この記事では、進研模試数学の難易度や平均点などの基本情報から、高得点のコツ・対策法、おすすめ問題集まで、東大生が網羅的に解説していきます。
ここに書かれていることをしっかり実践して進研模試数学に臨めば、数学が苦手な人でも平均点以上、得意な人は高得点を狙えることでしょう。
進研模試数学の基本情報
進研模試数学の高得点のコツや対策法をお伝えする前に、ここでは最初に難易度や試験時間等の基本情報を確認します。
難易度
回によっては難しい時もありますが、進研模試自体比較的簡単な模試なので、基礎門をしっかりとっていれば平均点はおろか高偏差値を叩き出せるのではないでしょうか。
問題数
そのため、選択の如何を問わず全員が大問を5つ解くことになります。
範囲
進研模試数学の範囲は学年や回によってバラバラなので、こちらの記事を見て各自確認してください。
時間
平均点
進研模試数学や他の科目の平均点はこちらの記事にまとまっています。
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進研模試数学における高得点のコツ
進研模試数学の基本情報が確認できたところで、ここからは数学で高得点をとるコツについてお伝えしていきます。
小問集合で落とさない
進研模試で高得点を狙う際に大事になってくるのは、難易度の低い小問集合を落とさないことです。
進研模試の受験者層はかなりレベルが低く、数学の小問集合はそんな彼ら彼女らの救済措置的な問題となっています。
ここで落としてしまうと高得点は絶望的になるので、小問集合は絶対に死守してください。
途中式をしっかり書く
進研模試はマーク模試以外記述式のはずです。
数学は大問でがっつり記述問題が出ます。初めて受ける人は記述欄のデカさにびっくりしてしまうかもしれません。
進研模試数学で高得点をとるには、大問が解けなくてもわかる部分は記述をしっかり書くことが大切です。
筆者も進研模試の数学で完答できなかったことがしばしばありましたが、毎回書けるところまでは記述をしっかり書き残しておきました。
大抵の場合、採点者はしっかり部分点をくれていたので、最終的な答えは間違っていたのに満点の6〜8割点をもらえたことがよくありましたよ。
繰り返しますが、入試本番は当然のこと、普段の模試でもわからなくても記述をしっかり残す癖をつけておくようにしましょう。
選択問題は解けそうな方を解く
進研模試の数学で高得点を狙う最後の方法は、選択肢問題は解けそうな問題を選択するということです。
学校によっては最初から選択すべき問題が決まっている場合がありますが、そうでない場合でかつ既習範囲の問題が3つ以上ある場合は、得意不得意関係なく、その時に一番得点しやすい問題を選択してください。
理想は得意な分野の選択肢問題を解くことですが、得意であっても試験本番でめちゃめちゃ難しい時もあります。そういった時に「いや、できるはず」と時間を溶かしてしまうのが一番もったいないです。
実際に筆者も、得意だった選択問題が調子悪くてできないときに、習ったけど苦手な大問を解いてより多くの点をもらえたことがあったので、この戦略は実戦に活きてきます。
進研模試数学の傾向と対策法
進研模試の数学は基本的なことしか問いません。
そのため、特別な対策法は必要なく、以下に上げる2つの対策をしっかり行なっていれば7割型の問題は解けるはずです。
教科書を見て公式を覚える
進研模試は基本的なことしか問いませんので、公式を忘れたらどんなに簡単な問題でも落としてしまい、他の受験生と大きな差がついてしまいます。
模試や入試で大切なのは、解けない問題よりも必ず解ける問題を落とさないことですから、教科書で出てきた公式等は進研模試数学の直前までしっかり確認しておくのがよいでしょう。
国公立志望の学生は公式を覚えるだけではなく導出方法まで理解しておくと十分な対策と言えます(進研模試では絶対出ないけど)
授業や演習で間違えた問題をもう一度解いておく
進研模試の数学を受ける前にやっておく対策は、学校等の授業で間違った問題や自宅学習の際演習して間違えた問題をまとめノートか何かにメモしておいて復習することです。
学生で、結局まとめノートって無駄なの? 管理人今日は「まとめノート無駄論争」に終止符を打ちますよ 結論から言うと、まとめノートはきちんと使用すれば決して無駄では[…]
数学に限らず、人間、一度間違えた問題はまた間違えやすいです。筆者も何回もありました。
過去に間違えてしまった問題をまた落とすことほどもったいないことはありません。「これやったのに」と後悔しないように入念な復習をこころがけましょう。
進研模試数学におすすめの問題集
ここでは最後に進研模試数学対策にぴったりな問題集をおすすめして紹介します。
基本的には学校の問題集で事足りますが、中には薄っぺらい問題集しか配られなくて演習不足の学生もいますので、これ1冊で大学入試まで対応可能というものを厳選して紹介します。
青チャート
チャート式は色々な種類がありますが、青チャをやっておけばほとんどの模試には対応できるでしょう。
学校の授業の演習にも使えますので、進研模試前だけでなく普段の勉強に使うと良いです。
FocusGold
こちらは筆者が高校時代愛用していた問題集です。
上のチャート式と大きく異なるのは、種類が1種類しかなくて集中して取り組めることでしょう。
筆者はこの問題集を信頼しきって東大合格までたどり着きました。デザインも洗練されていてかっこいいので激推しです。
一対一対応
という方には「一対一対応」をおすすめします。
問題は少々難しめですので、学校等で配られた基礎問がしっかりできるようになってから取り組むと良いでしょう。
基礎問題精講
おすすめする順番を間違えた気がしますが、一対一対応はたぶん難しいので、こっちがおすすめですね。
これをしっかりやり込めば進研模試の基礎問で落とすことはまずなくなるでしょう。
ボリュームもちょうどよく、普段の学習にも使えるので進研模試の数学対策はこちらがいいのではないでしょうか。
進研模試の数学に関してよくある質問
進研模試の数学に関しては基本的に以上となります。
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進研模試で偏差値60を叩き出すための勉強法などはこちらの記事で解説しております↓
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