【進研模試】国語の勉強法や得点のコツを東大生が解説!おすすめ参考書も

学生
進研模試の国語ってどんな感じ?勉強法とかある?

 

管理人
東大生がわかりやすく解説してくれるよ

 

難易度が低いことで有名な進研模試ですが、国語はなかなか一筋縄ではいきません

 

回によっては高得点どころか平均点も怪しいという学生が多いです。何を隠そうこの記事を書いている筆者も、高1までは進研模試の国語で全然点数が来なくて勉強法に悩んでいた時期がありました。

 

しかし、記事の後半でお伝えする勉強法を実践し始めてからは、国語で安定して得点が取れるようになりました。

 

この記事では、そんな国語弱者だった筆者が進研模試の国語で安定して得点できるようになった方法を解説したいと思います。

 

■この記事の信頼性
・現役東大生ライターが執筆
・高校時代は進研模試を定期的に受験
・進研模試では安定して偏差値70台を超えていた

進研模試国語の基本情報

進研模試国語のコツや勉強法をお伝えする前に、まずは簡単に進研模試国語の基本情報からおさらいしましょう。

問題構成

進研模試国語の問題構成は、筆者が受験していた頃は

⑴現代文ー評論
⑵現代文ー小説
⑶古文
⑷選択問題(漢文)
⑸選択問題(古文)
⑹選択問題(古典の理解)

で⑷〜⑹の選択問題はいずれか1つを選択していました。

 

時期や学年によって選択問題が⑷と⑸の2つだけの時もありますが、いずれにせよ国立勢は⑷の漢文を選択して回答します。

 

私立勢でも漢文を使う人は⑷を選択しますが、使わないという方は⑸の古文を2題目として再び選択します。

 

時間

進研模試国語の時間は高1が60分、高2が80分です。

 

また、回によっては90分だったり100分だったりするようでバラバラです。

 

ですので、この記事の情報を鵜呑みにしないで、本番にしっかり時間を確認しましょう。

難易度

進研模試国語の難易度はやや難しいというレベルだと思います。

 

進学校に通っていた筆者も8割を得点したことはあまりなく、周りの高校同期も似たような状況でした。

 

知識問題は簡単な部類に入りますが、記述問題は意外と侮ってはいけない難易度だと思います。

 

配点

進研模試国語の配点は回や学年によって100点の時と200点の時があります。

 

そのため、以下ではわかりやすく対策法を説明するために、点数で説明せずに「7割を目指そう」など割合で表現していきます。

平均点

進研模試の科目別平均点に関してはこちらの記事をご覧ください。

 

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試験範囲

進研模試国語の範囲をこちらの記事で科目別にまとめているので、ちゃんと準備して模試に臨みたい人はご覧ください。

 

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進研模試国語の傾向

さて、進研模試国語の基本情報をおさらいできたところで、以下では進研模試国語の傾向について重点的にお話していこうと思います。

 

評論・小説・古文・漢文の順に解説していきましょう。

 

「傾向」と言っておきながら、模試や入試の国語にはほとんど傾向らしきものはありません。ですので、以下では勉強法だけ見ておきましょう。

評論の傾向

進研模試国語の第一問である現代文(評論)では、科学・言語・経済・民主主義・文化・近代など幅広いテーマから出題がなされます。

 

文章自体の難易度は他の模試や入試とあまり大差ない傾向にあると思います。特定のテーマが出やすいといった傾向はないため、幅広いテーマの文章を常日頃から読んでおく習慣が求められます。

 

理想は本屋の新書コーナーにいってそれらしき本を読み漁ることですが、なかなかそこまで意識の高い学生はいないと思うので、読者のみなさんは記事の下の方でオススメする現代文問題集を買って「文章を精読して問題を丁寧に解く」という練習を定期的にするのが良いでしょう。

 

小説の傾向

進研模試の小説は毎回バラバラの物語で傾向とかは特に見られません。

 

進研模試に限らず国語の小説問題は「こういう場合はこうでしょ」と常識に従って解くと大きく外れることがよくありますので、評論と同様に文章から読み取れることを論理的に回答するようにしてください

 

管理人
小説が苦手な人ほど感覚で解こうとするのですが、その感覚が正しいとも限りません。

 

あくまでも根拠は文章中にあるので、そこから分かることと最低限の常識で解くようにすると大失点は絶対に防げると思います。

 

古文の傾向

進研模試国語の古文についても傾向は特にありません。さまざまな文学作品から出題されますので、学校の授業で扱った作品は成立年代とジャンル、内容は言えるようにしておきましょう。

 

古文の勉強法に関しては、先述の通り学校の授業をちゃんと聞いてください。あと毎回の単語テストや文法チェックで9割を目指してください。

 

管理人
たまに張り切って塾予備校に通ってまで古文の勉強をしようとする人がいるのですが、お金の無駄なのでやめましょう。

 

繰り返しますが、古文は学校の授業と単語・文法の勉強だけで十分です。塾に行くのなら英語や数学に時間とお金を投資するのが賢明です。

 

漢文の傾向

進研模試の漢文にも傾向はありません。

 

漢文は句法をきちんと覚えることです。句法さえ覚えればあとは日本人というアドバンテージを活かして解けます。

 

進研模試の漢文の難易度はそこまで高くないので基本問題で落とさなければ得点源となるでしょう。

 

進研模試国語を実際に解く上でのコツ

ここでは、進研模試の国語を特にあたってのコツを全般的に解説します。

時間配分に気をつける

まず、時間配分に気をつけましょう。

 

どの大問に何分かけるかしっかり設定して、実際に解く際にはその時間配分をしっかり守りましょう

 

模試の国語あるあるなのですが、どの大問も5分ずつオーバーして残りの1問が全然解けなかったという事態は避けたいです。

 

これを避けるためのコツは選択肢問題に時間をかけすぎないことでしょう。だいたい2択までには絞れると思うので、順調じゃないなと焦ってきたらその選択肢は2択のうち直感的に正しそうな方を選んで、あとで見直す際に吟味して正解を決めましょう。

 

どの大問も時間通りに解いて最後に見直し5〜10分とかあると、迷った選択肢の吟味に時間を割けると思います。

 

記述は必要なことを端的に答える

進研模試で安定して得点するためのコツは、記述問題で必要な要素を端的に答えることです。

 

記述問題は字数が限られています。冗長な文章を書くとあっという間に回答欄が埋まってしまいますし、それは他の加点要素をなくすことになりますのでもったいないです。

 

進研模試の国語ではそこまで複雑な論の組み立ては求められていないはずですので、加点要素っぽい箇所を3〜4箇所過不足なくつなぎ合わせる解答を置いてきてください。

 

絶対に空欄は避ける

そして進研模試に限らず全ての国語の問題で絶対にやらないでほしいのが、記述問題を空欄で提出することです。

 

なんでもいいのでとにかく何かしらの回答を書き残してきてください。

 

「なぜか」「どういうことか」問題も、端的に10文字くらいで「〜だから」「ということ」と答えるだけでもうまくいったら2〜4点くらいはくるかもしれません。

 

進研模試はレベルの低い受験者層が多いので、国語の回答欄が空欄なんてことはしょっちゅうだと思います。そんな中少しでも自分で考えて回答を書けば加点される可能性はなきにしもあらずです。

 

最後まで諦めないでください。

 

進研模試国語におすすめの参考書・問題集

ここでは進研模試の国語におすすめの参考書や問題集を現代文・古文の順に紹介します。

 

漢文は学校で配られた句法集をひたすら眺めて学校の授業で扱った作品をひたすら読み込んでください。進研模試の漢文ごときは問題集を買ってガツガツ演習すべきではありません。

ちくま評論選

こちらはその名の通り高校生向けの現代文重要テーマ厳選本です。

 

問題集というよりかは、高校生が最低限読んでおくべき重要現代文テーマを厳選した良質な文章の紹介という形で構成されています。筆者の記憶だと、毎回数問なぜか問題やどういうことか問題があって、記述のいい練習となったのを覚えています。

 

こうした重要テーマの厳選書から、自分の興味あるテーマを見つけ、本屋に行って実際に本を買ってみるのが理想的な現代文の勉強だと言えます。

古文上達基礎編

こちらを1冊もっておけば、それだけで進研模試の古文は当然のこと、東大をはじめとした難関大入試の対応も可能だと思います。(単語をきちんとやっているという前提)

 

古文上達の応用編もあるのですが、正直ク○でしたので買わなくていいです。作者、おそらく基礎編をつくるのにエネルギーを使い果たしてしまったらしく、応用編は文章も短く難問鬼門だらけでとてもオススメできません(基礎編愛用者としては残念で仕方ない…)

進研模試の国語の過去問

進研模試対策に最適なものは上で紹介したものもそうですが、やはりなんといっても進研模試の過去問ですよね。

 

進研模試の国語の過去問を入手して1回自分で解いてみてどんな感じなのかを体験してみましょう。

 

管理人
入手方法はこちらの記事で解説しています。

 

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進研模試国語でよくある質問

進研模試の国語に関しては以上となります。

 

ここでは最後に進研模試の国語に関してよくある質問にお答えしていきます。

 

進研模試の国語で偏差値60ってどうよ?

進研模試の偏差値に関してはこちらの記事で解説しているのでご覧ください。

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進研模試の国語の漢字はどうする?

進研模試に限らず、大学受験の漢字はこちらの本がおすすめです。

 

 

筆者は基本的にこれ1冊で東大の漢字問題まで対応できていたのでおすすめの1冊となります。

進研模試の国語って質の悪い悪問が多い気が…?

筆者は東進の東大特進で林修先生の生ライブ授業を受けていたのですが、彼に言わせると世の中の模試の国語は問題がク○らしいです。

 

管理人
「何でそんなところに傍線引くのか訳がわからない」とか言ってましたね

 

特に、東大受験生にはセンター国語と東大国語の過去問以外とかなくていいと口すっぱく言っていました。

 

東大や京大などの難関大を目指す方には相性が合わないこともあるのかもしれませんね。

 

進研模試の国語前日って何しとけばいい?

進研模試の国語に限らず、模試や定期テストの国語は前日に何かして変わるものではありません。

 

あきらて他教科の暗記系をやりましょう。

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