【進研模試】世界史の勉強法とオススメ参考書・問題集を東大生が解説

学生
進研模試の世界史ってどう勉強して対策する?おすすめの参考書とかある?

 

管理人
進研模試を受験していた現役東大生が解説してくれるよ

 

この記事では進研模試の世界史について得点のコツや勉強法に加えて、おすすめ参考書・問題集を網羅的に解説していきます。

 

進研模試の世界史対策をどうしていいか分からない人はぜひ勉強の参考にしてください。

 

■この記事の信頼性
・現役東大生ライターが執筆
・高校時代は定期的に進研模試を受験
・世界史で学年1位を複数回達成した経験がある

進研模試世界史の基本情報

ここでは最初に進研模試の世界史に関する基本情報を確認していきます。

問題構成

進研模試世界史の問題構成は学年や受験する時期によって変わります。

 

高2は以下のような感じの選択問題になっていることが多いです。

・古代から先に学習した人→大問1〜4
・近現代から先に学習した人→大問1と4・5・6

 

また、時期によってはもっと具体的に、

・19世紀のヨーロッパまで学習している人→大問1・3・4・5
・17・18世紀のヨーロッパ・アジア諸国の繁栄まで学習している人→大問1〜3・5

という選択指示が出される場合もあります。

 

学年や回ごとによって大きく異なるので必ず毎回の受験時に選択問題を確認するようにしましょう。

難易度

進研模試世界史の難易度はやや簡単です。

 

世界史という科目自体がそうなのですが、広く浅く勉強していれば7割以上の得点は簡単にできます。

 

一問一答などで問われる歴史用語も極めて重要な基本単語ばかりですので、基本をしっかり押さえていれば難易度は簡単に感じるはずでしょう。

形式

進研模試の世界史の問題構成は、大きく分けて以下の2通りです。

・文章問題
・史料問題

文章問題では、ある地域または時代の世界史について10行程度の文章の中から空欄問題や傍線問題、一問一答問題が出題されます。

 

一方の史料問題では、世界史の史料を日本語訳したもの(だいたい初見)に関して、習った範囲で解ける問題が出題されます。

 

例えば以下のような問題です。

次の史料はアレクシオス1世(在位1081年〜1118)の娘アンチョコムネナが著した『アレクシオス伝』の一部である。史料中の「フランク人軍勢」がアレクシオス1世の治世に起こした出来事について述べた文として正しいものを、下の①〜④のうちから一つ選べ。

彼(アレクシオス1世)は、無数のフランク人軍勢が近づいているという話を聞いた。・・・彼は・・・万が一の場合は戦えるようにあらゆる準備をしていた。実際に生じたのはうわさよりも・・・兵士とともに、真砂よりも星よりも多い武装していない群衆が、・・・肩に十字をつけてやってきた。故郷を捨てた女や子どももいた。

① トゥール・ポワティエ間の戦いでイスラーム軍に勝利した。
② ラヴェンナ地方を奪って、教皇に寄進した。
③ イェルサレムを奪回して、イェルサレム王国を建てた。
④ コンスタンチノープルにラテン帝国を建てた。

 

日本史とは異なり、世界史の史料問題はほとんどが初見のものになると思いますが、資料は全て日本語なので既習範囲の知識で十分に解けます

 

上の①〜④の選択肢を見る限りどれも学習範囲内の知識で対応できそうですので、史料問題がでたからといって慌てる必要はありません。

平均点

進研模試の科目別平均点に関してはこちらの記事にまとめているので興味のある方はご覧ください。

 

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進研模試世界史の試験範囲

こちらの記事で学年別・月別にまとめています↓

 

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進研模試世界史のコツと勉強法

ここでは本題である「進研模試の世界史を解く上でのコツ」とそのための勉強法を解説していきます。

進研模試世界史のコツ

進研模試の世界史では傍線問題の中で「時代順に並び替えろ」というような並び替え問題が必ずと言っていいほど出題されます。

 

日本史だったら同時代の出来事順に出されることが多いのですが、世界史の場合は異なる地域の出来事が出されるので、タテの視点は当然のこと、ヨコの視点が非常に重要になってきます。

 

この並び替え問題をいかに正答していくかが高得点のコツだと思います。

進研模試世界史の勉強法

時代順の並び替え問題に対応できるようになるには、まずはタテの世界史を抑えることが重要となってきます。

 

つまりは最低限の年号や世紀を覚えることから始まります。

 

高校で文系を選択した、それも歴史科目である世界史を選択した皆さんは当然に年号暗記が得意なことでしょうからこの点は問題ないかと思います(煽り)。

 

ただ、中にはどうしても年号暗記だけ無理という方もいるかと思うのでそうした方は下で紹介する年号暗記にぴったりな参考書を別途購入するのが良いでしょう。

 

タテの視点はできたとして、次はヨコの視点です。世界史では後者が圧倒的に重要となってきます。

 

ヨコの視点を身につけるには資料集を活用した勉強がおすすめです。

 

具体的には、資料集の「〇〇世紀のイスラーム」みたいな世界地図を繰り返し見ることと、ある地域を勉強している時に「この時代ヨーロッパってどうなってるっけ?」と同時代の他地域にも気を配ることが大事です。

 

世界史はカリキュラム上次々と他の地域を勉強していくので、最初に学んだことが古くて後に学んだことが新しいように錯覚してしまいます。

 

勉強していて少しでも「あれ、この時代って・・・」となったら同時代の世界情勢を振り返ってみることがヨコの視点を身につける上で非常に重要になってきます。

進研模試世界史におすすめの参考書・問題集

ここでは上で紹介したコツや勉強法の役に立つおすすめ参考書・問題集を紹介していきます。

ヨコから見る世界史

 

こちらの参考書はまさに上でお話したヨコからの視点を身につけるのに最適な1冊です。

 

斎藤先生は筆者が東進に通っていた時にお世話になった先生で引き出しの多い雑談が非常に面白い先生です。

 

学校で配られた教科書でタテの整理をし、この参考書でヨコの関係も抑えることで完璧な世界史受験生に成長できます。

タテ×ヨコから見る世界史問題集

 

教科書でタテの視点を「ヨコから見る世界史」でヨコの視点を身につけたあとは早速アウトプットをして、どれくらい自分が世界史を理解しているか試してみてください。

 

こちらの参考書も先ほどと同じ著者ですので、インプットとアウトプットに最適な組み合わせとなります。

世界史年代ワンフレーズ

 

こちらはタテの視点を身につける上で必須となってくる年号・年代暗記の補助教材です。

 

年号暗記が苦手な学生でも難なく覚えることができるよう工夫がされています。筆者が以前インタビューした東大生が受験生時代使っていたので、せっかくですからオススメしてみました。

進研模試世界史の過去問入手方法と活用の仕方

進研模試の過去問についてはこちらの記事にまとめて書いてありますから、興味のある方はご覧ください。

 

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