模試である英文法を間違えたら、その単元全体が浅い理解で終わっている可能性があります。

 

解答解説を読んだら文法書等の参考書を開いて、該当箇所が含まれる単元全体をサラッとでいいので確認してみましょう。

 

英作文

英作文はその性質上、模試が終わった直後に自分で復習するのが非常に難しいです。

 

なぜなら、解説は学生一人一人の答案に対応して書かれているわけではなく、あくまでも加点要素の説明や限られたパターンの減点要素しか例に挙げてないからです。

 

したがって、模試の英作文は、時間に余裕があるのなら記述した英作文を問題用紙にも書いておき、模試が終わった後すぐに学校の先生や塾の先生に添削をしてもらうのがオススメです。

 

しかし、多くの日本人学生は「なるべく他人に迷惑をかけない」という控えめな性格なせいで、先生に質問にいくのが難しいと思います。筆者みたいな学生は他人にどう思われているかあまり気にしないので、ガンガン添削してもらいに行ってたのですが、多くの方はそういうわけにはいかないでしょう。

 

管理人
そんな学生は、オンラインの英作文添削サービスを受けるのが良いと思います。

 

東大勉強図鑑と提携している下のK’s英語塾さんは、英作文に特化した英語塾で最近お手頃な価格でオンライン添削も始めたそうです。サービスを利用してみてはいかがでしょうか?

 

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長文読解

模試の英語で一番時間がかかるのが長文読解です。

 

一度時間を測って実力でどれだけ解けるか確かめた後、解説の日本語訳と照らし合わせながら精読をするのがオススメです。

 

精読をすることで長文読解の練習になるだけでなく、模試中に理解できなかった箇所が分かるようになります。

 

また、その際に分からない単語や熟語は絶対に辞書で調べて覚えるようにしましょう。

 

数学

数学も同様に、解けなかった問題をもう一度時間を測って解きましょう。

 

そこで解けた問題は模試中になぜ解けなかったのか分析するようにしましょう。

 

ケアレスミスが原因だったら普段の学習からケアレスミスをなくす訓練をしたり、残り時間からくる焦りが原因の場合は次回から大問ごとの時間配分をしっかり守るなど、次回に向けた方針を決めるとよいです。

 

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一方、時間を測って解き直してもダメだった場合は、その単元が弱点である可能性が高いので、一旦解説を読んで理解した後に該当する単元を問題集等で徹底的に補強しましょう。

 

国語

国語の場合は少し特殊で、間違えた選択肢問題は解答を見ずに自分が選んだ選択肢以外のものから正解を見つけてみましょう

 

一方の記述問題は、時間がなくて解けなかった問題だけもう一度解いてみて、それ以外の問題は解き直すのではなく、いきなり解答解説を読んで自分の回答にどの要素が足りなかったのかを吟味しましょう。

 

高校生は古文と漢文もありますね。

 

古文はなんといっても古文単語です。わからない古文単語は徹底的に調べて覚えましょう。また、模試の古文は学校以外で扱うまとまった文字数の貴重な長文ですので、現代語訳と照らし合わせて丁寧に精読してみましょう。

 

漢文は句法が全ての世界です。文章自体はそこまで難しいわけではないので、とにかく句法の復習をする作業になると思います。

 

古文漢文の記述問題はどちらかといえば現代文的要素が強いので、どういう論理で回答するかというのを抑えておいてください。

 

模試の復習であるあるなNG行動集は?

上では本当に効果のある模試の復習方法をお伝えしてきました。

 

ここでは勉強ができない人がやってしまいがちな代表的な模試の復習NG行動を紹介します。

解答を見て満足し出来た気になる

まず1つ目は、自己採点の後に時間を測って解き直さないことです。

 

本人の中では解答解説を読んで出来た気分かってた気になっているのですが、実際には分かっていないパターンですね。

 

「分かる」と「出来る」は違うので、手を動かして模試を解き直す形で復習しましょう。

模試復習ノートに書き込んで満足してしまう

もう1パターンが、模試の復習ノートを作って解答解説を写経のように書き込んで満足して終わってしまうパターンです。

 

別に復習ノートを作るなとは言いませんが、ただ写経するだけでは付加価値が付かずわざわざノートにする意味がないので、やるんだったら自分特有のミスや着眼点などを書き込んで差別化するなど工夫がほしいです。

 

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また、上の記事でも書きましたが、専用ノートを作るだけ作って一切見ない現象もよく起きますので注意が必要です。

 

模試の復習に関してよくある質問

模試の復習に関しては基本的に以上となります。おつかれさまでした。

 

ここからは模試の復習でよくある質問にQ&A形式で回答する形で記事を締めたいと思います。

リスニングの復習はやらなくていい?

主催元のホームページに音源が上がっているはずですので、それを使って復習しましょう。

英語や古文は復習の際に音読した方がいい?

いえ、しなくて大丈夫です。模試本番には音読できないのでなるべく条件を合わせたほうがよいでしょう。

 

普段の学習では意識して音読するよう心がけてください。

模試の復習が時間かかって終わらないです・・・

時間がかかってもいいので必ず終わらせてください。そっちの方が大切です。

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