浪人や宅浪でZ会を使うのは全然アリです!東大生が解説

学生
浪人生(宅浪生)なんだけどZ会使うのってどう?

 

管理人
何も問題ないです。むしろオススメします!

 

浪人することになってしまった時、予備校や宅浪、通信教材の利用などいくつかの選択肢があります。

 

今回はその中からZ会を使った勉強法についてお話ししたいと思います。

 

■この記事の信頼性
・東大生ライターが執筆
・宅浪中Z会を利用して東大に合格
・100人以上の東大生に勉強法を調査



浪人・宅浪生向けのZ会コースはあるのか?費用は?

まず気になるのはZ会に浪人生向けのコースがあるのかどうかということですよね。特に宅浪を考えている人にとっては、専用のコースがあればとても便利だと思います。

 

ですが結論から言ってしまえば、Z会に浪人生だけをターゲットにしたコースは存在しません。ですのでZ会を受講するのであれば、予備校に通う浪人生も宅浪生も全員高校生と同じコースを選ぶことになります。

 

ただ、実際に宅浪中にZ会の東大コースを受講していた筆者の経験から言えば、Z会は現役生よりも浪人生、特に宅浪生にこそおすすめしたいです。

 

その理由は、授業や課題が多い高校生より、自分のペースで勉強できる浪人生の方がより有効に教材を活用することができるからです。

 

管理人
では、Z会にはどのようなコースがあるのでしょうか。

Z会のコース




まずZ会のコースは本科と専科という2つに分かれています

 

ざっくりいうと本科はそれぞれの科目を一年かけて体系的に勉強するコースで、専科は特定の分野を強化するコースです。両方とも志望校のレベルに合わせた講義が複数あり、自分で教科や内容を選択して受講するシステムになっています。

 

本科のコースでは月に2回、専科では月に1回の添削があります

 

模試以外では人に自分の答案を見てもらう機会のない宅浪生にとっては非常にありがたいですが、料金はどのくらいなのでしょうか。

コース料金




本科の東大コース文系全教科に専科の東大即応演習と共通テスト攻略演習をつけた場合の料金を公式ホームページでシミュレーションしてみると、30万円強という結果になりました。他の国公立大学のコースでも同じような料金になると思います。

 

私立大学向けのコースはそれよりも少し安い20万円程度です。取る科目や共通テスト対策をつけるかなどによって値段が変わってくるため、ぜひ公式HPの料金シミュレーターでチェックしてみてください。

 

以上が浪人生が使えるZ会コースの大まかな内容や料金の説明です。ここからは浪人生がZ会を使うメリットやデメリット、効果的に活用する方法などについてより詳しくお話ししていきます。

 

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浪人・宅浪生がZ会を使うメリット・デメリットは?

自分の答案を添削してもらう機会が増える

まずZ会を利用する第一のメリットは、自分の答案を他人に添削してもらう機会が増えるということです。特に宅浪生は年に数回の模試以外に自分の答案が添削、採点される機会がほとんどありません。

 

先ほども言ったようにZ会コースの本科では月に2回、専科では月に1回の添削が受けられるため、自分の解答を客観的に見たり自分の立ち位置を確認したりする良い機会になります。

 

解説も充実しているので、自分がその問題を解けなかった理由を探したり後から解き直したりする際にも非常に役に立ちます。

コスパが良い

宅浪生に限定した話になってしまいますが、Z会を利用するもう一つのメリットはコスパが比較的良いということです。

 

予備校似通った場合、年間の学費は低めに見積もっても50万を超えてしまいます。ですが先ほどもお話ししたように、Z会の料金は共通テスト対策込みの国公立コースで30万円程度と予備校に通った場合と比べるとかなり安く受講することができます

 

ただ、

学生
授業がある分、多少高くても予備校の方がかえってコスパが高いのではないか?

と思う人もいるかと思います。

 

もちろん基礎が不十分な人には、講義があってある程度学習計画を決めてもらえる予備校の方が向いている場合もあります。しかし、基礎はできているものの演習が足りていないパターンの人は、講義を受けるよりもいかに演習量を増やすかを考えた方が良いです。

 

人によって向き不向きがあるのは当然ですが、筆者個人の考えとしては演習に重点が置かれていてなおかつより安価なZ会の方がコストパフォーマンスが良いと感じます。

 

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予備校生は両立が難しい場合も…

以上の2点がZ会を利用する主なメリットですが、正直な話、予備校生がZ会を利用するメリットは宅浪生に比べて少ないです。

 

予備校に通っている場合は時間的な制約が大きい上に、そもそも高額な予備校代を払っているため経済的な負担も大きくなってしまうからです。

 

予備校に通いながらZ会を利用するのであれば本科+専科をフルで受講するのは大変なので、本科の中から苦手科目だけを選択したり、東大即応演習などの専科のコースを無理のない範囲で受けるのがおすすめです。

 

せっかく予備校に通っているのに両方とも頑張ろうとして無理をしてしまうと、結局どちらも中途半端になってしまうことも考えられます。

 

Z会もやってみたいと思った時はまず、どのくらいなら今の自分に負担なく受講できるだろうかということをじっくり考えてみるのが良いかもしれません。

浪人・宅浪生がZ会を使うのが全然アリな理由とは?



上でお話ししたように、Z会のコースは自分の時間的、経済的な状況に合わせて受講することができます。予備校生と宅浪生でおすすめの使い方は大きく変わってきますが、筆者はどちらの場合にもZ会を受講することで得られるものは非常に大きいと思っています。

 

その理由の一つがZ会の教材の質の高さにあります。添削が丁寧で精度が高いのはもちろん、問題の質や量も自分の志望校のレベルに適しており合格するのに必要な力を培うことができます。また解説も非常に豊富で、後から問題を解き直したりするとき役に立ちます。

 

たまにZ会の問題が難しすぎるという意見を目にしますが、確かに基礎的な力が不十分だと難しいと感じる問題も少なくはありません。ただ、多少の負荷をかけていかないと目標を達成するのは難しいため、諦めずに食らいついていってください。

 

逆に言えば基礎的な部分から不安な分野を発見するチャンスでもあります。予備校に通っている場合は講義で、宅浪の場合は参考書や別の問題集を使ってその部分を重点的に強化することができます。

 

このようにZ会の教材は質が高く単体で十分使える上に、他の教材や講義と組み合わせてより高い学習効果を得ることも可能です。是非自分に合った使い方を模索してみてください。

 

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浪人生でZ会をオススメしたいのはどんな人?

ここでは浪人生の中でも特にZ会をオススメしたい人の特徴をお伝えしていきます。

宅浪生全般

まず、Z会を一番におすすめしたいのは宅浪をしている/考えている人です。何度も言っているように、合格に必要不可欠な演習や添削の機会を増やせるところに大きなメリットがあるからです。

 

また宅浪では一年を通して自分で自分の学習計画を立て、それに従って受験勉強を進める必要があります。教材もそれに合わせて問題集や参考書を選ばなければなりません。自分で一から勉強のスケジュールを立てるのは結構大変です。

 

その点Z会を利用すれば、決まったカリキュラムがあり教材も用意されています。もちろんそれ以外の部分は自分でスケジュールの作成や教材選びをする必要がありますが、Z会を利用することで負担をかなり軽減することができます。

 

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特に苦手な科目がある人

次におすすめしたいのは、予備校に通っている通っていないに関わらず苦手意識の強い科目や分野がある人です。Z会は本科も専科も基本的には科目ごとに選択することができるため、特定の分野を強化したい場合には最適です。

 

筆者が特におすすめしたいのは、英語速読速解や英作文基礎/応用、英語リスニング、古文・漢文といった専科のコースです。苦手な分野だけを重点的に学習することができ、効率よく弱点を克服できます。



浪人・宅浪生がZ会を使う際の効果的な勉強法は?

ここからは筆者が最終的に東大に合格するために実践していたZ会を使った効果的な勉強法をお伝えしていきます。

宅浪生活の軸にする

まずは宅浪生がZ会の本科や専科のコースをフル活用する場合についてです。前にも言ったように、宅浪の場合は自分でスケジュールを立てて受験勉強を進める必要があります。

 

Z会の通信講座では一年を通してカリキュラムに沿った学習が可能です。そのためこれを受験勉強の中心にしてスケジュールを組むことができます。自力で一から学習計画を立てるよりも少し楽になるためおすすめです。

 

しかしZ会のコースを受講しただけでは演習量が足りないため、当然自分で参考書や問題集などの教材を準備して勉強しなければなりません。

 

このように宅浪ではZ会の教材を中心に勉強を進めることが可能です。他の教材と組み合わせて苦手分野を強化したり、添削で自分の得意不得意を把握したり様々なメリットがありますので、是非有効活用してみてください。



苦手分野のみ活用する

次に、苦手な分野のコースのみを活用する場合についてお話しします。

 

この方法は宅浪生でも予備校生でも実践可能です。専科には英語のリスニングや英作文、古文漢文だけを重点的に学べるコースがあり、宅浪生はもちろんのこと時間的な制約の大きい予備校生でも活用することができます。

 

また本科のコースも1,2科目であれば予備校の授業や課題と並行して受講することが十分可能だと思います。また本科と専科をフルで受講してさらに予備校に通うとかなりのお金がかかってしまいますが、苦手分野に限定すれば金銭的な負担も軽くなり、おすすめです。



過去問添削のみ活用する

最後に過去問添削のみ活用する方法についてお話しします。主に東大と京大を志望している受験生向けに「過去問添削 東大・京大シリーズ」という専科のコースがあります。これは各大学の過去問5年分を解いて添削してもらうというものです。

 

宅浪生はもちろんのこと予備校に通っている場合にも無理なくこなせるおすすめのコースです。過去問は赤本などで自分で解く人も多いと思いますが、自分で採点すると採点基準が曖昧で点数の信憑生が低くなってしまいます。その点この過去問添削は、精度の高い採点と細かい添削指導が受けられるというメリットがあります。

 

人によって色々な使い道があるとは思いますが、秋頃〜入試直前までこの5年分を取っておいて、本番と同じスケジュールで1年ずつ解いて提出するのがおすすめです。期間を少しずつ開けることで成績がどのくらい伸びているのか、どうすればより合格に近づけるのかなどを知ることができます。

 

また模試を受けた時のような詳しい成績表も返ってくるため、どの分野をもう少し頑張れば良いのかといった細かい部分を見直すのにも適しています。



浪人・宅浪生とZ会に関してよくある質問

浪人生・宅浪生とZ会に関する内容は基本的には以上となります。

 

ここから先は浪人生・宅浪生のZ会使用に関してよくある質問にQ&A形式でお答えしていきます。

浪人・宅浪生がZ会を使う場合は教室通いですか?映像ですか?

Z会の通信講座は基本的には自宅での学習が中心です。教材が家に毎月ないしそれ以上のペースで郵送されてくるので、それを解いて解答を郵送で提出するという流れになっています。

 

東京や大阪などにはZ会の教室もありますが、この記事でご紹介したコースは全て自宅で受講する形式になっています。

 

ただ、Z会には通信講座以外にも映像コースというものもあります。添削コースとは別に申し込む必要があり、内容も違うものになっています。講義形式の映像が見たい人や問題の解説を映像で見たい人はこちらを活用してみても良いかもしれません。

 

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映像ならスタディサプリとZ会どっちの方がオススメですか?

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受験対策の映像授業だとスタディサプリも有名ですが、Z会の映像授業とどちらが良いのでしょうか。料金や内容などを比較してみたいと思います。

 

まず料金についてですが、結論から言うとスタディサプリの方がかなり安いです。スタディサプリの基本料金は月額2千円程度で映像授業が見放題、オプションの「合格特訓コース」をつけても月額約1万3千円です。それに対してZ会は1科目あたり年間約15万円、「サポートコース」に加入で月額約1万2千円が追加でかかります。そのためコスパの面ではスタディサプリに軍配が上がります。

 

内容を比較してみると両者とも全ての科目を網羅的に取り扱っており、映像授業も充実しています。ただし東大や京大、早慶のような最難関校向けの教材はZ会の方がより豊富です。そのため最難関の大学を志望する浪人生にはZ会の映像コースの方が圧倒的におすすめです。

 

以上の点から筆者がおすすめしたいのはZ会の映像コースです。確かに料金はスタディサプリに比べると高いですが、必要な科目だけを選んで受講すれば料金を抑えることも可能です。東大や京大、難関私立などを受験する人で映像授業の受講を考えているのであれば、それに特化した授業の充実したZ会の映像コースがより適していると言えるでしょう。

 

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